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【評価/レビュー】 Ryse : Son of Rome (ライズ: サン オブ ローマ)

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どうもー、Peterです!

 

本日はXbox oneのローンチタイトルであるライズ: サン オブ ローマをご紹介しよう。

めっちゃ今更だけど当時はブログやってなかったし、久々にプレイしてみたら面白くって是非この名作を少しでも世に広めたくってさ。

 

なんか昔はメタスコアが低いとか叩かれてた記憶があるけど、STEAMレビューでは約22000件の投稿で非常に好評となってるね。

やっぱ名作なんじゃん!

 

 

あ、世に広めたいと言いつつももう古いゲームなんでいっか、と思いっきりネタバレしているので気にされる方は注意されたし。

 

 

オススメ度:★★★★★

 

 

 

 

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概要

2013年11月発売。パソコンほか、Xbox oneで本体と同時にリリースされたいわゆるローンチタイトルである。

ただし日本ではone自体が遅れて2014年の9月に販売開始となっているため、本作の国内版発売日もそちらに合わせられている。

 

西暦60年頃の古代ローマ帝国が舞台。
プレイヤーはローマ軍団兵の一人である主人公・マリウスとなって戦いに身を投じるアクションアドベンチャーだ。

暴君として知られるネロやブリタニアの女王・ブーディカなど実在する人物は登場するもののストーリーは史実を再現したものではなく、同時代を元にした創作物となっている。

 

なお、Xbox版は音声、字幕とも日本語にローカライズされているが、STEAM版は日本語未対応とのこと。

MODで日本語化できるらしいが、STEAM版の購入を考えている場合はご注意を。

ま、ストアページにも書かれてるけどね!

 

 

 

 

これぞ正しき  “ムービーゲー” !!

ムービーゲーとは、見ているだけで操作できない時間が非常に長いゲームなどを揶揄する言葉として、主に蔑称として使われている。

 

しかし本作はストーリーも戦闘アクションも演出にかなり力が入っており、正に自分で主人公を操作できる映画のようだった。

蔑称として用いる方のムービーゲーとは異なり、見ているだけの時間が長いわけでもなく、ダレることがない。

無駄がなくよくまとめられており、各シーンの中身が濃いとでも言えばいいのだろうか。

 

 

 

 

戦場の臨場感は抜群で圧倒される。

矢やカタパルトによる投石、怒号が飛び交うステージがあるかと思えば、”壁の向こう”と呼ばれる未開の地を手探りで探索する不気味な静けさ漂う森など、数こそ少ないものの個性の強いステージが揃っている。

 

 

戦闘アクションもよく出来ている。
攻撃、パリィ、崩しなどを駆使して戦うシステムはさながら古代ローマの剣闘士のよう。

僕はプレイしたことがないが、バットマンシリーズに近いシステムらしい。

 

 

特定の条件下で発動できる処刑システムが秀逸で、

 

正方形の盾で顔面だか首筋だか殴るのって地味にエグイよね。

 

これはみんな大嫌い!でおなじみのQTE! なんだけど

敵にトドメを刺す連続攻撃なのだが使用するボタンは2つだけで、剣による攻撃はXボタン殴ったりと打撃による攻撃はYボタンと決まっているので、予備動作などから直感的に分かりやすい。

 

完全に相手の息の根を止めることに徹した残酷さがあるが、激しくも流れるような一連の動作はどこか美しくもある。

種類も豊富で壁際や崖端など地形によっても変わるので見ていて飽きないのも良いね。

 

効果的にスローモーションを取り入れたり、よそのQTEと違って使用ボタンが表示されるのではなく、対応したボタンの色に敵の身体がうっすら光るだけ、というのも視覚的に没入感を高めてくれる。

映画のようなゲームだけにこのボタンを押せ! と言わんばかりにデカデカと使用ボタンが表示されると、興覚めしそうだもんね。

 

入力をミスっても取得経験値が減るなど軽微なペナルティはあるものの、処刑そのものが失敗することはないのでアクションが苦手な人にも親切な設計。

嫌われがちなQTEを上手くストレスを感じない、どころか爽快感のある仕様に落とし込んでいる。

 

 

 

 

 

小隊を指揮しながら進むシーンも。

密集隊形で盾を構えて矢の雨をやり過ごすなどこちらも大迫力。

 

 

 

多分無規制? グロが苦手な人は要注意かも

処刑アクションでは敵の手や足を切断する演出がしばしば入る。
断面はバッチリ骨まで見えるのでグロいのがダメな人にはきついかもしれない。

殺した相手の首を掲げるシーンもあるしね。

※こちらはイベントシーンのみで処刑システムでは首が飛ぶことはない。
 あと相手がクソ野郎なのでプレイした人の多くはスカっとしたはず。

 

一カ所だけ、もしかしたら規制入ってるかも? というシーンはある。

終盤、皇族が半裸の美女を侍らせて乱痴気騒ぎをしているシーンが流れるのだが、女性の胸の見えちゃいけない部分の隠し方がちょっと不自然な気がしないでもないので、もしかしたら海外版は丸出しなのかもしれない。

 

大体Xbox oneやPS4に移行した辺りからグロ関連の規制は大幅に緩まったけど、エロ関連は2021年に至る現在も相変わらず厳しいみたいだね。

 

 

 

 

ストーリーがすごく良かった!

本作を正しきムービーゲーと主張するもう1つの理由として、映画を観ているかのようなストーリーを挙げたい。

もう古いゲームなので今更ご新規さんもいないだろうということでネタバレしながら流れを紹介しちゃおう。

 

 

ある日、突如として属国であるはずのブリタニアの蛮族がローマを襲撃、主人公であるマリウスの家族は無惨にも殺されてしまう。

激しい復讐の念に囚われた彼は家族のため、そして愛する祖国のために戦場へ身を投じ、蛮族との戦いで華々しい戦果を挙げ続けていくのだが・・・

 

 

戦っていく中でやがて彼は真実を知ってしまう。

捕虜にした蛮族の王・オズワルドからは、ローマ市民と同等の扱いをして欲しいだけなのだという言葉を耳にし、そもそも彼らが侵攻してきたのはローマ帝国の圧政による、非道な仕打ちが発端だったことを。

 

公平な扱いを条件に降伏、和平を結ぶがオズワルドはその調印式の場で、代表として出席した皇帝ネロの息子の手により騙し討ちに殺害されてしまう。

そう、自分の家族も罪なきローマ市民たちも蛮族ではなく、祖国の、自分が仕える皇族たちに殺されたも同然だったのだ。

殺すべき仇は奴らだったのだとマリウスは確信する。

 

 

当然のごとく王を殺された蛮族たちはもう止まらない。
娘のブーディカが後継者となりローマ帝国とは全面戦争状態となる。

続く戦乱、そして暴政にヨって国力は急速に低下。
市中は飢餓に苦しむ住民で溢れ返り、悪政を批判する者は見せしめに殺され、近衛兵が街中で堂々と女性に乱暴をするなど法や秩序も機能しなくなり始めていたが、皇族は放蕩三昧だ。

 

内部から崩壊しかかっていた帝国へ、ブーディカが1000の部族を集めた雲霞のごとき大軍で攻めよせてくる。

 

 

百人隊長から将軍へとなっていたマリウスは・・・ブーディカに同情の念を持ちつつもローマを守るために、圧倒的な兵力差がありながらも敢然と立ち向かう。

祖国に対する愛情は潰えていない。自身が仕えるネロは殺すべき人間だが、彼にとってローマは変わらず愛し、守るべき自分の故郷なのだ。

 

最早ローマは陥落寸前。退却を進言する兵を叱咤するマリウス。
ただの精神論ではなく、この時の彼には危険な賭けではあるが、勝利への道筋が見えていた。

 

 

ストーリーモードの冒頭がクライマックスシーンで、マリウスの人生を振り返るという見せ方でゲームを進め、最終ステージで再びオープニングの場面に繋がる。

しばしば見られる演出法ではあるが、苦悩や葛藤を経て復讐鬼に至るまでの経緯を描くなど、主人公の魅力を存分に引き出した後に、このシーンへ繋がるのは非常に感慨深く、このゲームでは特に効果的に用いられているように思う。

 

 

蛮族との激戦の中、敵総大将ブーディカを討ったことで戦は一区切りつくこととなる。

敵軍はまだ総大将の死を知らず戦い続けている者が多いが、直に撤退を始めるだろう。

まだ混乱冷めやらぬ中、警護が手薄となったネロにマリウスは近づく。
そう、ついに為すべきことを為す時が来たのだ。

 

 

 

 

 

上の画像の言葉通り、ネロは史実でも自らの刃=自害で亡くなっている。

 “自らの刃で散る” という表現をこうやって見せるか! と、その結末にも驚き。

 

最後まで映像も物語も存分に魅せてくれ、興奮させてくれるゲームだった。

 

 

マリウスはもちろん、物語を彩るキャラクターたちも魅力的だったね!
清々しいまでのクズっぷりを見せつけてくれる皇族連中、高潔な蛮王・オズワルド、運命に翻弄されるブーディカ、上司である軍団長ヴィタリオン・・・。

皆良いキャラだった。

 

 

特にヴィタリオンは作中随一とも言える高潔かつ清廉な人物で、彼もまた祖国を愛すると同時にその腐敗を嘆いてもいた。

マリウスが復讐鬼になれど決して闇落ちはしなかったのは、ヴィタリオンという良き理解者がいたからなのだと思う。

 

「手柄を独り占めにはさせんぞ。」

この言葉の意味を即座に理解し、無言で熱い握手を交わす2人。
終盤の名シーンなのだが、マリウスの代わりに死地へ突撃してゆく彼の姿は涙なしには見られない。

言葉なくとも通じ合うという友情もまた、使い古された演出ではあるのだがこのゲームはやはり見せ方が上手い。

 

 

 

 

 

余談:ネロおよびブーディカについて

彫刻では若いイケメンだが、このゲームでは腹がヤバいだらしない体型もあってか、無能という単語を擬人化したような風貌になっている笑

享年30歳らしいので、実際はこんなお爺ちゃんになる歳までは生きていなかったようだが。

 

一応擁護しておくとネロ自身は決して無能ではなく、即位から最初の5年は優秀な補佐役の指導もあって善政を敷く名君だったという。

母との確執による血みどろの政争を経験しており、彼を取り巻く環境が人間不信にさせ、優秀な若者を豹変させてしまったのでは、と思えるエピソードがいくつか残っていることを考えると、実は気の毒な人物だったのかもしれない。

 

んー、不勉強なんだけど諸々の話を見ていると母親をはじめ、彼を傀儡にしたがる人物が多かったように感じるな。

帝位に就いているネロとしてはそういった政敵は排除せざるを得ないわけだし、ローマ大火の犯人が彼だという話は眉唾ものだ。

火災後の復興に関する逸話を見ても暴君のそれだとは思えないし、確かに苛烈な一面はあったのかもしれないが必要以上に貶められているのではないかという印象を受けるね。

 

 

 

次にブーディカに関する話だ。

前段で不勉強と言ったように、僕は古代ローマの甲冑や建築様式などは好きだが、歴史ものとしてはまったくと言っていいほど知らない。

本記事を書くにあたって色々調べごとをして勉強しながら書いているので、ネロに関する部分もそうだが間違っている箇所があったらごめんよ!

 

 

史実ではブーディカが大軍で反旗を翻したのは事実のようだが、最初こそ連戦連勝、破竹の勢いで進軍を続けていたものの
実際はローマ市内に攻め入ることではできずワトリング街道の戦いで敗戦し、破滅を迎えている。

当時最先端であったローマ軍に比べ装備品や兵器が貧弱だったことに加え、寄せ集めの反乱軍に対してローマは専業兵で練度にも圧倒的な差があったことなどから、寡兵を相手に大敗を喫してしまったらしい。

 

そして彼女は戦死したわけではなく服毒自殺、もしくは心労からか病死したと伝えられている。

※1万(ローマ軍)対 23万(反乱軍)の戦いでローマ軍の策が功を奏したとはいえ
 ローマ側の死者数が400、反乱軍側は8万というのはさすがに誇張されていると思うのだが・・・。
 いずれにせよ壊滅的な打撃を受けてk改葬し、その後ブーディカも亡くなったのは間違いないようだ。

 

 

また、THE・蛮族といった服装ではなく綺麗な装飾品の好きなオシャレさんで
戦時にはゾウにまたがって戦っていたのではなく、戦車上から指揮していたという。

そもそもブーディカは確かに辺境の部族も率いたが、彼女自身は貴族の一人である。

 

 

このゲームとはまた違った形ではあるが、波乱に満ちた生涯を送った悲劇的な人物なので、興味を持ったならば是非史実の彼女にも目を向けて欲しい。

 

 

何かのゲーム?の影響で検索汚染やべえけどな!

 

画像検索が特に目立つだけで、普通の検索でも似たような結果になる。
歴史に関する調べごとをすると、時代や人物によってはこういうのばっか上位にくるんで困るんだよね・・・。

 

 

 

おまけ: ストーリー裏設定のネタバレ

すでに十分ネタバレしているがここでは一層、盛大に! ネタバレしている。

ので見たくない人はスルーしよう。

 

 

 

 

 

 

このゲームには3人ほど謎の人物が登場しているのは覚えているだろうか。

中でも劇中、度々マリウスの前に現れて意味深な言葉を残しては消え、最後は息も絶え絶えになりながらも復讐を果たした彼を看取って去り行く、画像の女性は印象に残っているはずだ。

 

そしてもう一人、皇族の補佐官か何かかと思えばブーディカに味方をする謎の男。

 

 

この2人はそれぞれ秩序と混沌を司る神であり、秩序の女神はマリウスを、混沌の神はブーディカを支援していたのだ。

つまり本作の物語はマリウスの復讐を描いたものでありながら、実は神々の代理戦争でもあったわけなのである。

 

この辺は本編では詳しく語られず、収集品から得られる情報によって知ることができる。

 

ただ、残りの1人・・・全身を白く塗りたくった女性だけはよく分からない。
年代記から、チャプター5で囚われの身となっているヴィタリオンの前にも現れていたことが判明し、グロット族の巫女と呼ばれているが・・・彼女もまた人間ではなさそうなんだけど。

 

年代記はアメコミ風の漫画。本編では描かれていない部分をチャプターごとに補完するような内容になっている。
ただクリアするだけでも楽しめるが、より深く本作の世界観に入り込みたいなら収集品集めは必須。

 

 

女神はマリウスを看取ると何も言わずに去っていくが、年代記を読めば彼女の胸中を何となく察することはできる。

 

 

 

 

オンラインも結構楽しいぞ!

こちらはモブの剣闘士となって闘技場で戦うモードとなっている。

対戦ではなくもう1人の相方と協力し合いながら指定されたミッションをクリアしていくシステムとなっているが、これがなかなか面白い。

 

外見やステータスは装備品によって変わる。

装備品は特定の条件を満たすことで入手できるが、手っ取り早く強くなりたい場合はガチャ方式の課金でも入手が可能だ。

 

 

さすがにもう人はいないと思うけど発売当時は結構ハマったなぁ。

ソロモードも用意されてはいるけど、面白さはやっぱり半減してしまう。

 

 

 

 

 

気になった点: 地形が所々分かりにくい

戦闘は楽しいが基本的に一本道。
そして行ける場所と行けない場所が分かりにくく、しばしば次の目的地が分からず狭い範囲の中で迷うことがある。

そんなわけで収集品も意外と見つけるのが難しかったり、この辺の不便さは以前紹介したプレイグテイルに通ずるものがあるね。

 

 

あとは狭い場所だとカメラワークの都合で敵が位置によっては見えなかったりすることもあるが、致命的な欠点は別にないかなぁ。

 

 

 

 

 

 

まとめ

映像美で魅せる重厚なストーリーにカッコいい剣劇アクション。
(当時は)最先端であった次世代機のパワーを見せつけるためのローンチタイトルという大役は、見事に果たしているゲームだと言える。

 

Xbox one日本上陸時に本体と同時購入して今回、改めてプレイしたわけだがやはり面白かった。

そして発売から8年の時を経ても今なお、グラフィックが綺麗だと思えるのは凄いね。

 

日本では絶滅危惧種のXboxユーザーだが、本体をお持ちなら是非遊んでみて欲しい。

パソコンもMOD入れられる知識があるなら問題ないけど、向こうは日本語化しても音声は多分英語のまんまじゃないかな。非公式だし。

スペックもかなりのものが要求されるはず。

 

 

ともあれ、トロイ無双だとか古代ヨーロッパを舞台としたゲームが好きな人には突き刺さる作品なのは保証するよ!

 

 

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