やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はローリング・ヒルズ( Rolling Hills: Make Sushi, Make Friends )というゲームをご紹介。
可愛らしいキャラクターや世界観が魅力的。
ゲームとしてはシンプルだが伸びしろを感じさせる・・・そんな作品だったよ。
お気に入り度:★★★☆☆
概要など
2024年6月5日配信開始。対応機種は記事執筆時点ではPCとXboxのみでお値段は約2200円。
ロボットのシェフとしてお寿司をふるまいましょう。『Rolling Hills』は居心地の良い村でレストランを経営する人生シミュレーションゲーム。料理の腕を高めながら、友達を作り、材料を購入し、お店を拡張し、住人たちの人生をより良い方向に変えましょう!
引用元:https://store.steampowered.com/app/1235100/_/?l=japanese
ジャンルは人生シミュレーション・・・なんて聞くとザ・シムズみたいなのを連想してしまうが
スマホアプリによくある飯テロ系のパズル+どうぶつの森みたいな感じかなぁ。
※飯テロパズル=クッキングフィーバーみたいなやつ
ともあれ本作は主人公のすしロボット(本当にこういう名前)として寂れた町である
ローリング・ヒルズを発展させてゆくゲームだ。
メイン要素の営業はこんな画面。料理ごとにカテゴリと品質が設定されており
お客さんが要求しているのと同じものを提供すればOK。
品質は指定値を上回ってさえいれば良く、一致させる必要はない。
指定値未満の場合も評価(店レベル経験値)が少し下がるだけで、大きなペナルティはない。
調理は画面右上の機械で行うのだが、完成する料理はランダム。
一定時間ごとに作り直せるシステムになっているので、無くなってしまったり提供できる料理がないなら作り変えてしまおう。
出来上がる料理がランダムというのは何だか味気ないが、カテゴリ(色)と品質(数字)だけ
見ていればいいので、分かりやすくて取っ付きやすいとも言える。
待ち時間はあるがかなり猶予があるし、食べ終えた食器も片付ける必要はなく消えてしまうしね。
ただまあやっぱ料理ごとの個性が薄れてしまっていて、ただの数字だとしか認識できないのは残念かな。レシピは全51種と結構あるけど、提供している方も数字と色しか見ておらず何を出しているのかよく分からないし。
そして話を進めるにはひたすらこの作業を繰り返し、店レベルを上げる必要がある。
作業ゲーが好きな僕は楽しめたが、単調で飽きてしまう人が多い気はしてしまうな。
世界観や雰囲気は良い感じ
ゆるそうな可愛らしい見た目通りでほのぼの系。特に主人公のかわいさは特筆もの。
ゲームオーバーはないし、上で軽く説明したが店舗営業の難易度も低い。
家具設置で営業にボーナス補正が入ったりもするが、置いておくだけで効果が出るので
ここもやはり何ら悩む必要はない。
良くも悪くも難しかったり、ややこしかったりといった要素は一切ないのでライトユーザーにはありがたい仕様だと言える。
あとは海外作品だけあって日本人にはなじみのない寿司ネタが多い。
フレーバーテキストがなかなか力が入っていることもあり、他国の文化における寿司がどういうものなのかを知るのにも、少し役立つ・・・かもしれない?
自分がいたことのあるオーストラリアでは巻き寿司がメインだったけど、スモークサーモンとか
チキンとかアボカドとか、あれはあれでおいしかったな。
ほんのり甘い酢飯と相性の良いネタを見つけるのが上手いイメージ。
気になった点
フリーズ、バグが多い!
コーギーを呼んだり(釣り)、メニュー画面を開くとフリーズすることが結構あるほか
ゲームがクラッシュすることも(強制終了し、ホーム画面へ戻される)。
およそ9時間半のプレイでフリーズは10回ぐらい、クラッシュは2回だったかな。
結構な頻度で発生した。一日はそんな長くはない上に毎日オートセーブしてくれるので、あまり大きな被害は出ないものの気分の良いものではない。
日課となる食材購入&消費は数分かかってちょっと面倒くさいしね。
他には家具が消えたり営業時、たまに入店してきた客がテーブルへ瞬間移動するバグがある。
家具消失は条件不明。設置場所を変えようと一旦回収したら消滅したが、発生したのは一度だけ。
瞬間移動バグは害はないのでどうでもいいんだけどね。
他のキャラクターへの当たり判定
ぶつかっても押しのけたりして進むことができない。
ゲームが進むと店内を歩き回って手伝ってくれる、ちびロボットというキャラクターが
最大で二体まで追加されるのだが、狭い店内を不規則に動き回るのでとんでもなく邪魔。
立て込んでる時に通路を塞がれるとかなりストレスが溜まるため、押しのけて通れるようにしてほしい。
変なところで立ち止まって、退店するお客さんの邪魔をすることも。
10秒ぐらい?経過するとすり抜けてくれるが、画像のように最後の一人が出ていかないと
次のウェーブに進まないため、無駄な時間がかかってやはりストレス。
カフェの仕様は設定ミス?
住人との友好度を上げるのに必要な施設だが、ある程度ゲームが進むと
利用することで一日の間、移動速度が大幅に上がるというボーナスを得ることができる。
・・・のだが全員の友好度が最大まで上がってしまうと利用できなくなってしまう。
当然移動速度のボーナスを得る術もなくなってしまうのだが、これは意図して設定したものなのだろうか。デフォルトでは結構遅いため、重宝していた機能なのでかなり困るなぁ。
まとめ
バグの発生頻度とボリュームのなさが気になったかな。
てっきりオープニングイベントの様子から、進行に合わせて町並みも発展していくのかと思えば
モブが増えるだけ。
釣りはあってないようなもので家具は少なく、設置の自由度も低いなどやれることが少ないため
まあまあ面白いんだけど、これで2200円はちょっとお高い気がする。やり込み要素もないしね。
※家具は向きを変えられるのは良いが、角度を90度ごとに変更できないのも気になる。
例えば棚などを壁にピッタリくっつけて置くには微調整が必要。
グラフィックの出来は申し分なく、かわいらしさが前面に押し出されており
難しい要素が何もないので、お子様がいる方は子どもにプレゼントしてみるのもいいかもね。
各キャラとのやりとりも、どこかほっこりするような内容になっているので親子で楽しめるんじゃないかなと。ビデオゲーム入門には丁度良い作品って気がする。
そして本作を開発したCatch & Release, LLCにとってはこれが処女作。
なんと兄弟二人だけからなる小規模なチームで、第一作目としてはこれなら素晴らしい出来だと言える。
プレイ開始前にはお礼のメッセージが表示され、こういう情熱的にゲーム開発に
取り組んでいる方は応援したくなっちゃうな。
粗削りな部分は多いけどアイディア自体は良かったし、今後に期待したくなったチームだね。
2024年6月現在はゲームパスで配信中なので、気になった方は是非。