昨夜は暑くて眠れなかったよ・・・どうも、寝不足のPeter@peters_life0801です。
暑いので熱いゲームのレビューをしてみようか!
まったく何の脈絡もないけどな!
ってわけで本日はレトロゲー、ダウンタウン熱血行進曲をご紹介だ!
オススメ度:★★★★★
スポンサードサーチ
目次
どんなゲーム?
1990年10月にFCで発売。
タイトル通り運動会を題材としたアクションゲーム。
以前ご紹介した熱血物語のキャラクターが多数登場する、ダウンタウンシリーズの第二弾。
恐らく、全くにおくん作品の中で知名度・人気共に最も高い作品なのじゃないかな?
FCでは比較的珍しい4人対戦に対応しており、
今の時代じゃ考えられない周辺機器だけど、コントローラーを増やすマルチタップっていう機器を使えば4人同時対戦が可能。
マルチタップに加え、タップに接続するコントローラーも買わねばならないというのは当時ものすごく敷居が高く、4人対戦を実現したキッズはかなりの少数派だったはず。
ちょっと話が横道に逸れてるけどさ~、ゲーム機本体とコントローラーが直接つながってて取り外しもできないなんて多分、今の若い子からしたら信じられないだろうね!
しかも長方形のコントローラーの左側真横(2P側は右側真横)からコードが伸びてるんだ!
今持つとすんげー遊びにくいと思うね!
閑話休題。
この作品が大人気だったのはアクションとして出来が良いのは勿論だし、
”ただの運動会じゃない” ってのも大きいと思うんだ。
殴る蹴るは当たり前、そこかしこに物騒な武器が落ちてるし、そもそも競技種目がイカレている。
全4種の競技をサラッと紹介してみよう
クロスカントリー
くにおくん世界に存在する架空の町・夢見町(ゆめみちょう)の町内がコースとなっているレース。
ただ走るだけでなく当たり前のように暴力OK。
コース上に木刀とか鉄アレイとか落ちてるので殴るも良し、投げてぶつけるも良し!
暴力OKなだけでは飽き足らずコースもイカレている。
民家に勝手に侵入したり、ビルをよじ登ったり、果ては下水道まで突き進んでいく本作で最もクレイジーな競技だ。
見知らぬ人のお茶の間へおジャマ。
住人の頭の上に飛び乗るとお父ちゃんはメガネがずれ、お母ちゃんは角が生え鬼の形相になる、なんて小ネタも。
障害部屋(しょうがいべや)
クロスカントリーと同じくレースタイプの競技。
こちらはいわゆる障害物競走で、改造され様々なギミックが用意された校舎を進んでいく。
ベルトコンベアがあったり、バネによるジャンプを利用したり、真っ暗になって何も見えなくなる部屋などその仕掛けは多種多様。
全体的に難しいんだけど取り分け、終盤の真っ暗になる部屋が難しく、やり込んでても安定して1位を取れない個人的には一番難しい競技。
玉割ゲーム(たまわりゲーム)
この競技のみ2VS2のチームバトル。
ステージ内の2本のポールの上にくす玉が設置されており、棒を上ってくす玉を攻撃、先に破壊した方が勝ちという謎の競技だ。
チーム戦と言えどもしっかり全員に攻撃判定があるので味方と手を組んで勝利を目指してもいいし
仲間を裏切って自チームを有利に導くのもありだ。
運動会なので各競技の順位に応じて得点が加算され、一番高いチームが優勝となるわけなんだけど
本作は競技中のアクションにも応じて得点の増減がある。
相手のダウンを奪ったりアイテムを拾えば加点、ダウンしてしまうと減点といった具合だ。
ダメージを受けて消費した体力はランダムに落ちているドリンクを飲むか、
待機中にゆるやかに自然回復していくのみなので、つまりこのチームバトルで相棒を痛めつけておくと後々、自分が有利になるというワケ。
もち、自分以外の全員を出し抜こうとして負けちゃったりしたら本末転倒だよ!
勝ち抜き格闘(かちぬきかくとう)
一番人気の目玉競技。
熱血物語と同じようなアクションを駆使して4人で乱闘。
基本操作は玉割ゲームと同じなんだけど、こちらはキャラによっては必殺技が使用可能。
武器は毎試合、ランダムに2つ配置される。
体力が0になるのみでなく、投げられたり攻撃で吹っ飛ばされて場外へ落とされても失格となり
最後まで生き残った者が勝ちという最も分かりやすくもカオスな競技だ。
良い点
個性あふれるキャラクターたち
操作可能なキャラは各チーム6人ずつ。
計4チームなので総勢24人。
各チームのキャプテンと副キャプテンクラスは頭一つ抜けて強いんだけど、
強弱の差はあれども使い道のない、どうしようもないキャラってのはいない。
例えば弱キャラの代名詞とされている一条なんかでも、足が速いし意外と武器攻撃のパラメータも高いんで、
頑張ればちゃんと活躍させることができるんだよね。
試合の合間には応援ガールがゲームを盛り上げてくれる。順位によって彼女たちが見せる表情は喜怒哀楽様々!
ぶっ飛んだ競技の数々
くにおくんシリーズならではの、なんでもありな無茶苦茶なスポーツゲームの礎を築いた作品。
(ドッジボールも割とぶっ飛んでるけど当たったら退場以外はルール通りだし、サッカーは地味だし)
分かりやすく尚且つ、視覚的にも面白い競技の数々。
そしてそれを昭和のヤンキーたちにやらせるという独特の世界観は今なお新鮮だと思う。
個人賞
全ての競技終了後に発表される個人賞。
ゲームでの活躍に応じて敢闘賞、最優秀選手賞、なめてるやつで賞などを1人ずつ受賞。
受賞したキャラがいるチームに得点が加算(なめてるやつで賞のみマイナス)される・・・んだけど、
バグで実際は加点されていないらしい。
ま、微々たるものなのでちゃんと機能していたところで、個人賞のお陰で大逆転!
などそうあるもんじゃないはず。
藤堂グループ特別賞のみ、条件が厳しいらしく受賞者が滅多に現れない。
誰が受賞したのか、毎プレイ結構気になって終了時の楽しみの一つだったんだよね。
これは面白いアイディア。
意外に戦略性が高い
競技終了時点で持っていたアイテムはそのまま持ち越し、次回は最初から所持したまま出場できる。
なので回復アイテムを持ったままゴールしたり、勝ち抜き格闘で武器による必殺技が使えるキャラは
違う種目であらかじめ武器を回収しておく、敵ならそれを阻止する、なんて駆け引きが生まれる。
強いキャラをいつ出すか、強いキャラが消耗してしまった場合は回復するまでどう乗り切るか、
などアクションの腕前は当然のこと、先を考えて手を打つ戦略性も結構必要だったり。
とはいえこれは上級者同士で対戦する場合の話で、何も考えずに気軽にワイワイやるのも良いよ!
悪い点
チームバランスが悪い
冷峰チームが頭一つ抜けて強すぎるので、対戦時はこのチームの奪い合いになりがち。
でも本作はゲーム性こそ違えど熱血物語の続編なんで、前作の強ボスが集う冷峰が弱いのも嫌だよね。
このバランスは対戦ゲーとして見ればアウトだけど、キャラゲーとして見れば妥当なんだよなぁ。
難しいところではあると思う。
禁じ手が多数
レース競技の一部エリアや、勝ち抜き格闘の一部キャラの必殺技で簡単にハメが可能。
また、本作では武器を拾うことで5点加算されるので、レース競技で他のキャラがエリアを通過した後に
武器を拾って投げるのを繰り返すことで大量に得点の水増しができちゃったりする。
なのでリアル乱闘に発展して友達をなくさぬよう、節度あるプレイを心掛ける紳士協定を結ぶキッズも当時はチラホラいた。
まとめ
現代の感覚からすればゲームバランスは悪いんだけど、それでも当時のキッズを虜にしちゃう魅力を持った最高の対戦ツールの一つだった。
ってかファミコン時代って難しすぎたり理不尽すぎてクリアできないゲームも多々あったし、そういうのと比べりゃあ本作のパワーバランスなんてまだまだカワイイもんさ。
そういう大味な時代だったって背景も本作の高評価に味方してるかな?
まあでも、当時から冷峰強すぎ!ってみんな言ってたけどな!
だからもしみんなで遊ぶなら冷峰は慣れてない人に譲ろうね!
レトロゲーだけど今ならXBOX-ONE、PS4、Switch、STEAMとあらゆる機種で
ファミコン作品全部入りのコレクションが販売されてるから、是非遊んでみてよ。
小学生の甥は喜んでプレイするから多分、今の子供にもウケが良いと思うよ!