【評価/レビュー】 超獣ギガ大戦 【にゃ○こ大戦争・・・?】

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どうもどうも、Peter@peters_life0801です。

 

 

本日はこちら、超獣ギガ大戦をご紹介。

 

 

 

タイトル通り、日本最古の漫画と言われる鳥獣戯画を題材にしたゲームだ。
内容はよく知らないけど変なポーズをしているカエルとか、キャラはシュールで好きだな。

 

うん、このゲームのタイトル画面もなかなか良い味出してるよ。

しかし肝心の中身はと言うと・・・・・・・・・・。

 

 

お気に入り度:★☆☆☆☆

 

 

概要

ジャンルはタワーディフェンスでお値段は税込み713円。
なぜか機種別に公式サイトが用意されていて分かりにくかったんだけど、多分Switch、PS4、3DSの3機種で配信されているのかな?

 

時間経過や敵を倒すことで貯まっていくコスト(ツキモチ)を消費し、ユニットを製造。
一定量のツキモチを消費することで、コストの生産速度を高めることもできる。

敵の本拠地を落とせば勝利、味方の本拠地を落とされれば敗北という内容だ。

 

 

生産した味方ユニットは自動で前進していき、敵とぶつかれば自動で戦闘を開始する。

 

え? どこかで見たことあるようなシステムに画面だって?
気にしない気にしない!

 

味方の本拠地である  ”月姫”  は時間経過でゲージが溜まっていき、最大になると
有効射程内の敵を焼き払う強力なにゃんこほ・・・もとい、月姫砲を放つことができる。

 

あ? それもどこかで見たようなシステムだって?
いやいや、疲れてるのよあなた。

 

にゃんこ大戦争の話なんて今はしてないよ。

 

 

 

 

気になった点

簡単すぎる

タワーディフェンスなのに全編を通して難易度が低すぎて
戦略性も何もないのはちょっとどうかと思う・・・ってか致命的だよね。

と言うのも、序盤から入手できる低コストキャラでも鍛えれば強くなりすぎてしまうのが原因。

最初から最後まで、こいつらを作りまくるだけでゴリ押しで楽々クリアできてしまうので、終盤に加入する高コストの強力なキャラの出番がまったくない。

 

さらに付け加えれば最大レベルまで強化した月姫砲が長射程、どんな敵も(多分)一撃、
挙句の果てには連射可能とバランス崩壊レベルの強さなので、これも高コストユニットの出番を奪ってしまう一因となっている。

 

他には自軍を有利にする消費アイテムなんかもあるんだけど、最後まで一度も使うことはなかった。

そもそもクリアまで苦戦することがなく、月姫がダメージを受けることすら一度も無かったし。

 

 

序盤に加入するネズミ(ちゅーた)は強すぎて最後まで大活躍する。
移動・攻撃速度が速く、非力などと書かれている説明の割には攻撃力も高い。
足の速いユニットが強すぎるため、移動速度が遅く耐久力の高い
盾役のユニットの出番が皆無。

 

 

 

使うことのない味方ユニットだらけ

総勢59体ものユニットが登場するが各キャラの性能面での個性はあまりなく、
あとから手に入るユニットは基本的に、数種類のパターンからなる序盤加入ユニットを強くしただけのものに過ぎない。

こういうゲームっていったら、色んな個性や特性を持つユニットを
状況に応じて使い分けるってのが醍醐味の一つだと思うんだけど。

 

加入の遅いユニットはもちろんステータスが上がる分、出撃コストも高くなるので
完全な上位互換とは言い難い上にこのゲーム、ステージクリアで入手したお金でユニットのレベルを上げていくんだけど、それには結構な金額を要求される。

結局、後から入ってくるユニットを中途半端に強化するよりも、序盤に加入する
低コストユニットのレベルをさっさとMAX(30)まで上げた方が楽ってわけ。

 

 

また、本作では特定の条件を満たすことでステージクリア時の評価が変わるんだけど
最高評価を獲得する条件として5体以下の編成(一部4体以下)でクリアというものが
実に全55ステージ中、20ものステージに用意されている。

※最大10体まで出撃メンバーとして登録できる。

 

性能面だけでなくこういった問題もあって、使用するユニットは非常に限られてしまうのだ。

 

 

ボリューム不足

700円弱とはいえ1分ほどで終わるステージが55しかなく、ユニットは
ステージを進めるだけで自動でコンプできるのでやり込み要素が全くない。

にゃんこ大戦争に酷似しているものの当然、こちらは買い切り型のゲームなので
期間限定のイベントもないし、追加されていくキャラを集めるような楽しみもない。

 

一応高難易度であるハードとナイトメアモードが用意されているんだけど、
どちらも味方ユニットの出撃コストが上昇しているのみ? で特に敵が強くなっているような感じはなく、ノーマルをクリアできたならこちらも楽に最後までいけてしまう。

 

ナイトメア(悪夢)なんて名前を冠するモードですら、高コストユニットの出番はない。

 

 

代わり映えのしないステージ

このゲーム、敵のグラフィックや性能はすべて味方ユニットの使い回しだし、ボスなどもいない。

全55あれど、どのステージもほぼ同じようなもので先へ進める楽しみがないのも難点。

 

 

 

 

まとめ

あんまりボロクソに作品を貶すのは好きではないんだけど、これは正直言って
にゃんこ大戦争を丸パクリしている上に、バランスなどあらゆる面で大幅劣化しているゲームだったなぁ。

ジャンルが同じというのは全然構わないと思う。
そこを言い始めると、世にある格ゲーはカプコン製以外すべてがスト2のパクリになっちゃうからね。

 

しかし本作はジャンルどうこう以前にレイアウトがそのまんまだし、
ユニットが進化して奇妙なキャラになっていったり、本拠地が必殺の一撃を撃てるなど細かなシステムまで同じだ。

 

 

 

メニュー画面ではマスコットキャラが脱力感あるヘンなセリフを発するというところまで同じ。

 

 

そう、何から何までもろににゃんこ大戦争で、本作の独自要素というものが皆無なんだよね。

せめて本作だけの、何か光るものやオリジナリティでもあれば評価ももう少し甘くするんだけどなぁ。

 

鳥獣戯画を題材にゲームを作る、というぶっ飛んだ発想は嫌いじゃないけど、これも
中盤頃から鳥獣戯画とは全然関係のないキャラばかりになっていって、本作ならではの個性にはなり得ていないし。

 

定価で買うのはとてもお勧めできない。
僕はセールで100円で買ったけど、100円なら怖いもの見たさに試してみても良いと思うよ・・・。

 

 

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