Hi, guys! Peter@peters_life0801でっす!
本日は遊園地を経営するシミュレーションゲーム、プラネットコースター(コンソール版)をご紹介しよう。
遊園地かぁ・・・最後に行ったのもう何年前だろう。
風神雷神Ⅱというジェットコースターの事故後に潰れた大阪エキスポランドを、2009年の閉園少し前に行ったっきりだろうか。
悲惨な事故を引き起こしたテーマパークなんだけど、学校の遠足も含めガキの頃から度々訪れていた思い出多き場所だったから、何だかんだ今も思い出すと寂しくなるんだよな。
そうそう、そんで昔はこの滋賀にもびわ湖タワーって遊園地があってさ、建設当時は世界最大級の108mの巨大観覧車があって・・・って思い出話は置いといて。
話し出したらキリがないしね。
人それぞれ遊園地に対する思い入れは違うだろうが、長らく足を運んでいない身としてはノスタルジーに浸れるゲームだったね。
難しいけど。
お気に入り度:★★★☆☆
概要
2020年11月末に配信が開始された、イギリス発のテーマパーク経営シミュレーション。
対応機種はXbox one & series X/S、PS4~5となっている。
oneもしくはPS4で購入している場合は次世代機版へ無償でアップデートできるとのことだが、これは恐らくパッケージ版ではなくダウンロード版のみだと思う。
まあ例によってインディーズの洋ゲーなので、日本ではパッケージ版が販売されておらず、この国ではあんまり関係のない話。
元々は2016年にパソコンで発売されたゲームであり、わざわざサブタイトルとしてコンソール版などと付いている辺り、違いがあると思うんだけど・・・調べてみてもイマイチ分かんなかった。
MODが使えないのとあとは多分、UIをコントローラー向けに改修しているぐらいじゃないかな?
カスタマイズの幅は超広いぞ!
各種ライド(アトラクション)は色は勿論、BGMまで変更できるし
建物や通路、階段の設置に地形まで変更出来て・・・とかなり細かく色々いじることができる。
こちらはキャリア(いわゆるキャンペーン)モードに登場する、最初からある程度完成されているテーマパークだが、アイディア次第でめちゃくちゃ綺麗な風景を作り上げることも可能だ!
柵やオブジェクトの組み合わせに配置、地形変更(隆起させたり池を作ったり)や階段による高低差など、できることはかなり多いので、相応のセンスは求められるけどね。
建築物など各種パーツは有料DLCとして販売されているものも多いが、初期収録のものだけでもその数は十分。よりこだわりたいならDLCに手を出すのも良いだろう。
和風や中華風、ホラーをテーマにしたもの等、個性の強いパーツが揃っている。
経営SLGとしても本格的!
来園者であるお客さんには空腹度、喉の渇き、トイレといった各種パラメータが設定されており、それぞれ高い満足度を維持させ続けることでテーマパークの評価は上がる。
とはいえ人通りが多いところへ飲食店やトイレなど必要な施設を集めておけば、そうそう低い評価にはならないのでチュートリアルで学べることを実践しているだけで、基本的に赤字にはならない。
ただしドリンクショップだけはやたら人が並ぶ(気がするので)、一カ所に人が集まりすぎないようにしたり、多めに建てるなど工夫をするとより評価が高くなる・・・と思う。
清掃員や販売員、マスコットなどスタッフにも満足度は存在するので、彼/彼女らの労働環境に気を配るのも大切だよ!
マスコットのプラネットキング。めちゃくちゃかわいくない?
オブジェクトだけでなく着ぐるみスタッフとして雇って、お客さんの相手をさせることもできるよ!
マスコットは他にもお姫様や海賊、ロボットなどがいてその種類は豊富だ。
難点: コースター建設の敷居は高く超難しい
テーマパーク経営シミュレーションとはいえ、”プラネットコースター” のタイトルが示す通り、自由に建設することができるジェットコースターが本作最大の売りだ。
しかしこれがめちゃくちゃ難しく、適当に・・・いや、自分なりに考えてみてもまともなコースターがなかなか作れない。
コースターには興奮度、恐怖度、吐き気の3つのステータスが設定されており、きちんと利益を生み出すアトラクションにするには、これらを適切な数値内に抑える必要がある。
興奮度は高ければ高いほど良く、恐怖度は高くても低くてもダメ、吐き気は低いほど良いといった具合だ。
これらのパラメーターを調整するにはレールの緩急や角度、加速時などに乗客にかかるGまで考慮せねばならず、本格的と言えば聞こえは良いのだがかなり難しい。
最初から完成している出来合いのコースターもあるのだが、困ったことにこれらはキャリアモードでは多くのステージで使用できなくされている。
割と序盤なんだけど最初の難関と言うか、ここがもうすでにクリアできない・・・。
左奥にだだっ広い平地があるように見えるが、あの辺りはエリア外だし。
そしてキャリアモードには上で挙げた3つのステータスを指定された数値内にしたり、○○m以上の高度から降下させるコースターを建設することがクリア目標になっていることがしばしばあるのだが、高さ制限やマップが狭く地形を活かして作る必要がある(必然的にうねりの多いコースターになり、吐き気を抑えるのが難しい)など、制限が多い。
これがだだっ広い更地に建設するだけなら、要求されたものを作成するのも結構簡単だと思うんだけどね。
本格的ということはそれだけこだわって作成できることの裏返しでもあり、この高いハードルを越えられればめちゃくちゃ面白いはず・・・しかし越えるのが難しい、というジレンマ。
このゲーム、キャリアモードでミッションをクリアした数に応じてプレイヤーランクが上がり実績も解除されるのだが、その達成率は序盤で到達できるランク3ですでに8.54%、4で5.61%、僕のランクである7は1.24%とまあ、多くの人が早々に投げ出してしまっていることが分かる。
黒字経営を保つだけならかなり簡単なので、恐らく僕同様にコースター建設で挫折している人が多いんじゃないかなぁ。
キャリアそっちのけでサンドボックスやチャレンジモードだけを遊んでいる人も中にはいるかもしれないが、チャレンジモードで取れる超簡単な実績も5.24%なのでその可能性も低そうだ。
結構頑張って作ったつもりなんだけど、めっちゃ怖いのに興奮はしない上、トドメにゲロゲーロというどうしようもないコースターに。
うーん、ムズい!
各アトラクションは試乗が可能!
自作のコースターだけでなくコーヒーカップなど、登場するすべてのアトラクションは試乗ができる。
疑似的にではあるが、自分が作ったジェットコースターに乗れるだなんてなかなかロマンがあるよね。
ただし、視点は3つから選べるが主観視点だと死ぬほど酔えるので注意しよう。
僕はコースター含め現実では乗り物酔いは全然しないけど、このゲームの試乗は死ねるレベルだ。
酔いやすい人は上の画像のようなシネマティック視点がお勧め。
まあこれだと第三者視点だから試乗とはちょっと違うけどね。
まとめ
かわいい見た目とは裏腹にかなり玄人向けのシミュレーション。
以前紹介したZOOタイクーンのように簡単すぎるのも考え物だけど、あまりに本格的すぎるのも問題だね・・・。
【評価/レビュー】 Zoo Tycoon : Ultimate Animal Collection(Xbox one版ズータイクーン)
もっともこちらはAmazonやSTEAMなど各所で非常に高い評価を得ているので、ヘビーユーザーにはかなり好評なようだ。
僕としてはコースターを簡単に建設できるカジュアルシステムみたいなものがあれば嬉しいんだけど、世評を見るにこのバランスはこれできっと正解なんだろうね。
ほら、ダークソウルシリーズとか難しくてなんぼの鬼畜ゲーなのに面白いし、ジャンルは違えど本作もその類なんじゃないかな。
向こうはアクションの腕前上げれば何とかなるけどこちらはめっちゃ頭使うから、難しさのベクトルは全然違うんだけども。
サンドボックスやチャレンジモードでダラダラ遊ぶ分には、僕みたいなヌルプレイヤーでも楽しいんだけどね。
つーことで、経営SLGが好きで実績やトロフィーを気にしない人ならば、ライトユーザーでもお勧めはできるかな。
余談だが、僕が遊園地で一番怖いと思う乗り物は観覧車だ。
高所恐怖症としてはゆっくり長い時間をかけて、ジワジワと高いところへ連れて行かれるあの恐怖・・・ほんと耐えられないんだよ!
ジェットコースターは平気なんだけどね。
不思議がられるけど、あれは高いとこ行っても一瞬で下ってすぐ出発地点まで帰ってくるしさ。
観覧車のあの真綿で首を絞められるようなジワジワ感が無理なんだ。
未だ賛同してくれる人に出会ったことはないけど笑