【評価/レビュー】 ドッジボールアカデミア 【試合さえ面白ければ・・・】

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やあどうも、Peter@peters_life0801です!

気付けば今年ももう10月。秋だね~。

秋と言えば何でか知らないけど、食欲だの芸術だのスポーツだのと言われるけど、今回はスポーツの秋に焦点を当てて

ドッジボールアカデミア(Dodge ball Academia) というゲームをご紹介しよう。

ブラジル発の名前通り、ドッジボールを題材にした学園ものだよ!

 

久々に本物のドッジで遊んでみたいけど、もう一生プレイする機会なんてないんだろうなぁ~。

 

お気に入り度:★★☆☆☆

 

 

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概要

2021年8月配信開始。
対応機種はXbox、Switch、PS、STEAM。

STEAMのストアページでの商品説明は以下。

 

「ドッジボールは人生」という世界で、オットーと一緒に入学し、究極のドッジボール・チャンピオンを目指してトレーニングします。8つのエピソードを通じて、最高のドッジボールチームを作るために、友情を育み、ライバルを作ることになります。

広範でカスタマイズ可能なパーティー成長システムで、オットーをレベルアップさせ、ダイナミックなチームを結成しましょう。また、広大なドッジボール・アカデミアを探索し、我らが母校に隠された真実を探ることもできます。

引用元:https://store.steampowered.com/app/1422420/Dodgeball_Academia/?l=japanese

 

本作はRPG + ドッジボールというちょっと変わったゲーム内容になっている。

学園生活を過ごしながらゲームを進めていくわけだが、戦闘は言うまでもなくドッジボールだし
探索中に見つけた宝箱はボールをぶつけねば入手できない。

 

ボールはマップ内のその辺に落ちているのを拾えばOK。

 

戦闘は基本3 VS 3のチームバトルだが、1 VS 5なんてシチュエーションもあったりルールは割とメチャクチャだ。

くにおくんのドッジボールのように体力が0になるとダウンするが、そのまま退場する通常ルールと、外野へ移動して引き続き戦えるノックダウンルールがある。

 

他のドッジボールゲーとの大きな違いは、本作では同時に最大5個ほどまでボールが出現すること。

ボールはコートに存在する数だけストックでき、連続で投げることができるのでボールが乱れ飛ぶことになる。

 

回避が上手い敵などには捨て球を投げ、ボールを拾っている隙に当てるなどの戦術が必要になってくるわけ。

 

他作品のオマージュに溢れているぞ!

本作の見どころの一つとして、色んなゲームやアニメをリスペクトしたような演出が多数含まれてる点がある。

近付けば走り寄ってきて戦闘を仕掛けてくる敵や、保健室での回復は明らかにポケモンを意識しているし(音楽もそれっぽい)、ドッジボール部分はくにおくんっぽいし、試合中の気を溜める動作はめっちゃドラゴンボールだ。

僕が知らない、もしくは気付いていないだけで他にも色々あるかもしれない。

 

そういうのを楽しむのも本作の魅力の一つじゃないかな?

 

 

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グラフィックが良い感じ

本作は3DCGのフィールドと2Dのキャラクターで構成されている。

ポリゴンはよく見なくても結構粗いのだが、これがポップなデザインと色遣いのキャラクターたちに絶妙にマッチしており、不思議とカートゥーンっぽく見えてなかなか味わい深いものになっている。

 

狙ってやっているのだとしたら凄いよね。

 

キャラクター以外は3DCGなんだけど、こうやってスクショで見てもやっぱパっと見はアニメみたいに見えちゃう。

 

 

ストーリーは結構面白いよ!

何事もドッジボールを中心に世界が回るという、ぶっ飛んだ世界観やキャラクター、ストーリーはなかなか面白い。

主人公のオットーは代々、ドッジボールの審判になるという家系に生まれたが、本人は家に定められたレールの上を歩かされるなどまっぴらごめん。

家の伝統などに縛られず選手として活躍する生き方をしたいと願っていた。

 

審判養成学校に入れられるも家族に黙って飛び出し、選手養成学校へ入学。

トッププレイヤーを目指して成長していくという物語で、海外版スポ根ものと言える内容になっている。

 

いかにも海外のカートゥーン然としたキャラデザインは好みは分かれるだろうけど、私的には見た目も中身もかなり好きだね!

仲間になるキャラは良い奴ばかりで、努力!友情!勝利! の熱い学園生活を彩ってくれる。

 

 

ただしライバルに魅力は感じない

一方で敵キャラとして登場する同じ学園の生徒の多くが・・・こう言っちゃなんだがクズすぎてイラっとするシーンが多い。

 

自分を追い込むためのビッグマウスだとかならいいんだけど

試合に出場させないために犯罪行為を犯して濡れ衣を着せようとする

だとか

授業の課題に必要なアイテムを盗むなどちょっとシャレにならない奴ばかりだ。

 

スポーツ漫画でも卑怯な相手なんてのは必ず一人は登場するのがお約束だが、本作はその数が多すぎるってわけさ。

 

 

学習モードは素晴らしい!

これねー、すべてのゲームに欲しいシステムだね!

どういうもんかってーと・・・

 

 

初期設定ではOFFになっているがオプションでONにするとこのように、メインの言語とサブに設定した言語が同時に表示されるのさ。

日本語、英語の他にもポルトガル語、ロシア語、中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、スペイン語、ドイツ語と実に多彩な言語に対応している。

このセリフは○○語ではこう言うんだ! ってめちゃくちゃ良い勉強になるので、親御さんが子どもに遊ばせるのも有りだと思うね!

 

そして死ぬまで英語を勉強し続けるであろう僕にとっても嬉しい機能だ。

日常会話程度なら全然いけるけど、小洒落た言い回しなんかも覚えたいもんね!

 

 

肝心のバトルはつまらない・・・

ゲーム全体の雰囲気はとても良いんだけども、RPGにおいて最も重要な戦闘。
このゲームの場合はドッジボールだが、これがお世辞にも良い出来だとは言えないのが残念。

くにおくんのドッジボールのオマージュであるかのような印象は受けるが、キャッチのタイミングがシビアで防御面の操作がかなり難しい。

 

 

キャラにボールが当たる間際にボタンを押す必要があるので受付時間はかなり短い。

にも拘らずボールは一度に複数個飛んでくるのも珍しい事ではないし、相手によってシュートの軌道が違ったり、一度当たると派手なヒットエフェクトに隠れて次弾が着弾するタイミングが分からなくなったり。

 

※シュートの軌道について
円を描くように飛んできたり上空から降ってきたり、敵によって通常シュートすら様々な種類がある。
ボールが巨大化するものや円を描くものは特にキャッチしにくい。

 

属性付のボールはアイディア自体は構わないけど、エフェクトで画面をめちゃくちゃ見にくくしてるのがなあ。

火、雷、氷の他に持っているだけでスリップダメージを受けるもの、変な転がり方をするものなどなど、種類もやたら多い。

上の画像のようにダメージ表示が出まくっているだけで遊んでいる側としては、情報量の多さに頭が混乱してしまう。

 

 

 

ボールやキャラがほぼ隠れてしまう特殊ステージもストレスでしかない。

終始ただのドッジボールでは飽きるのでは、という開発側の心遣いなのかもしれないけど、こういうのは完全に裏目に出ているだけのように思う。

 

他にはゲージが最大まで溜まれば放つことのできる必殺シュートが、避けるのが非常に難しかったり、威力高すぎだったりと強すぎてバランスも大味気味。

後半は普通に試合をするよりも、逃げ回りながらフォーカスでゲージを溜めて必殺を繰り返す方が楽かも。

 

 

まとめ

STEAMストアでは2021年10月1日現在、147件のレビューで非常に好評となっているが、個人的には合わなかったなぁ。

普通に5時間ほど進めればチャプタークリアで取れる実績が、Xbox版では8%ほどと ”珍しい実績” 扱いだったので、早期にギブアップしている人が多いようだが・・・

STEAMはヘビーユーザーが多いイメージなので、ゲームが上手い人は試合にストレスを感じることもなく楽しめるのかもしれない。

 

現在のプレイ時間は約11時間で全8つのチャプターの内、7まで進めている。

クリアまであと少しのはずなんだけど、戦闘が楽しくなくてギブアップしそう・・・。

 

いずれにせよ、少年漫画的なノリは取っ付きやすいものの好みの分かれるゲームだと思う。

外国語学習用ソフトとして遊びながら勉強するのが、一番良いのかもね笑