【ライブアライブ・リメイク】   中世編  感想とか色々

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どうも、Peter@peters_life0801です。

 

見ての通り中世編を完了。相変わらずクリア後の気分は最悪だね!

ああ、こんな言い方したら誤解を招きそうだけど、僕はこのシナリオは大好きだよ。

中世編に関しちゃ胸糞悪いってのは褒め言葉のはずだ。うん。

 

 

なお、ネタバレ防止の為かこのシナリオは終盤ではスクショの撮影ができなくされているので、今回は当てが外れて画像少なめ。

それと最終編に関するネタバレも少ししている。

ボカしてはいるがラスボス戦の演出にもちょろっとだけ言及しているため、気にされる方はご注意を。

 

 

 

SFC版との違い

・マップの印象が大幅に変わっている

王国と魔王山の間を遮るように川が流れ、鬱蒼とした樹木が広がるSFC版とは大きく違って見える。

ただし幕末編同様に基本的な構造は変わっておらず、王国を出てすぐに魔王山の前へ直行できるショートカットもしっかり存在していたり、やはり昔と同じ感覚で遊べるはずだ。

 

 

 

・アイテムは取ってもOK!

SFC版では中世編で取らなかったアイテムは強化され、最終編で入手が可能という裏技があったが、今回は取っちゃっても補充されるらしい。

自分で検証しておらず、ツイッターで知った情報なので間違ってたらごめんね!

僕はクリアするまで情報は遮断していたので、言うまでもなく取らずに攻略してしまった。

 

 

・戦闘BGMの曲名が変更

何故か凛然たる戦いから凛然”な”る戦いに曲名が微妙に変わっている。

まあそんなことはどうでもよくって相変わらずカッコいい名曲。
アレンジや音質の向上によって、曲から漂う悲壮感が一層増している。

余談だけど凛然とは寒気の厳しい様、もしくは勇ましく凛々しい様という意味を持っている。

中世編の内容を考えればどちらの意味も当てはまるよね・・・。

 

 

 

キャラクター所感

オルステッド

最初は微妙だがレベルが上がるごとに次々強力な技を覚えていく。
単体高威力技、広範囲技共に使い勝手のいいものが多くかなり使いやすい。

ただし特攻は低いのでムーンダウンとドラゴンソウルは死に技かな?

 

インケイジ、レイザーソニック、ジャンプショット、ヘキサフランジあたりが便利。

 

 

SFC版発売当時でもすでに廃れつつあった無言主人公だが、最後の最後に普通に喋るようになる。

この演出に込められた意味が・・・。

 

 

ストレイボウ

打たれ弱いが使い勝手の良い技が多い、優秀な相棒。

魔法使いだけに射程や攻撃範囲に優れた技が揃っているが、一緒にいる期間が短いためあんまり活躍することはない。

彼に限らず中世編の場合は他のキャラにも言えることだけどね。

 

 

ウラヌス

貴重な全体攻撃+状態異常まで付与しちゃうゴッドボイスが便利だし、回復技のエキスパートでもある。

主人公ではないので技数自体は少なめなものの、個人的にはその使い勝手はサブキャラたちの中ではトップクラス。

とはいえやはり、加入期間の短さが惜しい。回復技は魔王戦で大活躍するけど。

 

神の祝福を受けた賢者だけあり、中世編随一の人格者。

この人が生きていればブレーキ役になれたろうに・・・。

 

 

ハッシュ

加入時点ではオルステッドの上位互換の様な性能で強い。
彼と被っている技が大半だが、強力な固有技も持っている。

ただしやはり加入期間(以下略

 

病を得ておりすでに余命幾許もない状態で、最期の力を振り絞って倒した魔王が偽者であることに気付き、失意の中倒れてしまう。

彼が愛用した聖剣・ブランディッシュはオルステッドに託されたが・・・。

 

 

 

 

アリシアについて

スクウェア三大悪女の一人などと呼ばれ、めっちゃ嫌われてるけど
僕は子ども時代にプレイした時からこのキャラの事は責める気が起きなかった。

 

確かにオルステッドが最後に縋った人物でありながら、折れかかっていた彼の心にトドメを刺した人物でもあるんだけど
状況を考えるとストレイボウにめっちゃ、あることないこと吹き込まれてるだろうからね。

何故来てくれなかったの、とか彼は来てくれたわってセリフからもその辺、何となく察せるしさ。

(ストレイボウは、オルステッドが  “来ることができなかった” 理由を一切説明していないことが分かる)

 

劣等感を持つストレイボウに同情しているのは
生来の優しさもあるだろうけど、ストックホルム症候群に近いような状態だったのだと思う。

※アリシアはストレイボウが加害者だとは恐らく知らないだろうから、厳密には少し違うけど。

 

 

オルステッドの話を少しは聞くべきだったとは思うけど、大分錯乱していた様子だし・・・まあちょっと考えてみてよ。

父にも兵にも国民からも愛され、お花の世話をしながら平和に生きてきて、さらに
新婚で幸せの絶頂にいた女の子がいきなりさらわれて
化け物だらけのおどろおどろしい山に幽閉されるだなんて、まともな精神状態じゃいられなくなるって。

歴戦の女戦士とかならともかく、世間知らずのお姫様なんだもん。

 

コイツは許せねえ! って方には申し訳ないけど、僕は何度プレイしてみても、やっぱり責められないなぁ。

彼女は被害者って立場です、はい。

 

 

おまけ: ストレイボウについて

こいつは完全に擁護しようがない、吐き気を催す邪悪!

・・・ってのが今までの考えだったけど、禍々しいオーラをまとったり
オルステッドに恨み節を吐いているうちにヒートアップして声色がおかしくなっていったり、こういったリメイク版の強化された演出見てるとさ、

魔王山の瘴気にあてられて豹変したんじゃないかなって思うようになったんだ。

 

 

元々、ファンの間では魔王像に触れた時に精神を乗っ取られたんじゃないかとか
憎しみを増幅する作用があったんじゃないかとか、これ系の考察はされていたんだけど、リメイク版の演出を見ていると正解なんじゃないかって気がしてきたね。

 

 

「俺のせいなのか・・・あいつがあんなになってしまったのは・・・」

 

いや、どう考えてもてめーのせいだ

 

って、心のダンジョンに入る度に思ってたけど、この自分のしでかしたことの重大さに気付いていないような無自覚なセリフも、上記のように精神を乗っ取られていたのなら、頷ける気がする。

 

嫉妬は程度の差はあれ本物だと思うので、魔王山の瘴気的なものが彼の憎しみや欲望を強烈に後押ししたって解釈する事にした。

なんだかんだかわいそうな人物なのかも。

 

 

追記:

リメイク版では心のダンジョンでの台詞が

「俺の…せいなのだ…あいつが…魔王になって…しまったのは…」

に変更されている。

 

その声色からは後悔というよりも茫然自失、放心状態になっているかのような印象を受ける。

トゥルーENDルートのラスボス戦でのオルステッドの演出しかり、やはり真の魔王に操られたと見るのが正解かな。

 

 

 

感想: 気が重くなるシナリオはさらにパワーアップ

初期の7つのシナリオと最終編を繋ぐ橋渡しの役目を担っている物語。

ここまではいずれもが人間賛歌的な内容であったのに対し、この中世編では逆に人間の醜さを主題にしており
勇者と呼ばれ栄光の道を歩んでいた若者が、魔王へと堕ちてゆく過程を描いている。

その衝撃的な展開は僕も含めた、当時の多くのキッズに深い心の傷を負わせた。

 

リメイク版に関する記事では他にもいくつか、声の力って凄いねーってことを言ってきたけど
この中世編にもそれは大きく当てはまる。

しかも物語の内容的に負の側面が強調される形でね。

 

いやもう、オルステッドに感情移入しちゃう側としてはボイス付きで悪罵されまくるのきっつい。

唯一最後まで信じてくれる少年の声もきっついよ。
純真な叫びが、この後の展開を思うと心が痛む。

 

 

ストレイボウの声の人も凄い。
まくしたてるように話すうちに段々、声色がおかしくなっていくのにゾっとする。

あんたほんとにゼノブレのアルヴィースなのかい!?

 

 

鬱シナリオとして有名なこの中世編だけど、声優さん方の熱演によって一層重いものになっちゃったね・・・。

最後に一旦希望を持たせてからもっかい突き落としにくるのがエグすぎる。

 

数十年越しにもう一度精神に大ダメージを与えてくれたこのシナリオ。
やはり傑作としか言いようがない。

 

 

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