【評価/レビュー】  CARRION 【研究所ツアー お肉食べ放題付き】

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こんばんはー、Peter@peters_life0801です。

 

本日は配信で話題になったインディーズゲー、CARRION(キャリオン)をご紹介しよう。

何て言うか、基本的なシステムはよくある横スクロールアクションなんだけど、発想がぶっ飛んでるゲームだったね!

あ、若干のネタバレを含んでいるので未プレイの場合はご注意あれ。

 

 

お気に入り度:★★★☆☆

 

 

 

概要

2020年7月配信開始。対応機種はXbox one、Switch、STEAMの三機種。

お値段は2050円だが、Xboxのゲームパスで2021年9月現在配信されているので、こちらに加入していれば無料で遊ぶことができる。

今のところまだ配信日は未定だがPS4版も開発中なんだとか。

 

 

内容は謎の研究所で生まれたモンスターを討伐するゲーム!

・・・ではなくって、そのモンスターが主人公で研究所を破壊しつつ新たな能力を得たり、人間をモグモグ食べ歩きしながら地上への脱出を目指すゲームだ。

 

STEAMでの説明はこんな感じ。

 

『CARRION』は、何から生まれたのかさえ明かされていない不安定な生物となってプレイするホラーゲームだ。あなたを閉じ込めていた人間たちに恐怖と混乱を広げるため、ひっそりと忍び寄って喰らい尽くすのだ。この檻を破壊するために成長と進化を遂げ、罰を下す道すがら、より凶悪な能力を手に入れろ。

引用元:https://store.steampowered.com/app/953490/CARRION/?curator_clanid=36053083

 

 

 

メトロイドや悪魔城シリーズで知られるメトロイドヴァニアというジャンルに近いゲームだが、主人公が触手を主体に戦う怪物というぶっ飛んだゲームはそうそう無いだろう。

 

新たな能力を得て攻撃方法や行動範囲が広がっていくのはお約束。

 

 

倫理観がぶっ飛んでる作風や、成長して巨大になっていく姿など、ゲーム性は大きく異なるが以前紹介したマンイーターを彷彿とさせる。

 

 

GTARDRみたいにアウトローが主人公のゲームはあっても、モンスターサイドってのは珍しい。

人間だと何だかんだ、GTAVのマイケルとフランクリンしかり、RDRのジョンとアーサーしかり、悪党ではあってもある程度の倫理観や筋を通す節度はあるもんな。

 

※RDRシリーズは時代含め彼らの背景的にああいう生き方をせざるを得なかった側面があるので、あまり責められないのだが。

 

しかしマンイーターのサメもコイツも知能はあるようだけど、道徳観なんて持ち合わせていようはずもないのでやりたい放題だ。

 

 

 

 

んで本作のようにモンスターサイドのゲームがあってもさあ・・・大抵デザインかっこよかったりするじゃない?

それこそマンイーターだって精悍な顔つきをした巨大鮫だし、なかなかスタイリッシュだ。

でもこんなミンチ肉の集合体みたいなのがが主人公だなんて…ねえ?

スーパーミートボーイも裸足で逃げ出すレベルだよ。

 

 

 

憧れの触手プレイを堪能しよう! え、意味が違う? 気にすんな!
なお、人間を食べると体力が1マス回復する。奴らは貴重な栄養源だ。

 

 

なお、タイトルのCARRIONとは直訳すれば腐肉だ。

主人公の見た目から察するに、腐った肉塊のようなモンスターってな意味合いを持っているのだろう。多分。

 

 

 

グロさは大したことない

なんか前も言った気がするが、そもそもこういうゲームを遊ぼうっていう人は気にしないと思うけど一応ね。

人間を襲って食い散らかすゲームなので攻撃すると体がバラバラになったりはするけど、レトロライクなドット絵なのであまりグロさはない。

なので苦手な人も大丈夫なんじゃないかな~と思うけど、こういうのって個人差あるしね。

 

あー、断末魔の絶叫は悲痛な感じなので、こういうとこもダメな人はダメかも。

集合体恐怖症の人なんかは主人公がもうダメだろうね。

 

 

 

 

主人公は意外と弱いぞ!

めちゃくちゃ強そうな外見に反して主人公は弱い。

ちょっとハンドガンでパンパンされたり、火炎放射器で汚物消毒されるとすぐ死んでしまう。

 

武器を持った人間は脅威だ。
1人だけなら容易いが、複数いる場合は奇襲をかけて1人1人減らしていくとか、特殊能力を駆使したりして対処していく必要がある。

ステルスゲーやパズルゲーっぽい一面も併せ持っているゲームだと言えるだろう。

 

 

ぶっちゃけ、人間がバカだから助かっているゲーム。

 

君ら隊列組んで襲い掛かってきたらこっちはひとたまりもないんだぜ?

 

 

 

 

画面上部の体力メーターから確認できるが、体のサイズは緑、黄、赤で変化してそれぞれ使用できる特殊能力も変わってくる。

特定の場所では任意に体の一部を切り離せるので、わざと弱体化しなければ解けない謎解きも多数存在する。

こういうのもパズル的だね。

 

 

 

人間パートもあるよ!

合間合間に人間を操作するシーンも挿入される。
脱出を試みる化物とは反対に、こちらは追跡する側だ。

戦闘はほぼなく、簡単な謎解きが大半なのでオマケ程度のものだが・・・

 

 

このゲーム、画像のように特定の場所を調べると説明文が表示されることはあるが
会話シーンは一切なく、昔のゲームのように自分で脳内補完をする楽しみがある。

自分なりに物語を考察する上では、ちょっと退屈なこの人間パートも超重要というわけなのさ。

 

 

しばしば操作することになるこの人間は、モンスター脱出の通報を受けてやってきた・・・警察官なのかな?

ヘリがそんな感じのデザインだし。

 

ただ、研究所でヤバい化物開発してたなんて公にするとも思えないし、施設内で彼の指紋認証を行える箇所もあるので、バイオハザードのアンブレラお抱えの特殊部隊みたいなもんなのだろうか。

 

戦闘用ロボットやドローンがいる辺り、軍の研究施設の可能性もあるけど・・・色々想像が捗るね!

 

 

 

 

不満点

・操作性はいまいち

自キャラは最大で三段階目まで体が大きくなるが、最大サイズになると細長すぎて操作がどうも覚束ない。

態勢によって中心部がコロコロ変わるため、触手の狙いをつけにくいし、細尾い通路にも入り辛くなる。

 

集合体だからこそ気持ち悪さも際立つんだろうけど、ここが頭!って一見して分かるようなデザインにして欲しかったね。

触手が出る場所の起点が不安定になるのは、ほんと困る。

 

最大サイズ。場面によっては結構細かな操作を要求されるため、意図した場所へ攻撃しにくくなるのは痛い。

 

 

 

・マップが無い

メトロイドヴァニア風ということで到達時点では行けない場所があり、後から戻ってきたりすることもあるんだけどマップが無いのでどこに何があったか、記憶頼りになってしまう。

舞台が研究所内部と言うことで似たような場所が多いので尚更迷っちゃうんだよね。

クリアまで4時間程度だったと思うけど、うち1時間ぐらいは迷子になって彷徨ってただけのような気がする。

 

 

 

 

まとめ

終始、無言のまま話が進むB級パニックホラーを見せられているようなゲームだった(褒め言葉)。

主人公のデザインや触手を駆使するアクションといい、人間パートなどでうっすら分かる設定といい、正にアイディア勝ちの内容。

ありふれたジャンルでも発想一つで、こんな怪作が生まれることはまだまだあるんだなってね。

 

ただ、迷わず苦戦もせずサクサク進められれば恐らく2時間半程度で終わる上、やり込み要素もDNA収集(隠しアイテム探しみたいなもの)程度しかない。

触手を使ったアクションは新鮮だがゲーム自体に繰り返し遊べる余地があまり無いので、定価の2050円はちょっとお高い気もするかなぁ。

 

サクッと遊ぶ分には非常に優秀なゲームなので、機会があれば是非遊んでみてね!

 

 

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