【評価/レビュー】 ドラゴンズドグマ2 【12年ぶりのナンバリング新作】

※当ブログの記事には広告やアフィリエイトが含まれております。

 

やあどうも。Peter@peters_life0801です。

本日はいま話題のカプコン製アクションRPG・ドラゴンズドグマ2をご紹介。
プレイ時間は21時間42分で実績は130/1000解除済み。

機種はXbox series Sでプレイ。

当然クリアはしていないというか、メインクエストの進行度で見れば多分序盤なのだろうが
評価をするにはもう十分遊んでいると思うので記事にしてみよう。

 

お気に入り度:★★★★☆

キャラクリはまずまず

顔の各部位など大まかなパーツだけでなく、骨格なども細かくいじれるので上出来。

ただ個人的に髪型は微妙なのが多いように感じた。

 

 

うちの主人公・ガイとポーンのセナ。

ちょっとアングルとか光の加減とか微妙で顔分かり辛いけど、後述するフォトモードが
使いにくすぎてなかなか、二人同時に上手いこと顔が写るように撮影することが難しいのよ。

 

名前といえば本作にはニックネームというものを設定する必要があって、これは
あらかじめ用意されたもの(英語のみ)の中から選ぶことしかできない。

どうも主人公はオーナー名、ポーンはキャラ名として他のプレイヤーの世界へ
お邪魔した時に表示される名前にすぎないようなので、そこまで気にしなくても良さそう。

日本語とか中国語とかハングルとか読めねーよ! って
事態を避けるためにこういう仕様になっている・・・のかな?

前作は英数字なら好きに入力できたような記憶があるが、当時とはコンプラ基準も違うし
差別や下品な名前を付けるプレイヤーへの対策なのかもしれない。

 

僕はてっきり、プレイ中はニックネームの方がボイス付きで呼ばれたりするのかな、なんて
思って悩みに悩んで、考えてた名前を諦めてガイにしちゃったのだが。

 

そんでこのガイって名前なんだけどさ。
ニックネーム一覧を見てたらちょこちょこ、HideoとかHayatoとか明らかに
世界観からかけ離れたものが含まれてるのよ。

しばらく眺めてて気付いたのだけどこれ、カプコンの他のゲームのキャラ名が用意されてるんだな。ロックマンとかメガマン、チュンリーとかあったし、僕が選んだガイはファイナルファイトの主人公。

で、上の二つは島津英雄と熱血隼人でジャスティス学園のキャラってわけだ。いや懐かしいな。

シリーズは途絶えちゃったけど、一番人気ありそうなアキラがスト5にゲスト参戦したっけね。

 

 

効率プレイを気にする人は体格に注意

どうも身長や体重に応じて(?)スタミナや所持重量が変化するらしく、現在SNSでは波紋を呼んでいる。

確かに作成時に告知しといた方が良いとは思うが、僕は別にどうでもいいかな。
そんなどうしようもない有利不利が生まれるわけではなさそうだし、他者と競ったりするオンゲーでもないし、作りたいキャラのイメージを優先させちゃう。

 

 

どうせ成長もしていくしね。

所持重量はレベルアップのほか、木にたまに止まっているこの金色のテイオウコガネを食べることでも増えていく。

一個当たりの上昇量は微々たるものだが、塵も積もれば何とやら。
結構目立つので旅をしながら探してみよう。

ピカピカ光るので薄暗い場所や夜間はより見つけやすくなるよ。

 

追記: 重量について

重量制限が厳しすぎると批判されがちなのだが、恐らく多くの人は武具の強化素材の蓄積による重量オーバーに悩まされているのではないだろうか。

実は強化素材は店で使用する際、倉庫に預けてある分も使ってくれるので持ち歩く必要はない。
鉱石類などは特に重いため、溜まり始めたらさっさと預けてしまおう。

そうすれば野営具を大量に持ち歩いたりしない限り、重量に苦しむことはないはず。
たまに壊されることがあるので、予備を1個用意しとく程度で良いんじゃないかな。

 

 

DLCも批判されているが…

発売と同時に実に21種もの有料DLCが公開されており、これまた物凄い反発を喰らっているのだが、少し待ってほしい。

販売されているものはいずれもゲーム内でも、比較的入手の容易なアイテムばかりなんだ。
転身の秘術という、本編が始まってからキャラの容姿を変更するアイテムが200円で売られており、特にこれが痛烈に批判されているがポーンギルドへ行けば、少し遊べば交換できる程度のレートで入手ができるんだよ。

これにはリムという、ゴールドとは別の通貨を使うのだけど主な入手方法は
ポーンの出稼ぎなので、”少し遊べば” よりは ”少し待てば” が正確かもしれないが。

(それでも一回分変更する程度ならリムストーンの発見などだけですぐ貯まるはず)

ちなみに交換には500リム必要なのだが、うちのポーンは1日あたり500ちょい稼いでいる。

鍛えていけばより借りられやすくなって稼ぎが増えるだろうし、そもそもそんなに
頻繁に自キャラの顔をいじる人はさすがにそういないだろうから、特に問題ないレートだろう。

 

いずれにせよどうしても今すぐあれしたい!これしたい! って人以外は特に買う必要がないようになっているわけ。あくまで、リアルマネーで買うこともできますよ、というだけのことだ。

 

まあ自分も最初見た時は「何これやっば」って思っちゃったので、ゲーム内でも
入手できるという旨の説明を、もう少し目立つように書いておいた方が良いのは間違いない。

傍から見ていて何かもう、完全なデマではないのだけど広がり方が
災害時の無責任で悪質なデマの拡散に近いものがあるように思う。

ゲーム内で入手できることを知らずに憤っている人が主だろうが、面白がって焚きつけてる奴もいるんじゃないのかね。これ。

メインポーンがロストするとか吹聴して回ってる奴もいるのやばすぎないか。

※ゲーム内でも確かロストというワードが用いられてた気はするが、リムストーンに
 アクセスすればすぐ帰ってくる。キャラが消滅するという意味で触れ回ってる奴がいるのよ。

 

明らかにゲーム買ってなさそうなのに、キャラ作り直しやファストトラベルが有料課金、と連呼して回ってる奴までいるもん。

ネットって怖いよな。

 

 

探索の楽しさが大幅に向上

前作はマップは広いもののダンジョンも村もなーんにもなく、探索する意味が無いに等しかったのだがさすがにそこは進化している。

クエストに関係のないダンジョンもちょこちょこ用意されており、奥には有用な
装備品の入った宝箱があったりもするので、旅をする楽しみや見返りがしっかり用意されているのだ。

 

 

山奥で超キモいモンスターに遭遇したり。

スフィンクスだけあって見た目に反して知的で、こちらから手を出さない限りは戦闘にならないみたいだけどね。

色んな発見があってぶらつくのが楽しいよ。

 

巨大な敵によじ登って急所を攻撃したり、豊富な技を駆使する戦闘は相変わらずの楽しさ。
戦闘は良いのに探索がなぁ・・・ってのが前作の不満点だったので、そこが改善されたなら楽しくないわけがないってね。

 

ポーンシステムも最高

マルチプレイヤーではないけども、自分の相棒であるNPCがよそへお邪魔し経験を積む。
その逆もあり ── という前作から続くこのシステムはやはり良い。

ゲームにもよるがオンラインマルチでは暴言などを目にすることがあるし
協力プレイともなれば勝手な行動は出来ず、自由にやめることもできないことがあるので僕はあまり好きではない。

サクッと遊べる格ゲーやレースはともかく、MMO-RPGなどは面白そうでもこういうのが嫌で手を出せないんだよな。

しかし本作ではポーンの貸し借りという、間接的な手段でしか他者と関わることがないため、肩肘張らずに気楽に遊ぶことができる。

 

主人はリアルで眠りこけている間に、ポーンはよその世界で経験を積んで帰ってきて
颯爽とクエストの攻略法や、隠された宝箱の位置を教えてくれるわけだ。

で、今度はこちらの世界で得た知識を他者のために役立ててくれる。

 

ただ戦闘に参加するだけのパーティキャラでなく、探索そのものをサポートしてくれるこのシステムは本当に良いアイディアだと思うよ。

よその子はモブみたいなもん、と思う人も多いかもしれないが
僕の場合は長い間一緒にいると愛着が湧いて別れが少し辛くなってしまう。

こっちの世界では成長せず装備も新調できないから、いずれは自分の戦力に見合った
ポーンと交代させる時が来るのだけどね。

 

 

気になった点

現時点で個人的に気になった点は以下。

 

・獣人がキモい

TESのカジートみたいで顔自体はかわいいのだけど、耳の位置と形が人間と同じなのが怖い。
キャラクリで普通の猫耳も選ばせてくれたなら多分、主人公かポーンのどちらかは獣人にしていたのだけどね。

というか獣人界のレジェンド・カジートと差別化するために、あえてこういうデザインにしてある気もしなくはない。

 

・ダッシュのスタミナ消費が激しい

移動が楽しいタイプのゲームなので、ファストトラベルが不便なのは個人的には問題ないのだけど
無限ダッシュぐらいはさせてほしい。街中ではスタミナを消費しないのだし、野外でも
非戦闘時は制限無しで良かったんじゃないだろうか。

それか馬とか、徒歩や牛車以外の少し速めの移動手段を用意するとかね。

 

・頭装備の非表示なし

昨今はON/OFF設定できるゲームが多いのでこれは気になる。
まだ序盤だからなのもあるだろうけど、ファイターの頭装備がTHE・雑兵って感じのばかりでダサいんよ。

相棒がシーフなのだけどそっちも全体的にダサかったり、覆面で顔が隠れちゃったり。
かっこいい兜がこれから出てくるならいいのだけど、パッチで何とかしてほしいな。

 

・フォトモードが使いにくい

カメラの位置を何故水平方向に動かせない。キャラのポーズを変えることもできないし。
コマ送りもないので起動時にキャラが瞬きしていたら、一旦解除して
目を開くまで待つ必要があるし、これはさすがに使いにくい上に機能不足で擁護のしようがない。

スクショが捗るタイプのゲームなのだから、こちらも是非アプデで改善してほしい。

 

・吊り橋うざい

攻撃を加えることで切り落とすことができ、壊れた吊り橋は数日後に復活するという仕様。
戦闘で上手く使ってねとのことだが、ぶっちゃけ有効活用できそうな場面なんてほぼ無さそうだし
乱戦だと意図せず破壊してしまうこともある。山奥など迂回路も無い場所だと復活するまで進めなくなるのはやめてほしい。

 

その他

こちらは自分は気にならないがSNSでよく見かける不満点。

 

・街が重い

STEAM版のみの現象? 使用PCのスペックでも変わるのだろうけど
推奨環境を満たしていてもプレイに支障を来すレベルで重いらしい。

僕が使用しているXbox series Sでは、言われてみればちょっと重いかなって程度で気になるほどではない。

ただし描画の遅れは発生しているのか、何もない場所からいきなり住人が現れたりすることはある。

 

・セーブの仕様

タイトル画面で最後に休息した宿屋から再開するを選択すると、野営などのセーブは
無視して宿屋セーブ時まで時間が巻き戻るらしい。

自分はやめる時はシステム→セーブしてタイトルへ、再開は直前から~しか選んだことがないため、詳しいことは分からないが確かに不可解な仕様ではある。

そのうち修正されそうだがとりあえず、直前から再開するを選んどけば問題ないので自衛しよう。

 

・最初からがない

一回セーブデータが作成されるとニューゲームを選べなくなる。
言われて気付いたが確かにないね。でも本体側でセーブデータを削除すればやり直せるらしい。

Xboxの場合はマイゲームとアプリを開き、ドラゴンズドグマ2にカーソルを合わせ
スタートボタンを押し、ゲームとアドオンを管理を選択。ここからセーブデータを削除すればOK.

 

 

ファストトラベルについて私見

こちらもよく見かける不満点だが、本作のファストトラベルは使用条件が限られ
刹那の飛石というアイテムを使用することでしか行えないし、行先も戻りの礎がある場所のみ。

この戻りの礎は固定のもの他、ゲーム内でも入手ができてアイテム扱いの方は最大10まで設置できるのだったかな。

とにかく何かと制限が多いシステムになっているが、自分は本作の場合はこれで丁度良いと思う。

というのもマップは広いとはいえ、さすがにスカイリムやフォールアウト4なんかと比べると
小さいし、クエスト数も十分ではあるが比較対象に挙げた作品のように、狂った数が用意されているわけではない。

なので自由にファストトラベルできちゃうと、かなり味気なくなってしまう気がするんだよ。
牛車もあるしゲームのスケール感を考えれば、これぐらいが良いんじゃないかなと。

 

 

まとめ:人を選ぶが楽しい作品

大手らしからぬ不便さが目立つし、セーブ関連など不備があるのは間違いないので評価が芳しくないのも納得はできるが・・・

何か騒がれすぎというか、元々ニッチな層向けのタイトルのイメージなんだけど
今作はやたら注目されてて、普段ゲームあんまりしないような人も多く買ってるのかな。

そういえばやたらバナー広告とかで見かけた気がするし、もし宣伝に多大な力を
割いていたのなら、元々万人受けするようなゲームではないので戦略ミスなのではないかと思う。

 

僕がRDR2とか、スカイリムのサバイバルモードとか、不便さも求めて
楽しむタイプなので気にならないというか・・・多分、一般の人に比べれば感覚が麻痺している部分はあるんだろうな。

とりあえずまあ、前作が楽しめた人なら正統進化と言える内容なので購入しても問題ないと思うよ。

許容できない人はほんと無理だろうけど、ハマる人はハマるタイプなので
シリーズ未経験者はよく調べてから買うべきかも。

 

 

タイトルとURLをコピーしました