やあどうも、Peter@peters_life0801です。
SDガンダムバトルアライアンス。発売して半年ぐらいかな?
当時買うつもりだったんだけど、体験版を遊んでみてちょっと、うーん・・・ってな感じでスルーしたんだけど、この度ゲームパスでの配信が始まった。
ならばプレイしない理由はないなってことで、クリアまで遊んだので本日はこちらをご紹介しよう。
結論だけ先に言えば、ちょっといじるだけで化けそうな惜しい作品って感じかな。
お気に入り度:★★★☆☆
ストーリーは嫌いじゃない
大まかな設定や流れは説明するのが面倒なのでよそ様に任せよう。
公式サイトなんかで確認してみてね。
オリキャラ三人を中心に話は進むんだけど、時折挟まれるギャグが寒いこともあって最初はちょっと苦手だったかな。でも最終的には三人とも結構好きになっていた。
ガンダムシリーズも色んな展開があるから、中には結末を正視したくないものもある。
歴史を変えたいけど変えられない・・・そんなユノたちの葛藤はよく分かるし、そういった作品への自分の気持ちを代弁してくれていたり、寄り添ってくれているようで好感が持てたんだよな。
最初は歴史を変えようとするが、最終的にはどんな結末も見届ける覚悟を決めるという心境の変化は良かった。
結末を変えることはできずとも、心は鉄華団に寄り添ってくれるのはファンとして超嬉しい。
ゲームが進んで各作品の終盤に触れることが多くなってくれば、当然雰囲気も重くなってくる。
だからこの三人の軽めのノリがプレイヤーの緊張を良い感じにほぐしてくれるのさ。
序盤に比べればこういったノリは徐々に控えめになっていくんだけど、中~終盤にかけて挟まれるGガンダム関係では良い意味ではっちゃけてくれるので、これもまた良い清涼剤になったかな。
シリアスな場面ではちゃんと雰囲気を壊さないように話を進めてくれるしね。
こういうお祭り作品ならではのクロスオーバーも申し分ない。
鉄血最終話の、息も絶え絶えの昭弘の救援に颯爽と現れる師匠。最高すぎるだろ!
後述するキャラの少なさは残念だけど、ストーリー以外にも僚機(味方CPU)の組み合わせによる特殊台詞も豊富に収録されており、時代や作品の垣根を超えた掛け合いは大満足。
めちゃくちゃ良かったとは言わないまでも、なかなか楽しめたよ。
何かよそのブログ見てたら、まともな感性持ってたらストーリーは低評価になるとか書かれてたが、
すまねえな。まともな感性じゃなくて。
あと「ゲーム内のキャラが作品のネタバレするのがクソ」とかキレてる奴がいたけど、断片的とはいえ原作を再現しているゲームでネタバレするなとか、一体何を言っているんだ?
このゲームが合わなくて坊主憎けりゃ・・・状態なんだろうけど的外れにもほどがあるぞ。
ガンダムオタクってわざわざ楽しんでる他者を貶す奴が多いからほんと嫌い。
いや僕もそのガンダムオタクだが、このカテゴリでだけは他の人とは一切関わりたくない。そりゃ良い人もいるだろうけど、頭おかしい奴が多すぎる。
人それぞれ感じ方は違うのだから合う合わないがあるのは当然だ。
作品に対して批評するのも結構。
でも何で楽しいって言ってる人を、いちいち人格否定したり攻撃する必要があるの?
ちょっと理解できないよ。
ただし主人公はちょっと・・・
顔グラなし、ストーリーにも全然絡まない。
選択肢扱いでごく稀に会話に参加する程度で基本喋らない。
かと思えば戦闘中には熱血気味のボイスが用意されていて、中途半端にキャラ付けされている。
Gジェネレベルで良いからキャラメイク要素入れるか、固有のキャラにした方が良かったんじゃないかな。こんなんなら普通に原作キャラを操作したかった。
※僚機(CPU)として二人まで連れていくことはできる。搭乗機体は固定。
会話が不自然なキャラが何人かいるのも×
何人かはボイスを新録せず原作から無理やり持ってきているため、おかしなことになっている人物がちらほら。亡くなっている方の場合は仕方ないけども、マッキーなんでこんなことになってんだ。
原作の名言を垂れ流し続けるのみで、まったく会話が嚙み合ってなくてただの変な人になってるぞ・・・。
この頃はまだあの不祥事も発覚してなかったはずだから、アレは関係ないだろうし。
気になった点
プレイアブル機体、キャラクターが少なすぎる
最低限と言えるレベルすら満たしていない。
フラウロスすら使えないってマジ!? って思ったらこんなのはまだ可愛いもんで
ガンダムWなんかゼロ(ヒイロ)とエピオン(ゼクス)のみ、閣下はおろかデュオや五飛たちすらいない。EWも未参戦。
※これでも鉄血はかなり優遇されている方。
もちろんGはアレンビーもシャッフル同盟もいないが、この辺はストーリに絡むだけまだマシ。
テレビ放映作品であるにも拘らず主人公しかいない、いわゆる ”いるだけ参戦” の作品もかなり多い。
ZZでさえそうだし、SEEDや00といったファンの多い作品であっても、ムウやルナマリア、グラハムといった人気のある主要キャラがいなかったりする始末。
ムウは会話でのみ登場するのと、グラハムは一応DLCで参戦するようだけど、最初からいるべきキャラじゃないかな・・・?
0080のもう一人の主人公と言っていいバーニィも上のキャラ達と似たようなもので、登場はするがザク改ともども加入しない。
声優さんが亡くなられているからだろうけど、すでにある音声でどうにかできなかったのかな。
クロスボーンなんて主人公すらいない。
いやまあ確かにキンケドゥとX1のが人気あるだろうし、活躍度も主人公っぽいけどさぁ。
トビア・・・。ザビーネ(X2)はいるのに・・・。
他、量産機はCPU専用でほとんど使えないのも残念。
主人公の初期機体であるジムほか、序盤にザクやグフ、ドムとポンポン解禁されていくので期待していたのだが、なんとこれで打ち止め。
味方にいるランドマン・ロディを見て、入手したら強化しまくるのを楽しみにしていたんだけど、まさか使えないなんて。
登場する量産機も少ないので、全部プレイアブルにしてもそんな数にはならないってレベルなのになー。
(例えば鉄血終盤で印象的なグレイズシルトはおらず、ただのグレイズしかいない)
機体の加入が遅いのも難点か
主人公が最後に乗ることになる機体(ルプスレクスやνなど)ほか、そのライバル機などの加入は終盤。
UCやG、いるだけ参戦組の多くも出てくるのは大分遅いので、これは人によってはかなり辛いんじゃないかな。
僕の場合は幸い、大好きなバルバトスやリベイクフルシティが早い段階で加入してくれたからモチベを保てたけども、序盤はストーリーも微妙だったこともあって、この辺の加入が遅ければ早々に投げ出してたかも。
好きな機体で暴れてなんぼのゲームだと思うので、Gジェネのようにステージ選択の自由度を高くしてほしかったね。
PSPのGジェネワールドだったかな。
あれみたいに、いくつかの中から好きな機体1つだけもらえるとかさ。
改造費が高すぎるのも×
入手金額に対して改造(レベル上げ)にかかる費用が超高い。
なので必然的に使う機体は限られてしまい、気分に合わせて使い分けると言ったことができるようになるには、かなりの時間がかかる。
いくらプレイアブル機が少ないとはいえ、主人公及びそのライバルは大体網羅されているからね。
色んな機体を使いたくなるってもんなんだけど。
肝心のアクションが微妙
全体的に動きは遅めでもっさり感が強く、操作していてあまり爽快感はない。
攻撃アクションのパターンが乏しいしブーストダッシュも遅く、終盤の広いステージの移動が面倒臭い。
ロックオンもめちゃくちゃ使いにくい。カメラ動かすと対象が切り替わるのはやめてほしいな。
ジャンプ力が低すぎて原作では軽く飛び越えてしまうような、こんな高さですらどこかにある段差なりを利用しなきゃ登れなかったり
SP攻撃のカットインはカッコいいが、この演出の間も時間が経過しているので
画面が元に戻ったら敵のいない明後日の方向へ技を振っていたりするなど、もっさり感以外にもとにかく不満点が多い。
※一応補足。この画像はただの例で、ルプスレクスのSPは一定時間自身の攻撃アクションを
強化する性能なので上記のような理不尽なミスは発生しえない。
この仕様はオンライン前提であることの弊害なんだろうけど・・・。
モーション面以外でも、ボスクラスの敵はスーパーアーマー持ちなのも爽快感のなさに拍車を掛けているね。
ただしMSのモーションは良い感じ
原作の動きを再現しつつ、SDならではのダイナミックさも上手く表現されていてモーション自体は良い出来。
上のルプスレクスなんかはSPを使用すると、最終話の大立ち回りを演じたような動きに変化し、あのMSを超越したアクションをゲーム内で再現してくれる。
ここはファンならば満足いく出来に仕上がっているはずだ。
まとめ: 磨けば光りそうな原石
不満の大元である登場キャラの少なさや、アクションのもっさり感だけどうにかすれば大化けしそう。
あとはゲームバランスがオンラインマルチプレイ前提になっているので、ソロとマルチでは
敵の耐久力を変更するなどの調整も必要か。
書き始めると不満点の羅列になってしまったけど、土台自体は悪くないと思うんだよね。
ってことでシリーズ化されるかは分からないけど、もし続編が出るならば期待したい。
Gジェネのアクション版って感じで発展していってくれると嬉しいんだけどな。