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やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はLies of Pという作品をご紹介。
プレイ時間は52時間40分、実績は755/1000解除済みで現在二周目を楽しんでいる立場からの感想記事。
三周目クリアぐらいまではしたいなと考えているほど良い作品。
ウォーロンといい、今年は優秀なソウルライクゲーが複数登場しているね!
お気に入り度:★★★★★
概要
2023年9月18日発売。対応機種はXbox、PC、PSでお値段は8360円。
ジャンルはアクションRPGで、ソウルライクと分類される高難易度の死にゲー。
舞台は人と人形がともに暮らす街・クラット。
労働、教育、娯楽、治安維持etc… 彼らは色んな分野で人々を補助し
市民は平和な日々を謳歌していたが、突如人形たちが暴走。
街は人形たちによる虐殺が繰り広げられる、阿鼻叫喚の地獄絵図と化してしまった。
プレイヤーは暴走せずに眠っていた人形のP。
謎の声によって目覚め導かれ、事件の謎に迫っていくのだが・・・。
ダークな世界観は良いぞ!
ざっくり言えば誰もが知る童話のピノキオをベースに、ダークファンタジー要素を加えたもの。
元々童話に実は怖い話が多かったり、あのくまのプーさんでさえホラー映画化したりしているので、斬新ではないかもしれないが、やはり意外性を感じる組み合わせには目が向いてしまう。
超有名なのに実はピノキオの内容は全然知らなかったりするが、物語自体は完全に別物のようだ。
でもゼペットじいさんぐらいは知ってるし、少し調べてみたところソフィアをはじめ
アカギツネとクロネコなどしっかり原典が元ネタとなっているキャラは多いらしい。
日本人形やフランス人形でなく、半ばロボットみたいな奴をここまで不気味に表現するセンスは好き。
ただ取って付けたようにゲーム性に合わせ、ダークな世界観を用意しました!
ってだけじゃなく、ストーリーも思いの外しっかり作られていて面白かった。
主人公が人形でなければならない内容だったし、嘘が結末を左右する重要なファクターになっていたりと、ピノキオという作品を良い感じにアレンジできているのかもね。
音楽が良い! 美しい曲の数々
BGM、歌が共に素晴らしく、特にレコードに収録されている曲はすべて名曲。
レコードの多くはただ拾うだけなのではなく、イベントを通して入手する。
渡してくれた、遺してくれた人たちにとっての思い出の曲だったり、あるいはその人の人生を表していたりするのだろうか。
詩のようなアイテム説明文からも色々考えてしまい、特にShadow Flowerなどは
背景を強烈に意識させられるので聴いているとうるっときてしまうね。
是非サントラが欲しいのだが残念ながら、コレクターズエディションの付属品のみで別売りはされていない模様。
大手メディア・4Gamer様のYoutubeチャンネルがレコードBGM集を公開してくださっているので、本作の曲が恋しくなれば起動せずともこれで聴くのもあり。
ローカライズについて
ところどころ不自然な箇所や誤字はあるが、意味はしっかり分かるし及第点。
自分の場合、ローカライズしてもらえるだけありがたいってスタンスだし。
アントニアが急に少年のような言葉遣いになったりするが、上で挙げたレコードの詩的な説明文などセンスを感じるものも多い。
ゲームバランスはかなり良い?
自分がプレイしたソウルライクの中では一番難しかったと思う。
しかし物語の進行に応じた難易度の上り幅が良い感じで、同系統の作品の中でも
上達を一際実感しやすかったのも、本作にのめり込めた理由の一つ。
ただ二体いるラスボス(内一体はBADエンドルート以外で戦える)は、さすがにちょっとやりすぎなような。
あの手数にスピード、攻撃範囲なら威力はもう少し控えめにするなどして欲しい。
救済措置はあるのでそれに手を出せば、簡単に倒すことができたんだけどね。
方法に関しては記事の一番最後に記載しておくので、気になる方はどうぞ。
最終盤のボスを除けば理不尽感はなく、やられてしまっても自分に原因があったと分かるようなバランス。
あとは助霊、その名の通りボス戦で助太刀をしてくれるNPCなんだけど、こいつが超有能で
高難易度ゲームが苦手な人には大きな助けになってくれる。
召喚にはアイテムが必要だけど、そこらの雑魚がどんどん落としてくれるので、足りなくて困ることはないはずだ。
仲間が有名武将であるウォーロンもこれぐらい強けりゃなぁ・・・と思っちゃう。
まああのゲームは易しめなので、本作ぐらい強いと簡単になりすぎるのか。
ユーザーフレンドリーで遊びやすい設計
最大所持数を超えた消費アイテムは自動で保管庫に送られ、使った分はリトライや休息時に自動で補充される。
ほか、本作でもソウルライクのお約束として死亡すると経験値を落としてしまうのだが
ボス戦でやられた場合はボス部屋の手前に配置され、再戦せずとも回収できるようになっている。
これ、初手回収しようとしたら攻撃喰らっちゃって大ダメージ、なんてことが結構あったから
個人的には非常にありがたい。
高難易度ゲーということで人を選ぶ作品ではあるが、万人が遊びやすいようにとても配慮されているように思う。
気になった点
装備を新調する楽しさはいまいち
入手手段は一部強敵の確定ドロップ、拾い物、交換含む店売りのみ。
雑魚が強い装備品を落とすようなサプライズがない上、人形のパーツという
設定のため外見も変わらないので、あまり新しい装備を入手する楽しさは感じられなかった。
武器は調合が面白いので良いのだけど、このシステムの関係からか
どうも各装備は一つずつしか存在しないようで、これが敵からのランダムドロップがない原因なのかな。
(二周目に入ると同じ武器を入手することができるが)
雑魚のドロップ品が意外に強いといった発見がないのは少し寂しい。
武器はそれぞれグラフィックが異なるほか、服はイベントなどで入手したもので変更はできるんだけどね。
頭は設定的に決してネタ装備ではないのだが、愉快な見た目をした動物の覆面のみ。
つばの広い帽子だとか、おしゃれなハットなんかもほしいところ。
積載力きつすぎ?
同系統のゲームと同じく本作にも装備品に重量が設定されており、一定数値を超えるとペナルティを受けてしまう
そしてレベルアップでその数値を緩和できるのも同様・・・なのだが
類似のゲーム、少なくとも自分がプレイしてきた中では圧倒的に制限が厳しい。
クリア時点で重量に関するステータスに一番割り振っていたソウルライクは初めてだ。
でもこれはこれで本作の個性の一つと言えるのかも。
重量に余裕ができれば武具だけでなく、別のリージョンアームも装備出来たり
このゲームならではの恩恵があるしね。
ジャスガあれこれ
攻守ともに重要な要素ではあるが、ガードの発生が少し遅い上にタイミングがシビア。
もう少し猶予時間を延ばしてほしい。
それと成功時の演出強化。
でかい敵が派手なエフェクト付きで攻撃してきた時など、しばしば成否が分かりにくいことがある。
まとめ
プレイしたソウルライクで一番好きかも。
戦闘は本作、装備厳選の楽しさは仁王2って感じでこの二つが私的には現状抜きん出てるかな。
ダークソウルのパクリと言われて・・・いや実際UIや雰囲気は本当にそっくりなんだけど
リージョンアームや武器調合など、本作独自で且つ面白い要素も多い。
レベルアップによるステータス割り振りだけでなく、P機関(スキルツリーのようなもの)など
強化要素が多岐に亘っているのも評価できる。
なので安易なパクリ作品ではなく原典をリスペクトしつつ、良いものを作りたいという気概が感じられる作品だという印象を受けた。
Xboxユーザーならば2023年11月現在では、ゲームパスで配信されているため気軽に始めることができる。ソウルライクゲーが好きなら是非遊んでみてほしい。
※広告の下におまけ(先述した救済措置)があるよ!
おまけ: ラスボスを倒せない人へ
ラスボスが正攻法では無理そうだったので、自分が利用したのは以下の二つ。
いずれも多くのサイトで紹介されているものなんだけどね。
・アイギスのジャストガード
リージョンアーム・アイギスを展開しながらガードボタンを連打すると
ガード状態を維持したままジャスガの判定だけ発生するため、鉄壁の守りとなる。
バグなのではと言われているし、確かに正常な動作とも思えないのでいつか修正されてしまうかも。
・完璧の砥石
要探索。ベニーニコレクションをすべて集めるとプルチネラのお店で売り出される。
使用後は一定時間、ガード中はフューリーも含めすべての攻撃がジャスガになるというチートアイテム。
無欠のラクサシアおよび名もなき人形の第二形態といった、無慈悲な高速ラッシュを
持っている相手に極めて有効で、ガードボタンを押しっぱにしているだけでスタッガー状態にしやすくなる。
P機関でフェーズ2の特殊砥石効果時間増加(アイテムタイプの項)、フェーズ4にある特殊砥石使用数増加を修得しておくとさらに安心。
ちなみに武器は盟約のトリアイナを使用。
タメ攻撃が踏み込みながら突き出すモーションであるため、リーチが長く使いやすい。
30%もの確率で発生するクリティカルが強力なのも魅力的。
進化ビルドでの電気属性武器やアイテム投擲も強いらしいが、戦闘スタイルはここまで来れたなら
自分が得意とするもので大丈夫なはず。