やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はプラネットオブラナという作品をご紹介。
クリア済みの感想でプレイ時間は4時間51分。
グラフィックに惹かれてDLしたけど雰囲気最高、謎解きパズルも楽しい良いゲームだったよ。
お気に入り度:★★★★★
概要
2023年5月23日配信開始。
開発はスウェーデンのチーム・Wishfully StudioでXboxとPCで配信中。
お値段は前者が2200円で後者が2300円。
※この記事投稿からしばらくしてSwitchとPSでも発売された。
機種間で値段が微妙に違うのはよくあるが、大抵CS機よりPC版の方が安いように思う。
なので逆になっている本作は珍しい? 僕があんまり知らないだけかもだが。
本作のジャンルはアクションパズルとかアドベンチャーになるのかな。
マイクロソフトストアでの紹介は以下。
とある惑星ではかつて、人間と自然、動物たちが完璧な調和のもとに暮らしていた。だが今、その平和は見る影もない。
数百年にわたって蓄積してきた不調和がとうとう、無機質な生物の群れの形をとり立ちはだかったのだ。だがここで語られるのは、戦争の物語ではない。これは命の躍動する、美しい星の物語――そしてその美を守り抜く旅の物語だ。
ゲームの特徴
• パートナーと歩む、独創性あふれるゲームプレイ
• 様々な困難や奇妙なひねりの効いたパズルに挑もう
• ステルスと機転で慎重に危険を切り抜けよう
• 反射神経を研ぎ澄ませ、ハードなアクション・シークエンスを乗り越えよう
• いくつもの銀河をまたぎ、はるかな時を超える壮大な物語を紐解こう
旅の途中で出会った謎の生物・Mui(ムイ)とともに、行く手を阻む仕掛けを解きながら進めていこう。
Muiには行き先を指示したり待機させたり、狭い場所を進んでもらったりスイッチを押してもらったり・・・と、彼?ならではの色んな役割がある。
スイッチを押してもらっている間だけ出現する足場で登り、今度は主人公がMuiと合流できるように仕掛けを解いたり。一蓮托生で進んでいく姿は微笑ましい。
この小さな相棒とともに、さらわれてしまった村の人たちを救うべくラナの大地を駆け巡るのだ。
息を呑む美しさ。グラフィックは最高!
舞台となるラナは地球によく似た緑豊かな惑星。
だけど非日常的な美しさも備えており、この油絵のようなグラフィックで再現された、雄大な自然の中を駆け抜ける気持ち良さは格別だった。
足を止めてしばし悩む謎解きもあるけど、走ってサクサク進めるシーンも多いんだ。
駆け抜ける場面では開けていて綺麗な背景であることが多いように思う。
逆に謎を解く場面では、思わず眺めてしまう謎の壁画があったりとか。
状況に合わせて背景のデザインがしっかり考えられているんだよね。
パズルがメインとはいえそれ一辺倒ではなく、美しい自然の中を伸び伸び走るシーンも適宜挟まれる。グラフィックの良さに加え、この静と動の使い分けがあるからこそ得も言われぬ爽快感があったのだと思う。
思わず足を止めて見惚れてしまうことが何度かあったし、スクショの撮影も捗った。
精細な3DCGでなくても絶景は生み出せる、ってのをインディーズゲーはしばしば教えてくれる。
想像力を掻き立てられる世界観
一連の物語はあるものの、作中には一切の文章が登場しない。
会話シーンがたまにあるが存在しない言語だと思われ、内容は自分で想像してみてねというスタイルなのだろう。
ストアの紹介文も何だか分かるような分からないような、微妙な書き方をされているし。
主人公たちは機械や電気などが存在しない生活を送っているようだが、どこからともなく現れたロボット軍団に制圧されてしまう──
しかし旅の途中では、かつて文明が栄えていた名残だと思われる謎の施設が登場したり。
道中発見できる壁画からは、何となくこの星の人間がどこからやって来たのか分かるようになっているし、考察好きにはたまらない内容になっているんじゃないかなと。
背景などから少しずつ見えてくるこの世界の謎は最後までワクワクしたし、ゲームを進めつつ考察するのも楽しかったね。
気になった点
終盤のQTE(失敗で即死)と初見殺しがちょっと嫌だったなってぐらい。
そんな難しいもんじゃなかったけどQTE自体、僕は誰得なんだって思ってるもんで・・・
あるシーンでは連打させられることも多かったので、少し疲れたりも。
真・北斗無双みたいに時間制限がないものは全然良いんだけどね。
(むしろあれは自分で秘孔突いてる感あって好きだった)
まとめ
美しい自然の中を走る爽快感や、直接的な説明はないながらも先が気になる物語、そして神秘的な世界観などに惹きこまれ、一気にクリアしてしまった。
何を話しているかは分からないけど声色の変化や仕草、移り行く背景だけで夢中になれるストーリーを紡ぎだすのって、なかなかできることじゃないと思う。
テンポよく進むが謎解きは難しすぎず簡単すぎず、バランスが良いのもハマれた理由の一つかな。
おじいちゃんの記憶を巡る旅同様、繰り返し遊ぶことはないだろうけど心に残り続ける・・・そういうタイプの、雰囲気が素晴らしいゲームだった。
2023年5月現在、ゲームパスで配信中なので是非ぜひ。
おまけ(ネタバレ注意)
実績情報
自分で攻略というか動画のおすすめだけど笑
英語だけどシンプルなゲームなので、見るだけで分かるはず。
神殿は注意しながらプレイしたってのに、4つしか発見できなかったんだよね。
イライラ棒やQTE、タイミングがシビアな謎解きもあるしで、死なずにクリアはちょっとできる気がしないなぁ。
中途半端な世界観、ストーリー考察
ごめん。考察と言うか疑問を並べてるだけかもしれない。
そして一周しかプレイしていないので的外れかもしれない。
まあこれが皆様の考察の、何かのヒントにでもなれば幸いさ。
本作の人間は地球からやって来たのは間違いないと思う。
宇宙にまで生活圏を広げた人類が、このラナに入植したんじゃないかな。
大規模な居住地のような跡地や、砂漠に隠れ住んでいた老人を見るに最初は
文明的な生活を送っていたが、何らかの理由で地球と連絡が取れなくなり孤立、次第に自給自足の生活を強いられるようになっていったんだろう。
で、何代か経てそんな生活が当たり前になってしまったのが主人公の時代。
ロボット軍団は何とも言えないけど、地球から差し向けられたもの?
ストアの紹介では蓄積した不調和が形を成したもの、みたいに言われてるけどそんな馬鹿なと思っちゃうし。
こんな奴らが自然発生するとは思えない。
で、奴らは人をさらっていた・・・ように見えるけどさ。
終盤に集められた人たちのいるエリアがあるが、捕らえられてるんじゃなく保護されているようには見えないかい?
各部屋はあんまり広くないが清潔そうで整えられたベッドもある。
壁に見える給水機みたいのは食糧を供給するための装置かな?
※道中でミンチにされていた生物たちはスープか何かになって、ここから出てくるんじゃないかな。
飛び散ってた体液と同じ色をしているし。
捕らえたのなら汚い部屋にまとめて押し込んでおけばいいわけで、こんな綺麗な個室をそれぞれに用意するのは変だと思うんだよな。
殺すのが目的ではないし、何か実験に使うような様子もない。
しかしこの施設は地球人が運営しているわけでもなく、すべて機械任せらしい。
地球へ連れ帰るためというわけでもなさそうだし、人間を集めるのは何故か・・・うーん。
ストア紹介文の調和が崩れてしまったとは、つまり人間ー動物間のパワーバランスも崩れているわけか。あいつら凶暴で襲ってくるし、動物だけ殺しているのは人間を守るためとか?
増えすぎて奴らに殺される人間が多かったとかさ。
長い年月を経て、この星に定住した人間たちすらも忘れた工場だか研究所だかが
この最終ステージで、稼働を停止していたが人類の危機に目覚めて保護し始め・・・
ってのは多分違うか。建物内部が道中通ったものに比べ綺麗すぎるし、オープニングとか見てると人間は普通に平和に暮らしてるように見えるし。
Muiも謎の存在だよね。
砂漠の老人の施設にあった昔の写真では複数体映っているし、人間とは友好的な関係であったことも窺える。
アミュレットなどと連動して(?)不思議な力を使えるようだし、上述した最終ステージでは他の動物のようにミンチにされず、エラーを起こして別の部屋へ移されている。
処分される様子もなかったことから察するに、Muiはラナに住む動物ではなく
地球から人間と一緒にやって来た生命体なのではないだろうか。
ただの愛玩動物ではなく、人間をサポートするために作られた人造生命体だったりするのかもね。
とまあ、こんなとこ。
~だろうとか、~かもねじゃなくしっかり結論付けたいけど、考えがまとまりそうにないのでギブアップ。
また何か思いついたら追記するかもしれないけど、あてにはしないでね!