【評価/レビュー】 デッドライジング4 【シリーズを終わらせた一作】

※当ブログの記事には広告やアフィリエイトが含まれております。

 

こんにちは! 皆様連休はいかがお過ごしかな?
Peterでっす。

 

本日レビューするのはゾンビ好きの間では人気のシリーズ4作目、デッドライジング4 

 

 

 

 

Xbox one、PS4、PCで発売中。
例によって僕がプレイしたのはXbox版。

 

お気に入り度:★☆☆☆☆

 

 

どんなゲーム?

ゾンビ無双と言われることもある、大量のゾンビをバッタバッタと薙ぎ倒すゲーム。

そこらに転がっているバットなどは勿論、観葉植物やレジまでありとあらゆる日用品etcが武器となるのが魅力。

また、キャラの成長はレベル制で、ゾンビを倒したり生存者を助けることで経験値を獲得。
レベルアップすると体力が増えるほか、各アクションやステータスに補正がかかるパッシブスキルなどを修得することが可能だ。

 

ゾンビのワラワラ感は申し分なし!

 

 

 

良かった点

時間制限の撤廃

基本的に時間に追われるゲームって好きじゃないので、この変更は嬉しい。
本作ではイベント管理に追われることなく、心行くまでゾンビと戯れることができる。

 

 

フランクさん再び

記念すべきシリーズ第一作目の主人公にして人気キャラのフランク。
格ゲーのマーベルVSカプコンにも登場したよね。

彼の再登場に当初、多くのファンが沸いたが結果は・・・詳細は後述。

 

 

 

 

気になった点

主人公が別人すぎる

本作の主人公は第一作目と同じキャラなんだけど性格が変わりすぎていて思わず、お前誰やねんとツッコミを入れたくなるほど。

1ではアウトブレイクに戸惑いながらも人命を重んじる熱い男だったが、本作では趣味の悪いジョークや皮肉を繰り返しながらゾンビ殺しを楽しんでいるタダのサイコ野郎に。

 

一作目の後に色々あったので、それらで性格が歪んでしまったという擁護もできなくはないんだけど、それにしたって・・・ねえ。

 

 

日本語吹き替えも違和感バリバリ

シリーズ4作目にしていきなりの日本語吹き替え導入。

これは好き好きだろうけど日本語でしゃべるフランクにどうも慣れられなかった。
英語音声・日本語字幕とか選べれば不満も無かったんだけどね。

 

そのくせセリフ以外の、被弾時のうめき声などは何故か海外版のままなので違和感が。

 

 

 

コンボ武器いらなくない?

2から導入された特定の武器同士を組み合わせて作成するコンボ武器。
ほとんどが非常に強力で・・・いや、強力すぎてつまらないのよ、これ。

本作は特に”アイスソード””あの日の鉄拳”が簡単に作成できる上に強すぎて、この2つばっか使ってた気がする。

デッドラの魅力の一つって言ったら多様な武器。
入手しやすく強力なコンボ武器なんてものがあると、大半の武器が死んじゃうワケさ。

1なんかは急場しのぎに拾った変な武器が意外に強いとか、面白い発見があったのになぁ。

 

前の二作はここまで簡単に、大量に作れなかった記憶があるし
それでまだバランス取れてたような気がするのだけど。

 

 

全体的にアクションが劣化

これまでの作品で使用できていたレベルアップで解放されていく多様な体術は廃止。
入手が容易で強力なコンボ武器も相まってアクションがかなり単調になってしまっている。

他の武器にしたって投擲が廃止されたし、食べ物は回復量がどれも一律になったし・・・。

 

 

エキゾスーツもいらない

 

軍が開発したパワードスーツで一定時間、人間離れした強さを得ることができる新要素。

が、基本的にイベントで使用できるシーンではこれありきの難易度調整になってるし、平時に発見してもすぐバッテリー切れちゃうしで微妙すぎる。

何よりこれを着ている間にしか取れない収集アイテムがあるのにもウンザリ。

 

デザインやアクション的にも、元よりバカゲーっぽさはあるもののさすがに悪ノリしすぎてる感があるのもね。

 

 

 

デッドラ名物・サイコパスの削除

ゾンビパニックで狂ってしまった人間たち、デッドラ名物のサイコパスが本作ではカット。

以前の生活に執着しながらも完全に狂っている彼・彼女らはコメディチックに描かれながらも哀愁感を漂わせており、このシリーズには欠かせぬ名脇役たちだった。

 

本シリーズにおいてサイコパスの削除はストーリーが弱くなるだけでなくボス戦まで減ってしまうことになるので、ゲーム的には何一つ良いことのない悪手だと思うんだけどな・・・。

 

代わりにマニアックという狂った人間連中が追加されたが、こいつらはただのモブ。
従来のサイコパスのようなイベントシーンや凝ったボス戦はなく、全く印象に残らなかった。

名前も固有のグラフィックなんてものも当然ない。

 

 

調査パートはテンポを悪くしているだけ

カメラを使って謎を暴く調査パート。

証拠品などにフォーカス、撮影することで先へ進めるんだけど、これが見つからない時はなかなか見つからずにストレスが溜まる。

 

 

ジャーナリストであるフランクが主人公だけにカメラを活用したかったんだろうけど、これはぶっちゃけつまらないよ・・・。

なお、このカメラは調査に以外は使わず過去作品のように撮影で経験値を得たりするお遊び要素はなくなっている。

 

 

その他色々

ちょっと多すぎるので残りは箇条書き。

 

・収集アイテムどこ?
オープンワールドにはよくあるコレクションアイテムの収集が本作にもあるわけなんだけど、これがどこにあるんだかサッパリ。

条件を満たすことでマップ上にアイコンが表示されるんだけど、表示されている場所へ行っても鍵がかかっていて入れなかったり、地下などにあるのか何もないということが頻繁に。

 

・バグまみれ
進行不能バグ(ロードで直る)やフリーズ後に強制終了など大小様々なバグの宝庫。
ただしアップデートを重ねて、少なくともXbox版は現在はほとんど全て修正された模様。

 

・真のエンディングはDLC
途中でギブアップしたので自分の目で確認したわけではないんだけど、本編は酷いタイミングで終了し、後に販売されたDLCで本当のエンディングと呼べるものが見られる仕様だそう。

って言うかそのDLCも買ってあるんだけど、そこまで進める気力がない笑

 

 

 

 

まとめ

2が微妙、3で持ち直したと思ったら4でまたやらかすという不安定なシリーズ。

 

本作は元々の出来が悪い上、後に移植されたPS4版ではセーブデータやPS4のシステムそのものが破損するバグを筆頭に、Xbox版やPC版には無い・もしくは修正された数々の凶悪なバグで多くのプレイヤーを地獄へ突き落とすこととなった。

結局無数のバグは技術的に修正不可ということでカプコンも匙を投げ、現在もセーブデータ破損バグは存在しているんだとか。

(PS4のシステムを破壊するバグは修正された・・・らしい)

 

DEAD RISING 4 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~
このページではOne/Win用ソフト『DEAD RISING 4』と、完全版であるPS4用ソフト『DEAD RISING 4 Special Edition』を紹介しています。 DEAD RISING...

 

作品そのものが微妙だったところへ移植で盛大にやらかしてしまったため、本作で恐らくシリーズにトドメを刺したかと思われる。

実際、本作を開発したスタジオは閉鎖されてしまったし、3のように再度マイクロソフトが援助でもしない限りはもう続編は出ないんじゃないかな。

 

なんてーか、あんまりこの言葉は使いたくないけどクソゲーとしか形容しようがないゲームだったね。

これが第一作目ならいまいちぐらいで済むんだけど、シリーズのお約束をことごとく廃止したり、上記のバグの嵐で修正もできずに投げっぱなしなど、ちょっとありえないなぁと。

わざとやってるのかってぐらい、面白い要素を削って余計な要素を付け足しててさ。

 

ファンとしてはしっかりした続編を出して名誉挽回してほしいもんだけど・・・。

 

 

タイトルとURLをコピーしました