【評価/レビュー】 ダイイングライト2 【深刻なバグが悔やまれる…】

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どうもー、Peter@peters_life0801です。

 

さて、随分時間がかかったけど本日はダイイングライト2を改めてご紹介しよう。

なんつーかね、前作に引き続き色々惜しいゲームだったね。

 

 

お気に入り度:★★☆☆☆

 

 

概要

2022年2月発売。
一人称視点でゾンビが蠢くオープンワールドを駆け回るアクションRPGのシリーズ2作目。

ハラン市に撒かれたゾンビウイルスが世界中に広まり滅んでしまった世界が舞台。
時間軸としては前作の15年後ぐらいだったかな?

ゲームの基本的な内容は変化していないので、こちらの記事も併せてご覧あれ。

 

 

ほか、本作を途中まで遊んでみた感想の記事もあるので、補足として良かったら読んでみてね!

 

 

 

 

良かった点

キャラクターは魅力的で物語も面白い。ただし・・・

登場人物はいずれも魅力的。

主人公は物語の進行に合わせて何度か、2つの勢力どちらにつくかを迫られるが
いずれも表向きは善良に見えるものの腹に一物ある感じで、加担するのに悩まされる。

多くの人物が人間臭くて、腹黒い部分も含めて愛せると言うか共感できると言うかね。

そんなわけでキャラクターの造形は非常に良く出来ているので、そんな連中が織りなすストーリーは基本的に面白い。

 

ただ、全体で見た場合は(加担する勢力によるのかもしれないけど)違和感がある。

例えば僕の場合は終始バザール側に協力していて、ピースキーパーとは完全に決裂したようなイベントを何度か経験しているのに、後にまたフツーに協力し合っていたりと、んん?と思う箇所が何度かあった。

 

ラスボスが街を破壊しようとする動機もそんなしょーもない理由だったんかい! ってガッカリしたし
要所要所では面白い話が多いだけに、上手くまとまっていない感があるのは残念だった。

(ラスボスも終盤になると分かるその背景から、この動機以外は良いキャラだったんだけど)

 

 

 

 

そうそう、続編だけど前作とのつながりはほぼ無いので、未プレイの人も気兼ねなくプレイできるよ。

 

 

 

パルクールは進化したと思うが・・・

パラグライダーの追加などで前作には無い移動の爽快感が新たに生まれてはいる。

しかしパルクールにスタミナを消費するようになっていたり(0になると強制落下)、普通には登れない高い建物が多数増えたなど快適性が大きく損なわれてもいる。

ちなみにそういった建物の屋上への移動は、より高いビルからパラグライダーで着地するしかない。

セントラル以降は前作のように屋根伝いにスイスイ走り回ることはできなくなったので、一長一短って感じなのかなぁ。

 

”良い点”なんだしもっと褒めろよ! と思われるかもしれない書き方だけど
進化した部分もあれば退化した部分もあって、正直褒めにくいんだよね。

全体的に一歩進んで一歩下がった感じ。

移動のみならず戦闘もキックの大幅な弱体化や武器修理の廃止など、不便になっている点があるし。

※修理に関しては一応できなくはないが、半分裏技みたいなもの。
 また、無限に修理できるようになるアイテムもあるが隠し要素なので普通には入手できない。

 

 

終末世界の空気感は良いぞ!

これだけは手放しで褒められるかな?

世界が滅んで十数年経っているだけあって、建造物は良い感じに朽ちている。

ゾンビが徘徊し、建物にまで草木が生えた街並みは他の作品にはない独特の魅力があって惹き込まれるね!

ポストアポカリプスものが好きなら一見の価値はあると思う。

 

 

 

 

気になった点

免疫システムは蛇足

新要素として暗い場所にいると免疫力が低下し、一定時間が経過すると死亡するというシステムが追加されたけど、これはいらなかったなぁって。

※免疫力は日光やUVライトの光を浴びたり、アイテムの使用で回復。

 

プレイヤーにとって完全にただの足枷にしかなっておらず、前作にはなかったいらぬ制限が増えただけという感じ。

免疫力の低下=ボラタイル化という設定なので下がれば下がるほど攻撃力は上がるなど、両刃の剣の役割でもあれば印象は大きく変わったと思うんだけど。

 

これのせいで夜の探索がめちゃくちゃ面倒臭くなってんだよね。

 

 

しかも今作は夜の探索を半強制される

主人公の体力やスタミナを上げるにはインヒビターというアイテムが必要であり、これの多くが夜間にしか立ち入れない場所に配置されている。

一応昼間にも入れはするんだけど内部はボラタイルの巣になっているため、奴らが出払う夜以外はクリア不可能ってわけなのさ。

 

前作ではおもむろにボラタイルとの追いかけっこを楽しんだりしたもんだけど、今作の夜は本当につまらない。

免疫力に夜明けまでに探索を終える必要がある、と二重に制限時間が設けられているため、インヒビター集めがちょっと面倒くさすぎる。

 

 

 

つまらない謎解きが多い

とりあえず風車、地下鉄の電源入れ、給水塔のケーブルなどは本当に面白いと思って導入したのかなと。

風車だけは解法が分かればすぐクリアできるのでまあいいとして、他の2つは無駄に時間がかかるし視界がめちゃくちゃ悪いしでストレスが半端なかった。

 

 

 

あとは前作に続き目的地周辺へ辿り着いても、人物ならどこにいるのか、建物ならどこから入るのかなど細かい位置がマップに表示されないのでテンポが悪い。

 

 

 

バグ! バグ! バグの嵐!

これに関しては上にリンクを貼ったファーストインプレッション記事にて細かく書いているので、詳しくはそちらをご覧あれ。

一旦ゲームを終了しないと直らないものが多い上に、起動から実際にゲームを始められるまで4~5分ほどかかるので、再起動に恐ろしく時間を喰われることになる。

 

 

 

 

 

まとめ

とにかくバグが酷く、終盤は30分から1時間ごとにゲームの再起動をしていた気がする。
その都度、4~5分ものロード時間を挟むので半端なくイライラさせられたし、クリアした時には満足感はあまりなく、あーやっと終わったって感じだった。

エンディングはそれなりに感動したけどさ。
(ソフィーを中心にバザールが街を統治して人々は自由を手に入れ、エイデンはラワンと旅立つというベストっぽい結末だった)

 

発売から約1カ月半が経過した現在ではもう直ってんのかな?
もうソフトも手元に無いし調べる気も無いけど、少なくとも発売当初は未完成と言っていい内容だった。

5年かけてアップデートしていくとのことなので、いずれは快適に遊べる日が来るだろうから迷っている人はとりあえず様子を見よう。

そして買う前にはアップデート履歴などで深刻なバグが修正されているか確認しよう。

 

すでに述べた通り前作から進化した部分もあれば退化した部分もあって粗は多いけれど、バグを除けばゲームの出来自体は決して悪くはない。

それだけに半端な状態で発売されてしまったのが口惜しいね。

 

 

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