【評価/レビュー】 エターナルアルカディア 【世界を駆けるRPG!】

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どうもー、Peter@peters_life0801です。

 

本日ご紹介したいのは懐かしの作品であるこちら。

 

 

 

 

セガが2000年にドリームキャストで発売した大作RPG、
エターナルアルカディア

DCって面白いゲームはたくさんあったんだけどそう言えば、RPGがほとんど無かった気がするね。

他にパッと思いつくのがグランディア2と、大作ではないけれど神機世界エヴォリューションぐらい。

大作RPGって言ったらそれこそ、本作とグランディア2だけだったんじゃないかな?

 

さてさて、そんな貴重なDCの大作RPG。
古いので少しうろ覚えになっちゃってるかもしれないけど、紹介してみよう。

 

なお、本作は後にゲームキューブで追加要素を少し加えた
エターナルアルカディア・レジェンドが発売されているが、そちらは未プレイなので言及しない。

 

 

 

どんなゲーム?

2000年発売。対応機種はDC。
ほか、前述した移植作品・レジェンドはGC。こちらは追加要素もあるらしい。

 

自社ブランドの家庭用ゲーム機で名作、迷作、怪作を次々世に送り出していた、(個人的には)セガの全盛期に発売された正統派RPG。

システム周りは当時としても古臭さの残るオーソドックスなスタイルだったけど、独特の世界観に多くのファンが魅了された・・・はず。

 

 

 

良かった点

壮大な世界観が素晴らしい

大航海時代をモチーフにした世界観が素晴らしいの一言。

しかしこの世界の舞台は海ではなく空。
地上というものが無く、大空に浮かぶ無数の島々で人々は生活しているという世界。

 

異文化交流があるのは主人公が生まれ育った空域近辺のみ。
これは乱気流などに阻まれてどうしても進めない空域が各所にあるからってわけ。

冒険する中で主人公たちはこういった障害を乗り越えていき、
自分たちで新しい国や航路を次々と発見していくので、今まで遊んだどんなRPGよりも、旅・冒険してる感が強かった作品だね。

世界一周航路を発見するシーンなんか感動ものだった。

 

物語中に登場する各文明は正統派の中世ヨーロッパ風をはじめ、機械文化が発達した軍事大国、中東風、アジア風、南米風と多種多様。

RPGでは大抵、地域差の描写や差異というものはほぼ無いので、本作の世界観はかなり新鮮だった。

 

また、サルガッソー(船の墓場)や喜望峰など現実になぞらえた地域が登場したり
白鯨やロビンソン漂流記など、海洋物の小説のオマージュであるエピソードが挟まれるのも特徴的。

 

 

ストーリー自体はある日、どこかから逃げてきた少女と出会って大いなる陰謀に巻き込まれ・・・
ってな具合の王道のボーイミーツガールもの。

世界観のように特筆すべき点はないけど安心感あるというか、この手の物語は外すことが無いよね。

あと、主人公の鋼のメンタルは見ていて清々しい。
何があってもめげない、へこたれない。

 

 

探索要素が豊富

人から聞いた噂を頼りに新たな名所や絶景を探し出す探索もまた、冒険してる感を演出していて良いね。

発見すると報酬がもらえるけど、噂を放置してストーリーを進めると他の船乗りに先を越されちゃうことも。

 

また、自分の船が手に入ってからは世界各地に点在するクルーを探して回るのもやり込み要素の一つ。

(本作には船での戦闘もあるので)船のパラメータに補正がかかったり、主人公のみが使えるキャプテン技で戦闘中に手助けしてくれたりする。

ただのモブでなく一人一人の個性もしっかり用意されている。

 

 

 

 

気になった点

主人公の母船が微妙

大航海時代がモデルだけあって、この世界に登場する船の大半は空を飛ぶ帆船。
こいつらがまあ滅茶苦茶カッコいいんだけど、最終的に主人公の母船となるのは立派な帆船ではなく、ロボットアニメなどSFものに出てきそうな鉄の塊なんだよね。

主人公の親父が乗ってるような巨大な帆船が欲しかったんで個人的にはガッカリしたなぁ。

最初に入手するのは帆船なのだけど小船だし・・・。

 

 

砲撃戦は人によってマイナスか

本作には通常戦闘の他に、船同士もしくは船VS巨大モンスターで展開される砲撃戦という戦闘システムが存在する。

この形式の戦闘が演出が長く非常に時間がかかるため、ウンザリする人も多いんじゃないかなと思う。

基本的にボス戦のみなのでそう頻繁にあるわけではないけど、一回数十分とかかっちゃうんだよね。

 

個人的な見解を述べると、船の動きや砲撃などなどカメラアングルや演出が非常に凝っていて大好きなんで、僕としては全くマイナス要素ではないんだけど。

 

 

戦闘はいまいち

どこにでもありそうなオーソドックスな戦闘システム。

・各キャラの技を使用するにはパーティ共用のガッツゲージを使用する
・任意に武器の属性を変更することができる

など独自のシステムもあるんだけど、全体的に難易度は低めで属性変更もそんな重要でもないし、戦闘は単調になりがち。

 

 

 

 

まとめ

DCとGCというあまり普及しなかったハードで発売されたためか、知名度がいまいちな隠れた名作。
(PS2に移植するという話もあったらしいけど、性能不足で無理だったんだとか)

しかし根強い人気を誇り今でも結構、移植やリメイク、続編を望むファンを見かけるね。
もち、僕もその一人だ。

 

続編を出すとどこかの雑誌でスタッフが話していたのを覚えているけど、それももう15年ぐらい前の話。
考えはあったようだけど、立ち消えになっちゃったみたいだね。

 

でも続編が出ても本作特有の、未開の地を探索するワクワク感は二度と出せない気もする。

同じような世界観で新作を出してもやっぱもう二番煎じになっちゃうものな。

魔の空域の突破とか世界一周航路の発見とか
本作だけの一回きりの演出だからこそ、めちゃくちゃ興奮したり感動できたのかもしれない。

ってことで続編よか、戦闘システム周りをいじったリメイクどうですかね、セガさん。

 

個人的には今も心に残り続けている、忘れえぬ名作の一つ。
この作品で味わえる感動と冒険してる感は唯一無二だからね。

 

 

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