いやーどうも、Peter@peters_life0801です。
本体と同時に購入したPS4版スパイダーマンを、今更ながらクリアしたので本日はこちらをご紹介。
もう正に、名作と言える最高のキャラゲーだったね!
ちなみに僕のHNであるPeterは、他の記事でもたまに説明しているけど、スパイダーマンことピーター・パーカーが由来だったりする。
つまりスパイダーマン好きってわけさ。
ファンだからっての抜きにしても、アクションゲームとしてよく出来てるよ。
毎度のことながらネタバレをガッツリ含んでいるので閲覧注意。
お気に入り度:★★★★★
概要
2018年9月発売。機種はPS4独占。
ジャンルはオープンワールド型のアクションゲームでニューヨークのマンハッタン島が舞台。
僕は他にアメイジングスパイダーマン2しかプレイしたことがないが、システムはよく似ているものの開発は違う所っぽいね。
スパイダーマンことピーター・パーカーは原作では度々設定がリセットされたり、平行世界の住人になったりということで素性が安定しないが、映画版のイメージなどから10代後半の若者というイメージが強い・・・んじゃないだろうか、多分。大方の人の中ではね。
僕もだけど、アメコミまで追っているファンは相当少ないだろうし。
本作では珍しく23歳、クモに噛まれて能力を得てから8年も経っているベテランのヒーローとして登場する。
スパイダーマンと言えば軽口。そしてその軽口は
敵をイラつかせて油断を誘うため、または実はいっぱいいっぱいの自分を鼓舞するためという理由があったりするんだけど、頼もしい本作のピーターは後者の理由で使っていることはあまり無さそう。
良かった点
アクション最高! 最強の”ごっこ遊び”ゲー!
移動から戦闘まで、適当にガチャガチャやってるだけでも結構それっぽい動きができる。
多彩な技やガジェットが用意されているのでそれらを上手く使いこなせば、映画さながらにカッコいいアクションだって再現できちゃうのだ。
おなじみのウェブスイングでニューヨークの街を飛び回る!
移動アクションだけでもカッコイイし、ファストトラベルもあるので言うことなしだ!
ぬるいモードで無双するも良し、上級者向けモードで実際のスパイダーマンのようなギリギリ感を味わいながら戦うも良し。ライトからヘビーまで、幅広いユーザーのニーズに対応している。
難易度はアメイジング(ノーマル)でも結構高めなので、まずは1個下の難易度で慣れるのも良いかもね。
いわゆる、”強くてニューゲーム”があるから、じっくり鍛えてから高難度へ挑戦するのもありだ。
多彩なスーツが登場!
映画版のものを含め、多彩なスーツが登場。
それぞれ固有の能力を有していたりするが、解禁したスーツの能力は他の物にもコピーが可能なので、これかっけーのに弱いなぁなんて悩む必要はない。
気に入ったデザインのスーツで戦えるよう配慮されてるのは、キャラゲーの鑑だね!
上述したゲームバランスも含めて、隅々までファンに対する気遣いが行き届いている。
ま、色々あってもやっぱこの基本型が一番カッコいいんだけどな!
ピーターの容姿
原作のアメコミはじめシリーズや映画によってその素性諸共、容姿も結構コロコロ変わる彼だが
本作では良い感じにイケメンだ。
さすがにアメスパシリーズで演じたアンドリュー・ガーフィールドほどではないけど、ちょっと彼の面影はあるかな?
僕はアメスパのピーターに惚れたんだけど、学業以外は冴えないって設定なので
こんなカッコいいいナードがいるかと、アメスパピーターの評判はイマイチだったらしい笑
※ナードとはアメリカのスラングで、社交スキルが低くオタクっぽい人を指す言葉。
ストーリーがめちゃくちゃ良かった!
まさに映画を見ているようなストーリーも好ポイントだ。
構成だけでなく登場人物の心理描写も素晴らしく、主人公であるスパイダーマンは勿論、今回のメインの敵となるミスター・ネガティブとドクター・オクトパスも最高に魅せてくれる。
2人とも根は悪人ではないのが見ていて本当に辛いんだよなぁ・・・。
多分本作で初登場となる人物かな?
幼少時にある実験の被検体にされた影響から、負の感情を具現化したり他者に与えて精神を支配する能力を持ってしまったリーさん。
彼を実験体にした人物への激しい復讐心に囚われているが根は良い人で
自身が運営する福祉施設を ”私の良心が詰まった場所” と形容したのはきっと、嘘偽りない本音だったのだろう。
彼が長を務める組織の名にもなっているデーモン、心の中の悪魔と絶えず戦い続けているようで、彼の日記からは感情が抑えられなくなりつつあることや、”復讐”を実行へ移すことへの葛藤を読み取ることができる。
ドクターオクトパスことオットー・オクタビアスはおなじみの敵。
映画ならばサム・ライミ版の2に登場している。
ピーターと二人で切り盛りする科学研究所の責任者として登場。
敵になるのは分かっていたけれど、めちゃくちゃ良い上司だったからさぁ・・・
なかなか研究が進まないことへの苛立ちや補助金打ち切り、成果の横取りなど度重なる嫌がらせに徐々に心が荒んでいき、最後は自身が開発に成功した神経インターフェースに意識を乗っ取られ、ヴィランと化していく姿は悲しかった。
乗っ取られたと言うか、彼の復讐心はインターフェースによるものだけでなく、単に本音や欲望が増幅しているだけなのだと思うが。
お互いの信念をぶつけ合うオットー博士との戦いは精神的に苦しかったね。
「お前も私を裏切るのか、ピーター!」
「6歳の頃からあなたは僕のヒーローだった!あなたが僕を裏切ったんです!」
ってやりとりは(セリフの細部は多分間違ってるけどツッコまないでね)思わず目頭が熱くなった。
ピーターは博士を尊敬していたし、博士はピーターのことを良き助手であり友人と言っていた。
そんな信頼し合っていたはずの2人が、道を違えて戦うことになってしまったのだ。
戦闘後に助けを請う博士に背を向け、去ってゆくピーター。
その後駆け付けた警官によって収監されるわけだがそのシーンの表情が憎悪に満ちていてさぁ・・・
戦闘には勝利しても彼の心を救うことはできなかったわけで、いつか博士が救われる日が来ることを願ってやまないよ、ほんと。
感動させつつもヒーローとして背負うものの重さや、正義とは何かを問いかけるようなストーリーは秀逸としか言いようがなかったね。
With great power comes great responsibility.
ー大いなる力には大いなる責任が伴うー
スパイダーマンのテーマと言えるこの言葉を見事に表現した物語だった。
ノーマンぶっ飛ばせなかったのが残念だったけど、エンディングを見るに少し前に発売されたマイルズ・モラレスは、本作と直接つながりのある続編なのかな。
んで最後、かなり不穏な終わり方だったのでコレが続編なら次の敵はノーマン(グリーンゴブリン)とハリーなんだろう。
こっちも早いところプレイしなきゃね。
気になった点
日本語音声で固定!
これは多分大多数の人が文句ないんだろうけど、映画は字幕派って僕みたいな奴には結構重要な問題でさ。
やっぱ海外の作品はその国の言語で楽しみたいわけよ。
今回はゲームだけど、特に映画やドラマなんかは声や話し方も含めてその役者さんの”演技力”だからね。
ああ、吹き替えのクオリティ自体はすっごく高いよ。
みんなめちゃくちゃ合ってるし変にアニメっぽくもなく映画の吹き替え風でさ。
容量の問題とかで複数の言語の切り替えは無理だったのかな。
※裏技・・・ってほどでもないけど、PS4本体の言語だったか地域設定を英語(圏の国)にすれば、音声も英語になる。
ただし字幕やメニュー含めすべての文字も英語になってしまうんだけど。
一部ダルいミッションあり
MJやマイルズを操作する、敵に見つからず目標を達成するっていうステルスミッションは正直蛇足じゃないかなって。
やっぱこちらとしてはスパイダーマンになりきってカッコよく戦いたいわけだから、戦闘が無くコソコソ行動しなきゃならないだけのミッションはちょっとね。
スパイダーマンでもステルス系ミッションはあるが、素早い移動やステルスキルはできるので面白さは段違い。
あとサイドミッションが豊富に用意されているけど、タスクマスターのチャレンジモードだけは間違いなくクソ。
最高評価の判定がかなりシビアで、これだけ調整ミスってんじゃないかと思うぐらい、他のものに比べて完全クリアが難しい。難易度以上に単純に内容もつまらなかったし。
まとめ
キャラゲーとしては最高の出来栄え。
オープンワールドとして見たらマンハッタン島が舞台なのでそこまで広くはないが、スパイダーマンにスカイリムやRDR2みたいな広さを求める人はそうはいないだろう。
メインストーリーだけ追っていればすぐ終わりそうだが、寄り道豊富なのでボリュームも結構ある。
プレイ時間は表示されないが全地区の進行度を100%(犯罪や拠点、バックパック回収などすべてクリア)にするのに、50時間ぐらい、もしくはそれ以上かかったんじゃないかな~、多分だけど。
とりあえず
本体持っててスパイダーマン好きなら絶対やっとけ!
って間違いなく勧められる作品だね。
これからDLCもプレイするので、そちらの記事もいずれ書くつもり。
追記:
書いたよ! 感想はまあ・・・うん。
スパイダーマン(PS4) DLC・摩天楼は眠らない 評価/感想