やあどうも、Peter@peters_life0801です!
最近、と言ってももう数カ月前だと思うけどLINEマンガで地獄先生ぬーべーの配信が始まってさ。
直撃世代だしガキの頃は怪談ブームだったのもあって、数十年越しに怖い話に関する熱が再燃しているのさ。
そして夏と言えば怪談だ!
ってわけで今日は僕が今まで生きてきて二度経験した不思議な体験、心霊だとか怪奇現象ってやつのお話をしよう。
なお、もう一方の怪奇現象に関してはこちらをご覧あれ。
↑は怪奇現象ではあるが怖い話ではない。
しかしこちらはほんとうにあった怖い話だ。
いやごめん、正直言うと全然怖くないけど。
では始めよう!
舞台は大学生時代に住んでいた田舎のアパート
これは僕がまだ大学2年生だった頃の話。
当時の僕は某県にある大学へ進学し、実家を離れてアパートで独り暮らしをしていた。
期末試験を終え、夏休みを目前に控えて浮かれていた僕は、(貧乏学生なりに)ご馳走を用意し、お酒をたくさん買ってきて一人で寂しく試験の打ち上げパーティをしていた。
言い訳をしておくが決してボッチだったわけではなく、僕が通っていたキャンパスもアパートも、都市部からかなり離れていたために我が家に人が来ることは滅多になかった。
学生は地元民が多く、大体みんなその都市部から通ってきてたんだけど、そこまで行くのに電車で1時間近くかかるし往復で交通費が1500円ほどかかるので、まあこの町を離れることは滅多になかったね。
そしてみんな電車通学をしていたわけだが、キャンパスから我が家までは自転車で約30分だ。
車やバイクでも持っていなければ来られる場所ではなかった。
しかもこちらの足は自転車のみ。
かなりの田舎で大きなイオンタウンがあるのがせめてもの救いだったが、田んぼだらけで若かった僕には退屈な町だったね。
事の始まりは深夜2時
お酒が進んで僕はいつの間にかうたた寝をしてしまっていたらしい。
ふと目が覚め、時計に目をやると時刻は丁度丑三つ時、深夜の2時だ。
ありがちだよねー!こういう展開! でも誇張じゃなく、ほぼ丁度2時だったんだ。
ああ寝てたんだ・・・シャワー浴びて歯も磨かなきゃ、と立ち上がったところで異変に気が付いた。
何故か部屋の窓が網戸も含め全開になっている。
そして不思議と、風もないのに煽られるかのように、カーテンがフワ~っと部屋の中へ靡いていた。
思わずゾクッとし、酔っ払って開けたんだろうか・・・と思ったが、寝落ちをすることはあっても、お酒で我を失い突飛な行動をした経験はない。
そもそも、寝てはしまったがそこまで前後不覚になるほどの状態になってはいなかった。
何より、田んぼの中にポツンと建っているアパートなので夏場は蚊を始め虫だらけで、網戸を開けっ放しにするはずがないのだ。
薄気味悪さを感じながらも窓を閉め、冷房のスイッチを入れて僕は浴室へ向かった。
・・・そして、そこで再び肝をつぶすことになる。
バスルームの怪異
安いアパートに住んだことがある人ならピンとくるだろうが、この手の物件は大抵、トイレとバスタブ・シャワーが同じ部屋にある。
そしてシャワーを使う時に水が飛び散らないようにカーテンが設置されているよね。
間取りを図解するとこんな感じだ。
このカーテンが・・・何故か閉まっていたのだ。
こんなものは言うまでもなく通常、シャワーを浴びる時に以外閉めることはない。
既に述べた通り寝落ちしたとはいえ、奇行に走るほど痛飲したわけではない。
友人たちと何度か潰れるまで飲んだことはあるが、奇妙な行動をしただとかそんな話を聞いたこともないし、お酒飲んでも全然変わんないねと感心されるほどだ。
だから自分で閉めたとは思えない。
そもそも寝てしまう前にこのバスルームへ入っていないし、シャワーを浴びるわけでもないのにカーテンだけ閉めるはずがない。
閉めるはずがないんだ・・・。
カーテンの向こうに・・・何かいる!
本能的に察知し、恐る恐る手を伸ばして僕は一気にカーテンを開いた。
が、何もいなかった。
ー完ー
まとめ
もっと怖いの期待した? 残念でした!
いやあ、これがドラマ仕立てでやるテレビ番組とかだったら、カーテン明けたら
血まみれの幽霊が立っていてこちらを見てニヤァ・・・
「うわああああああああああああああ!!!!」
って悲鳴上げたところで終わるんだろうけど、何もなかったよ。うん。
でもこういう、オチがない怪奇現象の方が逆に真実味があったりしない?
実際、カーテン開ける時は死ぬほど怖かったしさ。
僕が住んでいた部屋は一番隅っこ、いわゆる角部屋ってやつでここには霊が集まりやすいらしい。
とはいえこれ以降、特に何もなかったんだけどね。
事故物件ってわけでもないしさ。
あー、そんで言っておくけど、冒頭にリンクを貼ったもう1つの不思議な体験の記事でも述べているが、僕の幽霊だとか怪奇現象に対するスタンスは
信じてないけど信じたい
って感じだ。
科学で解明できないことがあった方が面白いじゃん? っていう知的好奇心から来るものってだけ。
話のタネにたまにこの体験談を語ることもあるが、酔って知らない内に自分でやったんでしょーと言われる一方、近しい友人は皆、お酒に強いPeterがそんなことするとは思えないよねと信じてくれる。
はてさて、この奇妙な体験は僕が無意識のうちに自分でやったのか?
それともオバケの仕業?
あなたはいかが思うだろうか・・・なんてね。
後日追記 おまけ: 我が家の恐怖スポット
何があったというわけではないけど、実家には近寄りたくない場所が二カ所ある。
怪談ネタを語ったついで、これ単体では記事にするほどの内容でもないので、ここで一緒に紹介しちゃおう。
1つ目は仏間。
田舎なので少し前までは法事でもあろうものなら、近所の親戚でもない知らん爺さん婆さんまで
やって来るのがならわしだったので、我が家にはやたら広い仏間があるんだけど、ここは何だかヤバい。
立ち入るといつも背後に何かの気配を感じて、暑いこの時期でもゾクッとして鳥肌が立つほどだ。
この “背後に立つ奴” は仏間へ続く廊下を離れるまでついてくる。
廊下を抜けると玄関ホールなのだが、そこまで辿り着けば不思議と気配は消えてしまう。
甥っ子が幼少時、誰もいないはずの仏間を見て、知らないおじいさんがいると大泣きしたことがあるが・・・。
2つ目は祖父が亡くなった部屋で、この部屋は先に紹介した仏間のすぐ隣にある。
末期の肺がんにより既に病院にいても手の施しようがない、ということで最後の半年ほどだったかを祖父はここで過ごした。
過ごした、と言っても栄養補給は点滴のみで、他は辛うじて水や氷を口に含める程度。
(点滴の交換などは地元の診療所の先生が足繁く通って世話をしてくれていた)
歩くことすらできず寝たきりの生活だ。
痩せ細り、外の景色を見たいなぁ・・・と弱々しく何度も呟いていた祖父の姿は、今も鮮明に覚えている。
ここは近づくだけでは別に何もないんだけど、大学生時代は他の兄弟が僕の元自室を使っていたので、帰省した際にはこの部屋で寝泊まりするしかなかったわけだ。
しかしここは・・・ずっと居続けると妙な視線を感じるんだよね。
寝るために目を閉じても、はっきり誰かに見られているのが分かるっていうか、目を閉じてるのに誰かと目が合ってる感覚に襲われるというか。
それとラップ音。
木がピシっとかパキって鳴るアレ。
そのメカニズムは科学的に解明されているのは知っているが、この部屋だけその頻度がちょっと尋常じゃない。
視線の正体は部屋の曰くからして、幽霊が本当にいるとしたら祖父なんだろう。
そして祖父は僕を、お前は本当に優しい子で、わしは孫の中でお前が一番好きやと言ってくれた身内では最大の理解者だった。
寝たきりとなってから亡くなるまで、かわいがってもらった恩もあって孫の中では僕だけが、色んな身の回りの世話を手伝ったから、今際の際には一層僕に情が移ったのかもしれない。
だからちょっとスピリチュアルな言い方をすれば、きっと祖父が見守ってくれてるとかそんなんなんだろう。
そういえば生前は仏間の違和感もなかったので、あそこへ行くと後ろに立つ奴や
甥っ子が見たという知らないおじいさんも祖父なのかもしれない。
そうなら凄く嬉しい話ではあるんだけど・・・
もし本当にじーちゃんなら、怖いからやめて笑
なんかもうちょっと違うアピールの仕方して!