【評価/レビュー】 ダウンタウン熱血行進曲 ~どこでも大運動会~ (GB版)

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どうも、Peter@peters_life0801です。

前回は熱血行進曲を紹介したので、今日は続けざま同作のGB版いってみよう。

ちなみにFC版のサブタイトルは ”それゆけ大運動会” だったけど、このGB版では携帯ゲーム機ということで ”どこでも大運動会” に変更されている。

 

持っていたけどGBともども随分昔に行方不明になってしまったので、残念ながら今回はスクショ無し。ってか持ってたとしてもGBのスクショ撮影する環境がないしな!

 

お気に入り度:★★☆☆☆

 

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どんなゲーム?

基本的にはFC版と同じなので前回記事を参考にどうぞ。

 

 

異なる点を列挙していくと

 

・攻撃アクションやジャンプなど各動作が重く全体的にもっさり化

・パンチのリーチが大幅に短くなっている

・各必殺技の大幅な弱体化(一部例外あり)

・ダウンしている他キャラを投げ飛ばした際の軌道が変更

・体力表記が目盛から数字表記に変更

・障害部屋の仕掛けが一部変更

・FC版では熱血チームのみだったエンディングが全チームに追加(隠しチームは除く)

・隠しチームが2つある

 

といった具合。
ジャンプや必殺技などアクションに関わる部分はスペックの問題からか、FC版より大幅に劣化している。

ほか、ゲーム内容以外では上月や森沢たち女子のサブキャラがリストラされてしまって、すべて長谷部が取り仕切っているなど演出面でも少し違っている。

 

こちらはFC版。元より多人数対戦選択時のみできるプログラム変更画面でしか出てこない、影の薄いキャラだった。
実はバレー部部員という設定があり、後に発売された熱血!ビーチバレーだよ くにおくんではまさかのメインキャラとして登場している。

 

あと、これを忘れちゃあいけない!
FC版にあった玉割ゲームが廃止され、代わりに格闘パン食い競争爆弾鬼ごっこという新たな競技が追加されている。

競技内容を軽く紹介しておこう。

 

格闘パン食い

勝ち抜き格闘に似ているけど必殺技は使えない。

4人で一本のフランスパンを奪い合って戦うという、かなりイカレた競技。

パンを拾った際の操作は武器を持った時と同じで、キックボタンで投げ、パンチボタンで口に入れる。そこから更にパンチボタンを押すことで食べることができ、一回噛むごとに5点ずつ加算されていく。

パンを口に入れている間はパンチ攻撃ができなくなり、攻撃を数回喰らって怯むと吐き出してしまう。一定回数噛まれることで完食扱いとなり、パンを飲み込むことができた、つまり最後の一口を奪えたチームが勝利。

パンを噛む動作は足が止まり隙だらけなので、殴って吐き出させよう!

 

他人が咀嚼した上に地面に落ちたパンを奪い合うという、全シリーズの中でもトップクラスに狂っている競技だ。

 

 

爆弾鬼ごっこ

そのまんま爆弾をなすりつけ合う鬼ごっこ。

こちらも必殺技のない勝ち抜き格闘のような競技なんだけど、この競技では体力の概念がなく倒して退場させることはできない。

開始時にルーレットが回り、4人の内ランダムで1人が選ばれ爆弾がセットされる。
一定時間保持し続けるか制限時間が切れると爆発してしまうが、鬼はダウンしている相手に爆弾をなすりつけることが可能だ。言うまでもなく爆発させてしまったチームが負け。

 

敗北すると体力が0になってしまうので、後に多大な影響が出るスリリングな競技。

爆発に巻き込まれたキャラも体力が半分になってしまうので、自分が鬼で間に合わなさそうなら敵の巻き込みを狙うのもあり。

※起爆時間が近づくにつれBGMが速くなり、爆弾が点滅し始めるのである程度予測できる。

 

 

良かった点

エンディングの追加

FC版では熱血チームにしかなかったエンディングが全てのチームに追加されている。

キャラが濃い割にくにおとりきを除き、セリフを発することなどは少ないシリーズなので、各キャラの新たな一面を垣間見ることのできるイベントの追加はやはり嬉しいね。

 

 

隠しチームの追加

固有の顔グラフィックを持つメンバーが集まるチームが2つ追加されている。

ただし登場条件は特定のチームで1回クリアすることで
セーブ機能などないため隠しチームを使いたい場合、都度一回クリアする必要あり。

 

大きく異なるのは外見のみで、必殺技など基本的には既存チームの焼き直し(熱血と冷峰)なので
そんな気にする要素でもないんだけどね。ステータスも若干違ったはずだけど。

ちなみに熱血でクリアすればテクノスが、連合でクリアすれば夢見チームが登場する。

隠しチームはチーム選択画面で、熱血の位置に上書きされる形で出現するので、テクノスもしくは夢見を出した場合は熱血を選択することはできなくなってしまうという、片手落ちも目立つ仕様。

 

 

気になった点

アクションがもっさり、大幅劣化

プレイし始めてまず気付くのが、ジャンプがもっさりと言うか異常にフワフワしていること。

飛んでから着地するまでの時間が妙に長く、FC版ではジャンプで回避していたクロスカントリーの地面の亀裂や出っ張りなどは、ジャンプせず躓きながら走り抜けた方が早いという有様。

攻撃アクションであるパンチやキックもFC版に比べると動作が遅め。

 

各必殺技も大幅劣化

取り分けマッハ系の弱体化が著しく威力が低い上に多段ヒットもせず、一発で強制ダウンという仕様になってしまったので、マッハ系の技を持っているキャラはかえって不利だという謎バランス。

更に武器による攻撃力が底上げされたこともあって、マッハ叩きを持つ鷲尾と早坂の弱さは悲惨の一言。
(マッハ叩きだと攻撃力補正が効かないのか、他キャラが武器で普通に殴るよりも遥かに弱い)

 

もっさりジャンプのせいでダブルドラゴンも大幅に弱体化を食らった中、豪田の頭突きは一瞬で出るようになった上に後隙はゼロ、ダメージも大きいと異常な強化っぷり。

隙が大きいのに当てても怯ませることすら満足にできなかった音無ののーてんチョップや、清水&速水のハリケンクラッシュはダウンを奪えるようになっており、これらの技も強化されていると言えるかな。まあこの辺の技は元がアレなんで強化されてもあまり役に立たないけど。

他は軒並み弱体化。豪田が強すぎて本作では彼一強になってしまっているように思う。

 

でもまあジャンプのもっさりにしろ、必殺技の弱体化にしろ
恐らくは当時の技術的な問題で、GBでは機敏な動作や多段ヒットを再現することができなかったんじゃないかな? と思ったりもする。それにしたってマッハ系必殺技の威力の低さはどうにかしてほしかったけど。

他にもびっくり熱血新記録やサッカー、ドッジボールなどGBでも色んなくにおくんシリーズが出てるけど、いずれも動作はめっちゃくちゃもっさりしていて非常に遊びにくいからね。

 

対戦がしにくい

これは本作というよりはGBの仕様上の問題。今のようにローカル通信で遊ぶことなどできず、当時は通信ケーブルという機器でGBを2台繋がなければ協力や対戦プレイをすることはできなかった。
もち、対戦する人数分ソフトも必要。

現代のようにネット通販で簡単に周辺機器を買えるような状況ではなかったし、ゲームは買ってもらえる機会が少なく貸し借りが主流って時代だった。

ケーブル買ってソフトも人数分買って・・・って、GBで誰かと対戦をするっていうのは物凄く敷居が高かったんだよね~。

 

なので本作のような対戦してなんぼのゲームをGBで出すっていうのは、どうなんだろ。

あのポケモンですら、対戦やトレードを活用してるキッズはほとんど(少なくとも僕の周りでは)いなかったからね。ポケモンはまあ一人で遊んでもボリュームあるし、十分面白い内容だったんだけど。

 

 

まとめ

くにおくんシリーズのファンならコレクションアイテムとして買ってもいいんじゃないかな? ってぐらい。あと、どうしても追加競技をやってみたいという人なら・・・。

遊ぶために購入するのはあんまりおススメできないなぁ。これやるぐらいならFC版遊んだほうがよっぽど出来が良くて面白いからね。くにおくんシリーズの信者なんだけど、あんまり評価できないな。

FC版未プレイなら、独特のクレイジーな雰囲気は健在なので楽しめるかも。

 

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