OPUS(オプス) 星歌の響き  プレイ日記28話目 【第五章 その2】

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エンジンは制御不能、船内では火の手が上がり始めている。

エイダにとっては新しい道を進み始めた矢先なのに・・・。

 

青ざめた表情を見せるが気を持ち直し、彼女はリバクとラミアへ船内の消火をするよう指示する。

 

二人を操作して消火活動をすることになる。簡単な謎解きはあるが問題なく進められるはず。

 

 

火は消し止めた。
しかし二人がブリッジへ戻ろうとしたところへ、再度船体へ破片が直撃。

またしても船内各所で火災が発生、自動消火装置も破損してしまった。

そして、ラミアからの応答が途絶えてしまう・・・。

 

リバクが救助に向かおうとするが、いたずらに動き回ることのできない状況だ。

エイダが監視システムから、機関室で倒れている彼女を発見してくれたので、急いで助けに向かう。

さっきの衝撃で落下してきた通気管の下敷きになっており、気を失っているが大した怪我ではないらしい。

 

だがラミアはあくまで一時的に助かっただけであって、紅桜は依然予断を許さぬ状況下に置かれている。

 

「まだ行ける・・・まだ諦めない!」

 

その矢先に爆発が発生、とうとうブリッジにまで火が回り始めた。

船体安全度臨界点突破、緊急警告、船の放棄を検討してください──

紅桜のメインコンピューターが警告を繰り返す。

 

「なんでこうなるのよ・・・」

 

もうどうしようもない状況を前にして、様々な思い出がエイダの頭の中を駆け巡る。

それはまるで走馬灯のように・・・。

 

 

 

 

 

そして頭に浮かんだのは、

「遅かれ早かれ、お前は船員を殺す事になるぞ。」

というラッセル先生の言葉だった。

 

辛いことも苦しいことも乗り越え、楽しいことや嬉しいこともたくさんあった。

でもいつか、先生に言われた言葉が今、現実になろうとしている──。

 

 

「違う・・・こんなのが私の旅の目的じゃない・・・私はどうして・・」

 

 

火の勢いが収まらずブリッジに戻れない、ラミアが危険だとリバクが伝えてきた。

 

彼女は、紅と別れた時の事を思い出していた。

自分が行くべきなんだと食い下がるエイダに紅が言い放った言葉は──

 

「お前は一生かかっても、私に追いつく事はできない・・・」

「お前は自分らしく生きることもできない108号だからだ!」

 

これは前回のエイダと同じなんだろう。
愛しているからこそ、巻き込まないために突き放した・・・。

 

「お師匠は言い過ぎよね・・・何が108号よ・・・」

「私は・・・」

「私は・・・」

「私はエイダ=ラム!」

 

 

「待っててよ・・・リバク、ラミア。私が助けてあげるから」

「お師匠が私にしてくれた事と同じように・・・」

「お師匠・・・これであなたに追いつけたよね・・・」

 

自分が選ぶべき道を、そして覚悟を決めたエイダはリバクに応答する。

こっちには来なくていいと──。

先ほどまでとは打って変わり、その表情も声色も、実に落ち着いたものになっていた。

 

 

 

もうほんと、胸が苦しい。

上のCGのエイダの、色んな感情が入り混じった様な何とも言えない表情を見た瞬間に、涙がぶわって出てきた。

 

短いけど画像も使いすぎてるし、あまり重くならないよう今回はここまで。

この悲しさは文章だけでは伝えるのは不可能なんだって・・・。

 

 

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