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OPUS(オプス) 星歌の響き  プレイ日記29話目 【第五章 完結編】

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一緒に帰ろう

エイダは温室と機関室のドアを手動ロックした後、貨物室へ移動するよう指示する。

現状、貨物室は安全。
ドアをロックし、酸素供給を遮断すれば火は消える。

彼女の言うことは理に適っているので、疑うことなくリバクは指示に従った。

 

 

無事に貨物室へ退避した二人を見届けたエイダの口元からは、思わず笑みがこぼれていた。

リバクは何を笑ってるんだと尋ねる。

ついさっきまで言い争っていたのに、もう少しで死ぬところだったね・・・

そう考えると、何だかおかしくなってしまったらしい。

 

彼女は火は収まり、エンジンと燃料タンクも無事であることを告げる。

 

「これでまた白龍についての討論が再開できるわね。」

「行かないんだろ・・・エイダ。」

「現状を見ると難しいか・・・。」

 

やはり彼女は諦めきれていないのか。しばしの沈黙の後、リバクは口を開いた。

 

「エイダ、僕は誓うよ。将来何が起こったとしても・・・
 白龍が戻るその日が来たら・・・必ず君に会いに行くから。」

「ごめん・・・さっきは・・・色々言って。」

 

 

エイダが気にしていない旨を伝えると、続けて彼はこう言った。

 

「あのさ・・・ラミアも連れて・・・エイ海に帰らないか? 一緒に。」

 

一緒に白龍へ発つその時まで、僕が面倒を見るよと。
腕を組んだ時同様、これも婉曲なプロポーズだろうか・・・。

 

「また、適当に・・・」

 

「本気だよ。」

 

 

 

エイダラム

和やかな会話が続いていたが、ブリッジでは紅桜のメインコンピューターがひっきりなしに警告を繰り返していた。

プレイヤーは分かっているが、鎮火したこともエンジンや燃料タンクが無事であることも、すべて彼女がついた優しい嘘だ。

 

「わかった。一緒に帰りましょう。あなたの故郷に。」

「ラミアのお世話、お願いね。」

 

「君のお世話もね。」

 

それは叶えられない約束・・・。
エイダは寂しげな笑みを浮かべた後、不意に貨物室に積まれている種の事について話し始めた。

紅といつか草花貿易をするために集めていた種たち──

その中にエイダラムという名の花があることを伝える。

 

プレイヤーは回想を通して既に知っているが、彼女の名の由来を聞くのはリバクにとっては初めてだ。

 

「この名前はお師匠がくれたの。」

「軍を辞めた時、贖罪として私を引き取ったんだけど、意味がある名前を付けたかったみたい。」

 

酸素は完全に消失。船内に再充填されるまでしばらくかかる。
ブリッジにもまだ戻れないので、そこにいる間に彼女は自分と同じ名前の花を探してみないかと提案してきた。

 

「花と言えば、一緒に故郷の花を見に行くって話、してたよな。」

「・・・そうだっけ、忘れちゃった・・・」

 

 

 

花言葉

無数の花の種の中から、リバクはそれを見つけ出した。

 

「学名:エイダラム」

「品種名:魂芳花」

「原産地:鉱業連合アリアナン」

 

同封されている貿易用の商品伝票を読み上げてゆく。

 

「花言葉は・・・」

「・・・・・・」

「おい・・・」

 

「・・・読まないの? じゃあ、私が・・・。」

 

言葉に詰まったリバクに代わってエイダがそれを口にしようとした。

リバクは彼女の名を叫んでいた。

 

同時に貨物室は切り離され、沈みゆく紅桜から遠く離れていった──。

 

花言葉は・・・「私を許して」

 

「ごめんね・・・故郷の花、見せてあげられなくて。」

 

 

 

リバクはエイダの名を叫び続けるが、返ってくるのは貨物室の状況を伝える
紅桜の機械音声だけであった・・・。

 

 

それぞれの花

ここではエイダラム=魂芳花を含め三つの花の種を入手することが出来る。

 

 

品種名:孤城
学名:トンロトアミラ
原産地:山塊固有種

生育期間は約70~80標準日、植珠は厚く、生育環境に左右されやすい。
湿気の多い栽培環境では、根腐れを起こす。

 

品種名:日紅
学名:クバリイカイエ
原産地:エイ海

乾燥や湿気には強いが、肥沃な土地での栽培が必須。
花を咲かせるのは容易ではなく、花期も短い。

 

 

これらの奇妙な響きの学名を反対から読むと・・・
そしてそれぞれの花の特性は紛れもなく・・・

プレイ中はもう泣きっぱなしだったんだけど、これに気付いた瞬間、さらに色んなものが込み上げてきて前が見えなくなるぐらい泣いた。

学名が偶然一致したなんてことはないだろうから、エイダが品種改良で生み出したんだろうね・・・。

 

 

そして魂芳花、学名エイダラムの説明文は

 

繊細で栽培しにくいが、芳醇な香りが人を惹きつける。

 

こういう細かい設定がほんとさぁ・・・ほんとに・・・。

 

 

追記:
孤城(トンロトアミラ)の説明文に登場する植珠という単語。

分かるような分からないような? 調べてもそのような単語は日本語にも中国語にも存在しないらしいので、英語に切り替えてプレイしてみたら茎であることが分かった。

 

 

 

また会うために

 

 

エイダは燃え盛るブリッジの中で一人、白龍の軌道を計算していた。

ある意味で解放された彼女は、この絶望的な状況の中で白龍を目指そうとしていたのだ。

 

「私は死なないから・・・リバク。」

 

実際、この期に及んでは白龍に不時着することだけが、唯一生き残るための道と言っていい。

一旦は諦めた宿願が、思わぬ形で果たされようとしていることに、彼女は一体どんな気持ちなのだろうか。

上陸成功率は12%。

 

エイダはまだ、生きることを諦めてはいない。

 

「私はできる・・・」

「私ならでき──」

 

間近で爆発が発生。
その衝撃波は容赦なく、彼女を吹き飛ばした・・・。

 

 

 

 

第五章を終えての感想

泣きすぎて死にそう。

 

いつ死ぬかも分からない状況の中でリバクを不安にさせないために、穏やかな表情と声で話し続けるエイダ、
三人の名と特徴をもった花・・・

この三人が好きすぎるからこんな形で別れることになったのが本当に悲しいし、
キャラクターだけでなく、今まで色んなところを旅してきた、思い出の詰まった紅桜が燃えていくのを見るのも辛い。

 

エイダの名前も色んな意味が隠されていて凄いわ・・・。
その名は紅にとっては贖罪を意味するもので、エイダにとってもリバクたちに許しを願う意味を持つ。

同時に彼女の喉を治療するための薬草でもあったという・・・設定の奥行きが半端ない。

 

 

このプレイ日記もあと1~2回で終了かな。

やり込んでも15時間程度らしいけど、話が濃すぎるからか凄く長い間付き合ってきたような気がしているよ。

 

 

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