やあこんばんは、Peter@peters_life0801でっす!
今回はForager ~小さなからだで大冒険~というゲームをご紹介。
インディーズでよく見るレトロライクで素敵なドット絵のゲームだが、はてさて本作を遊んだ感想は如何に?
お気に入り度:★★★☆☆
概要
2019年配信開始。ドット絵でレトロ感満載の、ジャンルはそうだね・・・2DサバイバルアクションRPGとでも言えばいいだろうか。
Xbox one、Switch、PS4、STEAM、そしてiPhone & Androidのスマホ版とあらゆる機種で販売されている。
僕はXboxでプレイしているが、環境が整っているならMODがあるだろうSTEAM版一択かな?
CS機は恐らくどれを選んでも大差はないと思うけど、Xboxでも結構処理落ちが酷いのでSwitch版はもっと重いかも。
主人公は謎の小さな白い生命体。
ツルハシを片手に小さな島からゲームはスタートする。
ツルハシでモンスターを倒したり採掘することで資源がどんどん増えていき、それらを元に新たな生産設備や装備を作ったり、お金(ゴールド)を鋳造して土地を買い、行動範囲を広げていくってわけだ。
基本的に終わりはないので、勝手気ままに遊べるのが魅力と言えば魅力か。
ちなみにforagerとは直訳すると採食者だが、ケンブリッジ英英辞典では
a person or animal that goes from place to place searching for things that they can eat or use:
となっているので、探索者とか冒険者って意訳するのが適当なのかなぁ。
良かった点
インフレを楽しめるなら面白いゲーム
上に貼った画像のように最初は何もないが
名前が表示されている謎のキャラクターたちはドロイドというお助けキャラ。
自動で敵を攻撃したりアイテムを回収してくれる優れモノ。
最終的には画面の情報量が凄いことになり、もう何が何やら!? な状態に。
このゲーム、各アイテムの所持数や攻撃力が青天井(上限あるのかってぐらい)だし、装備を強化していくと自キャラの移動・攻撃速度もえげつないことになる。
もちろん一気にそこまで強くなれるわけではなく、結構な時間が必要だがインフレしてゆく強さや物資は、ハマる人はとことんハマると思う。
主人公のカスタマイズが可能!
頭、体、カバン、翼と小さいキャラの割には結構あちこちいじれる上に、パーツ数もそれなりに豊富だ。
そして他のインディーズゲーとコラボしているのか、画像のクリーパーやスーパーミートボーイなど、どこかで見た奴らがたくさん混じっているので、詳しい人ならニヤリとすること間違いなし。
オマケ要素が豊富!
実績を解除していくと新しいゲームモードやエクストラコンテンツが開放されていく。
本作を題材にした漫画もあるんだけど
残念ながら文字が小さすぎる上に拡大もできないので、テレビの真ん前まで行っても文字が潰れていて読めない・・・。
興味深かったのはHOW I MADE FORAGERという項目。
その名の通りこのゲームが生まれた経緯を、製作者の半生記として綴っている。
どうやってこのアイディアが生まれたか、とかではなく、彼の人生を振り返るような内容だ。
挫折しながらも粘り続けて、家族や色んな人に助けられ、ついにはこのゲームが世に出たっていう、なかなかグッとくるお話。
ゲーム制作に凄く熱意を持っている人のようだから、今はまだ本作のみだけど今後に期待できるね、って言うか大成してほしい人だな。
気になった点
狭すぎる世界、使い勝手の悪すぎる建築要素
小さな島の集合体なので、クラフトによって簡素ながら家なども作ることができるんだけど、狭すぎてとてもそんなスペースがない。
ただでさえ個々の島が狭いのに、大抵は中央に謎解き用のデカい施設がドドン!と建っているので尚更窮屈に感じる。
ゲームが進めば水場を地面に変えたり、その逆もできるようになるし
ごく一部を除きこういった謎解き用オブジェクトを破壊することもできるようになるが、そこまで到達するのにはかなりの時間を要するので、先に飽きてしまう人の方が多いだろう。
また、塀の設置が非常にやりにくく正方形を作ることすら難しいことや、設置した道路を誤って攻撃してしまうとアイテムに戻ってしまうことなど、建築関係には致命的な不満点が多々ある。
お店や生産設備も自キャラが強くなるとワンパンで壊れてしまうため、採掘や敵を攻撃する時に誤って破壊してしまうことも。
(正確には2発ほどだが、最大強化済みの攻撃速度だと速すぎて止まる前に破壊してしまうので実質ワンパン)
処理落ちも酷い! が、ゲームを続けていれば収まる
ある程度進めるとまともな操作が困難になるレベルでゲームが重くなる・・・が、不思議なことにドロイドが増えていくにつれ(?)逆にゲームが軽くなっていき、現在では全然発生しないようになっている。
別にアップデートがあったりしたわけでもないようだけど、なかなか奇妙なバグだよね。
システム含め説明不足かつ作業感が強い
大冒険とタイトルにはあるがストーリー性は一切なく終わりもない。
※そもそもこのサブタイトルは日本版のみで、海外版にはないっぽい。
世界が狭いので脳内補完もしにくいし、クラフト要素も中途半端なので飾り付ける楽しみもあまりない。
また、インディーズなので仕方ないっちゃ仕方ないけど、生産に使う材料がどこで採れるのか分からないことが多い。
ヴォイド鉱とクラーケンの目は気付かない人はずっと気付かないかも。
まとめ
クラフト要素や世界の広さなど、あともう一押しあれば私的にはもっと評価上がったかな。
まあでも前述した通り基本的にはインフレを楽しむゲームだと思うし、超強化された状態で溢れかえるオブジェクトを破壊して回るだけでも、爽快感があって結構楽しかったりする。
不満も色々あるけどプレイ時間は56時間25分となってるし、決して悪いゲームじゃないよ。
少なくとも販売価格約2000円の元は取れるだろう。
何よりこれが処女作ってのが驚きだし、次なる作品に期待したいところだね!