やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はルーンファクトリー4をご紹介。
初代から気になり続けていたもののプレイする機会がなく、今や5まで出てしまっているので
今更手を出すのもなぁ・・・なんて思っていたシリーズ。
しかし4がゲームパスのラインナップに加わったことで、ついに遊んでみることに。
※元々は3DSの作品なんだけど、今回配信されたのはCS機向けに手直しされたバージョン。
プレイ時間は約107時間、満足できる程度まで遊び込んだので紹介してみよう。
多少ネタバレも含んでいるのでご注意あれ。
お気に入り度:★★★★☆
概要
無印版は3DSにてマーベラスより2012年7月発売。
そしていくつかの追加要素を足したこちらのSPは、2019年7月発売。
Switch、Xbox、PS4、PCとあらゆる機種に対応している。
ゲーム内容はざっくり言えば同社の看板タイトル・牧場物語シリーズにRPG要素を加えたもの。
農業や酪農に勤しみつつ、大いなる陰謀に立ち向かったり世界の謎を解き明かしていこう。
住人との交流が楽しい!
スローライフ系のゲームでは重要な要素なんだけど、近年は何故かここが
なおざりにされることが多い。
※例えばあつまれどうぶつの森では、過去作に比べセリフパターンが大幅に少なくなり
住人が自宅へ遊びに来るシステムも廃止されてしまっている。
このシリーズも続編の5や本家のオリーブタウンなどでは、会話が単調にされてしまったのだとか。
本作はゲームの進行度や友好度、季節、天候、お祭りの時期などなど、会話内容がかなり細かく変わるため、本記事執筆時点で80時間以上プレイしているが未だに住人との交流が億劫にはならない。
各キャラの魅力もなかなかで、特に不快に感じたりすることはなく全員好感が持てる点も大きいかな。
個人的にはバドさんが一番好きかも。無気力で真面目に働かないがお金は欲しがるというダメ人間・・・と見せかけて実は情に厚く、一歩引いた位置から若者を見守り背を押す、分別の付いた大人の男性。
各キャライベントは結婚しない場合、どこまで見れるのかな。
もしかしたら彼のカッコよさは、フォルテを恋人にしないと見られないかもしれない。
お祭りが豊富なのも良いね
季節の行事・お祭りの種類が豊富で飽きが来ない。
定番の作物品評会から手持ちのモンスターを戦い合わせるもの、スコアを競うクイズといったミニゲームなどなど種類は盛沢山。
住人とのコミュニケーションが楽しいのは、このバリエーション豊かな行事も大きく影響しているはず。
参加するのが億劫になれば、無料ではないが中止にできるのも親切だね。
あらゆる行動が成長につながる!
大体のゲームはレベルといえばキャラクターレベルに統一されているが、本作は敵を倒して上がるレベル以外にもあらゆる行動が育成につながっており、遊べば遊ぶほど強くなっていく。
行動スキルの総数はなんと計38種類。歩くだけでも寝るだけでも、お風呂に入るだけでも、ご飯を食べるだけでもレベルが上がっていくのだ。
もちろん種類が多い分一種類当たりの伸び率は微々たるものだけど、塵も積もれば山となる。
何をしてもジワジワ強くなっていくこの成長システムは、プレイを続ける良いモチベーションにもなるし個人的には大好き。
やり込み要素満載! 終わりの見えないボリューム
メインストーリーは長いし、クリア後には超高難易度の隠しダンジョンが用意されている。
前段のキャラ育成や装備強化システムも奥深いし、やり尽くそうとなるととんでもない時間がかかるだろう。拾える装備にハクスラ要素があるのも良いね。
本作も本家である牧場物語も同じような作業の繰り返しになるゲームなんだけど、この会社は
飽きさせない工夫を凝らすのが本当に上手いと思う。
攻撃力は驚異の五桁超え。
クリア後隠しダンジョンの推奨レベルが300なのでMAXは999かな?
限界まで自キャラを鍛え上げよう!
気になった点
UIはかなり不親切
装備の持ち替え操作は、もう少しどうにかしてほしかった。
こちらでは牧場物語と違い、フィールドやダンジョンで採掘を行うし草を刈ることもある。
なのにいちいち武器から各農具に持ち変える必要があり、作業が終われば再び武器を装備しなければならない、というのはテンポが悪すぎる。
三つの里みたいに鉱石を掘り出せるのは、各フィールドやダンジョンにそれぞれ一カ所にまとめるなどしてくれていれば、あまり気にならなかったはず。
装備切り替えは本家でも割と面倒だけど、こちらは武器という概念があるから尚更ね。
方向キーを移動じゃなく、ショートカットメニューにした方が良かったんじゃないかなと。
あとはインベントリ。
このメーカーのゲームはリュックを最大まで拡張しても、毎度持てる数が少なすぎる。
アビリティのように装備品や農具も別枠にしてもらえると、大分助かるね。
頭装備表示のON/OFFがほしい
兜類はなくリボンやかんざし、ヘッドドレスなど大半が女性向け。
ユニセックスなデザインのものもあるが弱かったり、もしくはネタ装備ばかりなのはちょっと。
戦闘の出来はいまいち
緊急回避的なアクションやガードが無いため、奥義の無敵時間や高火力のアビリティを利用したゴリ押しになりがち。
さらにそれとは別にダメージを受けた際の無敵時間がないため、散弾系や持続時間が長い攻撃を喰らうと多段ヒットして瀕死の大ダメージ、もしくは即死する。
一発あたりが弱くても瞬時に数十発と喰らうことで即死するのは、正直どうなのかと思う。
結局は装備を整えて上で書いたようなゴリ押し気味の戦い方になるため、アクション風のシステムに見えるものの、中身は普通のRPGだと考えるとしっくりくる・・・のかも。
ほか、当たり判定も全体的に癖があり、例えば頭上で槍を振り回しているのに攻撃判定は正面にしか発生しなかったり、グラフィック上は当たっているのにヒットしていないケースが多く、これは最後まで慣れられなかった。
結婚できないキャラがいる
セルザウィードとトゥーナがだね・・・
前者はSPで追加されたアナザーモードでのみ、結婚したという設定の話を読むことができる。
うん、テキストを読めるだけ。
で、トゥーナはどうも過去作からのゲスト出演のようで、これが恋愛対象から除外されている理由のようだ。
キャライベントがなくセリフパターンも少ないため、かなり味気ないので
過去作ファンからしてもほぼいるだけで、正直微妙なんじゃないのかね。これ。
本家では隠しキャラとして女神さまと結婚できることが結構あるし、セルザにも期待してたんだけどなぁ。人間化したデザインまでしっかり用意してあるのに。
しかし上の二人は残念ながらも納得はできるが、エルミナータが恋愛対象じゃないのは何故????
まとめ
かなり楽しかった作品。
だけども農牧業は当然だが本家に比べ簡素だし、戦闘はいまいちなのでそれぞれ中途半端な出来である感は否めない。
米やチョコを筆頭に料理で多用するのに自作できない素材が多いし、戦闘に関する問題点はすでに述べた通り。
ただ言い方を変えれば手間を排除した作りで、携帯ゲーム機らしいお手軽なプレイ感が魅力的であるとも言える。
3DSのつながる新天地だったかな。
特定のアイテムを作るのにリアル時間も要する(ゲーム内で数日)複数の加工品が必要だったり、結構面倒くさいものがあった記憶が。
戦闘も難しい操作などは何もないし、装備強化でのゴリ押しが有効なのもアクションが苦手な人には却ってありがたいだろう。とっつきやすさ自体は抜群。
シリーズ4作目で過去作のキャラも登場しているが、特に分からなくて困る部分などはなかったため、そんなに繋がりはないと思われる。
なので気になる人は是非プレイしてみてね!