やあどうもです、Peter@peters_life0801です。
本日はスターオーシャン2リメイクをご紹介。
まだクリアはしていないけどプレイ時間は約40時間なので、もう語ってもいい頃合いだろう。
クリア後に書き直しや追記するかもしれないけど。
体験版記事でも書いているけど原点であるPS版はプレイ済み。
でもほぼ内容を覚えていないため、細かく比較したりすることはできていないのでご注意を。
お気に入り度:★★★★☆
概要
2023年11月2日発売。対応機種はSwitch、PS4/5、PC(STEAM)。
タイトル通り1998年に発売されたスターオーシャン2のリメイク作品。
魅力的なキャラクターや戦闘の楽しさから、シリーズ内でも屈指の人気を誇る名作が生まれ変わって再登場!
追求された遊びやすさ
主にファストトラベル関連のお陰でとても遊びやすくなっている。
ダンジョンの奥でボスを倒したあと、敵のいなくなった通路をダラダラ歩いて帰る必要はなく
一発で出口まで戻れるのはありがたいね。
特に助かるのがこのファストトラベル先の一覧で、PA(プライベートアクション)や
時限イベント発生中の街にはアイコンが表示されるため、見逃しを防ぐことができるわけだ。
PS版を遊んだ当時、PA全然発生しないなぁ・・・って思ってたんだけど、後から加入した仲間でも
最初の方の街で発生するんだから、そりゃ見逃しまくるわけだよね。
ファストトラベルなんてないから歩いて戻らなきゃならなかったので、序盤の街に戻ることなんてなかったものな。これらアイコンはミニマップ上にも表示されるのも大変助かる。
方向キーにアイテムや特技など、よく使う要素のショートカットコマンドを
設定してくれているのも助かるし、イベントにはセリフの自動送りや倍速機能が用意されている。
パッと考えられる程度の便利機能はことごとく搭載してくれているため、ものすごく遊びやすい。
ユーザーのことをよく考えてくれている、良い仕事をしてくれているね。
あとはセーブがどこでもできるようになっていれば完璧だったか。
移動中に簡易的な会話が発生することも。キャラの掘り下げは勿論、次にやることを教えてくれたりするのもありがたい。
戦闘の楽しさはさすが!
元々戦闘システムの良さで人気が出たシリーズのはずだしね。
連続攻撃で仲間と一緒に敵をボコボコにする戦闘は、爽快感があって今もあまり古さを感じさせず楽しい。ただテイルズもそうなんだけど、術士系のキャラはつまらないのはこれ系のゲームの宿命か。
主人公でありながらレナがこのタイプなので、彼女を選択した人は操作キャラは戦士系に変えるのをお勧め。
通常攻撃が体術なんだし普通の攻撃技も使える、魔法戦士タイプにしてほしかったなと当時から思っていたような。
術士以外なら誰を使っても楽しいので、僕はクロード、アシュトン、プリシスあたりを気分によって使い分けている。
新要素のアサルトはKOFのストライカーみたいなもので、仲間を呼び出し設定した技を繰り出してもらうというもの。
少なくとも難易度GALAXY(普通)なら使わなくても勝てるけど、待機メンバーにも活躍の場があるという意味では嬉しい要素。もちろん使いこなせば強い。
ほか、アサルト専用キャラとして歴代主人公がいたりするんだけど、欲を言えばいるだけ参戦でいいので操作もしたかったな。
自由度の高いボイス設定
各キャラクターのボイスはPS版のほか、キャストが変更されたPSP版の二通りが用意されており
ありがたいことに一括ではなくそれぞれ個別に変更することができる。
このキャラはPS版が良いけど、あのキャラはPSP版の声が良いんだよな・・・って需要にバッチリ応えてくれるのは大変ありがたいよね。
言うまでもなく新規収録ではないが、鬼籍に入られた方の声も聞くことができるので
藤原啓治さんのファンにはありがたい一品かも。
他にはBGMやステータス画面の立ち絵を旧作のものに変更することができる。
立ち絵は表情差分が無いからか、残念ながら会話イベントなどには反映されないが
懐かしいイラストは昔を思い出させてくれる・・・かもね。
それにしても比較すると、受けるイラストのスタイルって言うのかな。
90年代と今じゃ随分変わったものだな、なんてしみじみ思う。
気になった点
グラフィックはやはり残念
体験版記事でも触れていたけどグラフィックが粗いのは本当に残念。
どうも他の方の話を聞いているとキャラやモンスターはPS版の流用だそうで、そういえばこんな感じのグラだったなと。
ならば粗いのも納得はするが、リメイクならキャラグラは力を入れてほしい部分だなぁ。
そして
レナのプロレスラーみたいな勝利ポーズはマジで直してほしい。
あれは昔から気になっている。
原画とドットの色が違うのは当時も気になってた記憶があるんだけど、キャラデザインが現代風に
描き起こされたことで、ますます差が気になるようになった。
プリシスは髪から衣装まで色が違ってて2Pカラーって感じだし
アシュトンは昔の原画ならともかく新しい方は、ドットとの差がありすぎて別人感が凄い。
旧作のキャラグラそのままに、マップだけ新しい3Dになったので人物のペラペラ感も気になる。
自分が知ってる作品ならくにおくんシリーズなんかは、今でもファミコンのグラを流用しているが
あれは出来の良さもあって、キャラドットが一種のブランドになってるからなわけで。
同じグラフィックで何十作も出ているから歴史の重みもあるしね。
背景だけ写実的だからキャラが浮いて見えてしまうのも慣れられない。
ドット絵の流用は個人的には大失敗だと思う。
オクトラやライブアライブぐらいのグラフィックで遊びたかった。
パーティメンバーのシステムは変わらず
せっかくキャラクターが豊富なのに8人までしか加入させられないのと、Aを仲間にしたらBは仲間にならない ── というシステムが続投なのは残念。
よくよく考えて進めないと、後半に登場するキャラが気に入っても加入させられず泣きを見る羽目に。
当時なら容量不足が原因で一度に多くの仲間を管理できないのかなとか、PAを用意できなかったのかなとか、色々考えられたんだけどね。
人数増えても特技関連が少し有利になる程度なので、ここは直してほしかった。
その他
・釣りが不便!
スキルレベル関係なく、リーダー(自分で操作)設定しているキャラでしか行えない。
釣りをする時だけわざわざリーダーを変更する必要があり、終わったらまた元に戻さなきゃならないのでめちゃくちゃ面倒。
上の方でべた褒めしているように、とことん遊びやすさを追求してくれているのに
何故これだけはこんな不便な仕様にしちゃっているのだろうか。
これを先に見た人、釣りスキルはよく操作するキャラで育てるべし。
・会話長すぎ問題
これはリメイクではなくオリジナルに対する不満だね。
本作は物語の内容自体がそもそも微妙なんだけど、そこは置いとくとして
気になるのがどのイベントもダラダラと話が長すぎて時間がかかること。
どうでもいい意味のない会話や独白が多すぎて、もう少し上手くテキストをまとめてくれよと思ってしまうことが多々。
本作に限らずトライエース作品全般に言えることなのだけど。
※SO4のコントローラーの電源が切れるほど長いイベントは悪い意味で有名。
まとめ
グラフィックを除けば元の良さを活かしつつ、色んな新要素が違和感なく加えられ
遊びやすさも格段に向上している素晴らしいリメイクだと言える。
余計な要素を加えすぎたり、そもそも話自体が別物になっちゃっていたり、ガッカリさせられる
リメイク作品にもしばしば出会うが、本作はライブアライブに続き大当たり。
是非一番ハマった3もリメイクしてほしいものだね。
でもあれは今でも叩かれまくってるから難しいかな・・・。
ちなみにあのオチは僕はまったく嫌いではない。
真実はどうあれ自分たちには自由意思があって確かに生きている、っていう終わり方だからね。