やあどうも、Peter@peters_life0801です。
今回は先日、本体と一緒に入手したNewガンダムブレイカーをご紹介!
シリーズ4作目だが僕がガンダムブレイカーに触れるのは本作が初めて。
2021年2月15日現在、Amazonでは新品850円から、中古に至っては1円(送料はかかるけど)で
販売されているのでその出来は推して知るべし・・・。
Google検索にかけると謝罪や炎上、戦犯など穏やかならぬサジェストが並んでいるのも怖い。
何故か知らないけど執筆時点では無印よりも、TVアニメ・ビルドファイターシリーズの主題歌などが複数収録されているビルドGサウンドエディションの方が安い。
お気に入り度:★☆☆☆☆
概要
PS4にて2018年発売。
ガンプラ=ガンダムのプラモデルを題材としたアクションゲームで
集めたパーツを組み合わせ、自分だけのガンプラを作り上げることができるのが特長。
ガンダムブレイカーシリーズの4作目だがナンバリングタイトルではなく
Newと名付けられていることもあり、過去作からの変更点が多いらしいが・・・。
良かった点
ガンプラは自由だ!!
実際のガンプラは改造するにはかなりの技術が必要。
僕も興味はあるが、色んなパーツを組み合わせたり色を塗り分けたりするのは、素人に容易にできるものではない。
しかし!
本作ではパーツさえ集めれば色の変更はワンタッチでできるし、その組み合わせもボタン1つで自由自在! そう、僕みたいな半端なガンプラ好きには理想の機体を簡単に再現できてしまう、正に夢のようなソフトなのだ。
1/144だろうが1/100だろうが、スケールを問わず自在に組み上げられるので
こんな、胴が短く手足が巨大なちょっとガンダムっぽくない機体だって組めてしまう!
ちなみにパーツ構成は頭=ガンタンク(1/144)、体=バーザム(1/144)
腕=ルプスレクス(1/100)、足=レジェンド(1/100)、バックパック=サザビー(1/144)
武装はフラガラッハ(1/144)、滑腔砲(1/100)となっている。
異形ではあるけど結構カッコよくない? もしこいつのプラモ出たら絶対買うわ!
用意した画像を見てもらえれば分かる通り、グラフィックはなかなかキレイだし
背景やポーズが多数用意されていて撮影機能もそこそこ充実している。
首や腕の角度を細かくいじれないのは残念だけどまあ許容範囲内。
僕みたいなガンダム好きには色んなパーツを組み合わせ、ポーズを取らせたり
眺めているだけでも楽しめてしまうのだ。
まあ、良い点はこれだけしか無いんだけどな!!
気になった点
ガンプラバトル・・・?
ガンダムビルドファイターズみたいな純粋なバトルだと思っていたんだけど
実際は第三勢力と呼ばれるモブを倒したり、特定のパーツを持ち帰れなど試合中絶えず指示されるクエストを延々とこなすだけの、妙なバトルシステムとなっている。
そのクエストをこなすごとに得点が入り、制限時間終了時点で得点の高い方が勝ちという何だかよく分からないルールだ。
実況も含め何だか小学校の運動会みたい・・・と思っていたら、実際にガンプラ運動会などと揶揄されてるそうで笑
戦闘の出来もよろしくない
謎の強化アイテム集め
なぜか自機の性能はパーツ依存ではなく(パーツも影響はしているけど)、ステージ内の
コンテナを破壊して得られる経験値アイテムを入手し、フレームレベルというものを強化しないと
初期状態ではめちゃくちゃ弱いという意味不明な仕様になっている。
さらに基本性能のみならず、いくつかの武装もこのフレームレベルを上げないと使えないという謎仕様だ。
ちなみにこのフレームレベル、そのゲーム内のみ有効であり
試合が終わる度にリセットされてまた1に戻る。
なお、CPUは最初からある程度フレームレベルが高いらしく、初期状態では太刀打ちできないぐらい強い。
つまり毎回、開幕は何の面白みもないコンテナ狩りを強要されるってわけ。
画面見にくすぎだし、攻撃は当てにくいし・・・
プレイヤーと敵チームだけで6機もいるのに、そこへ第三勢力が大量に出現するので
画面がごちゃごちゃしすぎなのも大問題。
スクショのお知らせが映り込んでしまってるのはご愛嬌。
いやもう、画面の情報量多すぎ! 自分が何してるのかしょっちゅう分からなくなるって!
右上のマップも見にくすぎて自機がどの方角向いてるのかもよく分かんないから、ターゲットが表示されても辿り着くのすら一苦労!
場にいる機体が多すぎて必然的に乱戦となるし、エフェクトも派手なので
○○を倒せだの○○のパーツを持ち帰れだの言われても、その目標を見分けるのがまず難しい。
パーツとなると本当にどれがどれだか分からない。
攻撃範囲が見た目以上に狭く、当てるのが難しいのも難点。
自機は大剣の二刀流でめちゃくちゃ攻撃範囲広そうなのに、なぜか真正面の至近距離にいる敵にしか当たらない。
一応ロックオンシステムはあるけど、標的となる対象が多すぎて狙いたい敵を全然狙えないっつーね。
上空を移動し続けるデンドロビウムなどの一部の敵の相手は地獄。
近接攻撃は当たらない、ロックオンはしにくい。やっとできても距離を取られるとロックは外れる(障害物だらけの地上と違い、上空は何もないので容易く逃げられる)、
ロック中は視点が空の方へ行って、視界が悪くなったところを他の敵に横槍を入れられるし
極めつけはHPがバカみたいに高くて撃墜に時間がかかると、まさにクソ要素のフルコースだ。
また、自機も敵機もやられても何度でもリスポーンできる上に、ペナルティも無いようなものなのでガンプラバトルと言いながら敵チームの機体を攻撃しても、ささやかな嫌がらせになる程度でほぼ意味は無い。
とはいえ、敵チームは何故かたまに執拗にこちらを追い続けてくることがあり、2~3機に囲まれるとハメ殺されるため、何度でも復活できようがかなりストレスが溜まる。
武装の再現度も残念
ファンネルやドラグーンがオールレンジ攻撃ではなく、自機の周りに広がってしょっぱいビームを放つだけという超残念仕様。
また、原作では最終話の大立ち回りなどで印象的だったルプスレクスの爪を攻撃に使えないのも残念。ありゃ伊達ではなくゼロ距離用に搭載されているれっきとした武装なのに。
自分が使った数少ないパーツの中だけでこんなアレコレ不満があるんだから
再現度がショボかったり、そもそも使用できない武装は山ほどあるのかも・・・。
パーツ集めが超面倒!
敵チームや第三勢力の機体を攻撃、撃破した時にしばしばパーツをドロップするが
拾える判定はかなり狭く、ピッタリ重ならないと拾うことができない。
さらにこのパーツ、一度に5個までしか持つことができず、それ以上持ち帰りたい場合は
自チームの回収ボックスまで戻って納品する必要がある。
しかし厄介なことにこの回収ボックス、位置が何故か固定ではなく試合中に何度もコロコロ変わる。
※完全ランダムではなく、設定された3カ所ぐらいを行き来している模様。
敵の攻撃をかいくぐりながら長距離を移動し、納品に戻ってきたのに
目の前で消えられた時なんかはブチギレものだよ、ほんと。
また、回収ボックスに入れる前の自機が所持しているパーツは
敵に攻撃され続けると落としてしまう。
前述したように複数機に囲まれると、せっかく拾ったパーツをばら撒きながらハメ殺されることになるわけだ。
数々の困難を掻い潜り、ようやっと回収ボックスへ到達しても納品するのは一瞬で済むわけではなく、〇ボタンを長押ししている間上昇し続けるゲージが満タンになるまで待つ必要がある。
必要な時間は約6秒。その間に追いかけてきた敵に殴られてパーツを落とすこともあるし、撃破されてパーになることもある。
このような理不尽な扱いを受け続けていると、シャアが地球にアクシズを落とそうとしたのも
フロスト兄弟が復讐に走ったのも、マッキーが革命戦争を起こしたのも致し方ないと思えてくる。
あまりに不条理で彼らが人の世に絶望したくなるのも無理はない。
アドベンチャーパートもひどい
あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!
俺はガンプラのゲームを遊び始めたと思ったら、いつの間にかギャルゲーをやっていた!
な・・・何を言ってるのか分からねーと思うが俺も何をされたのか分からなかった
頭がどうにかなりそうだった・・・
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
いやほんと、なにこれ!?
ガンプラ好きとギャルゲーやりたい層ってかぶるのかな?
複数登場するヒロインを1人選んで攻略とかまったく興味ないよ!?
ストーリーならビルドファイターズのセイ君やレイジでも出してくれて、彼らと切磋琢磨したりする熱血展開のがよっぽど嬉しいよ!?
内容も学園内で親の権力を振りかざして好き放題やってる生徒会と戦うという・・・
荒唐無稽ではあるけどまあ、少年漫画なんかでたまに見る設定だからそこは良いとしても、肝心のテキストがまったく面白くない。
とりあえず、なんでもない会話の中に無理やりガンダムネタをぶち込むのはやめよう。
スベりまくっててうすら寒い気持ちになるから。
ファンネルみたいについてきて。とか意味不明すぎるってば。
ファンネルは勝手についてくるもんじゃなく動かすもんなんだ。
内容のみならずシステム面でもお粗末で、今日びアドベンチャーには必須と言っていいメッセージの自動送りもバックログもない。
しかしヒロインの立ち絵をじっくり拝ませたいのか
ウインドウを消すことだけは無駄にできる。
邪魔なウインドウを消せば生足が拝めるぜウへヘへ・・・
なんて思わないからな!?
まとめ
プレイ前から評判が悪いのは知っていたけど・・・。
どれだけつまらなくても好きに機体を組み上げるだけで楽しいはず!
なんて思って・・・いやぁ、実際そこだけは確かにめちゃくちゃ楽しいんだけど、肝心のパーツ集めが苦行レベルだからね。
記事を書くにあたって過去作品も少し調べてみたけれど、少なくとも前作の3では
拾ったパーツを落としたりだとか、回収ボックスといった要素はなく、パーツ集めでストレスを感じることなど無かったらしい。
これまで積み重ねてきたものをぶっ壊したということで
ガンダムブレイカーブレイカー
と呼ばれてしまうほど本作の評判は悪く、逆に3は面白いらしいので機会があれば一度プレイしてみようと思う。
発売された時期の関係で鉄血の機体がバルバトス以外無いらしいのは寂しいけど、収録機体数自体は3の方が多いそうだ。
ともあれこのゲーム、最安値は送料込み350円ほどで買えるので、気になる人はやってみてもいいんじゃないかな。
パーツ集めのストレスさえ耐えられれば、機体をいじくりまわすのは楽しいよ。
これすら、前作より劣化してるらしいけどね・・・。