【評価/レビュー】 くにおくんの熱血サッカーリーグ 【進化したサッカー!】

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どうもこんばんは、Peter@peters_life0801でっす。

 

気が向いた時にじわりじわりと更新しているくにおくん記事。

ワーコレに収録されているファミコン版も残すところあと2つ。
ってことで本日はその片割れである、くにおくんの熱血サッカーリーグをご紹介しよう。

 

お気に入り度:★★★★☆

 

 

概要

ファミコン末期の1993年4月発売。
世は最早スーファミが席巻していた時代でファミコン作品は影が薄くなっていたが、一方で円熟期を迎えて隠れた名作もひっそりと生まれ続けていた。

本作は名作とまではいかないまでも、円熟期の作品だけあってサッカー部分の出来は洗練されており
くにお流ハチャメチャスポーツとしての完成度は非常に高い一作となっている。

 

試合部分以外では未完成感が強く残念な点が多いんだけどね。
これが名作になり切れていない理由の一つなんだけど、詳細は後述。

 

 

アクションが豊富になったとはいえ、サッカー編の続編だけあって基本システムは似通っている。
今回も操作できるのはMFだけで仲間には指示を出しながら進める形式だ。

 

 

 

今回のメンバーは全日本代表!

くにおくんのスポーツゲームといえばこれまでは熱血高校チームを操るものばかりだったが、今回は
前作に当たる熱血高校ドッジボール部サッカー編で、プレイヤーを苦しめたライバルたちがチームメイトになっている。

 

七福や吉本などリストラされた高校もいくつかあるが、かるろすという謎の新キャラがいる。

 

かつて立ちはだかった敵たちが今度は味方とはなかなか熱い。
前作で強かったキャラが今作でも必ずしも強いわけではないが、終盤に加入するげんえいとラスボスチームのキャプテンだったつねをは頭一つ抜けて強い印象。

謎の新キャラ・かるろすも優秀。

そしてくにおは弱い。

 

 

 

 

加速する乱闘サッカー

前作はくにおくんのスポーツシリーズの中でも大人しめだったが、本作は他作品に見劣りしないハチャメチャっぷり。

シュート以外にも必殺技が増え、旋風脚や匍匐移動ができたりアクション数は大幅に増加している。

一方で操作はかなり複雑になってしまっているため、取っ付きやすさは無くなった。

 

試合中に雷が落ちることも。
水場にいたキャラクターは感電してダウン、ボールも帯電状態になってしまう。

 

 

一方で点を奪うには必殺シュート頼みの運ゲーではなく、キーパーの隙を狙ってシュートの角度を調整する場面もあるなど、サッカーとしての戦術性は増している。

何でもありサッカーだからといって、必殺シュートを撃ちまくるだけでは強豪相手には厳しい良バランスになっている。

 

 

 

 

気になった点: 試合以外の部分が薄く単調

上に挙げた選手リストの画像からお分かりだろうが、本作には各キャラに機嫌というものがある。

話しかけたりアイテムを渡すことで上下するわけだが、様々なアイテムが用意されているのに
おにゅうたおるを渡すと誰でも確実に機嫌が上昇するため、他のアイテムの存在意義が無い。

(食べ物や趣味に関するものなど各キャラの好みに応じたアイテムが複数あり、好きなものを渡せば上昇、嫌いなものだと下降する)

 

また、電話も決勝進出に必要な条件を教えてくれるてくのす以外は特に役に立たず、どうも全体的に作りかけのまま諦めた感が漂っている感じ。

あるいは容量が足りなかったのかもしれない。

 

 

さらに前作やホッケー部などにあった寸劇が廃止されており、ひたすら対戦相手を選んで試合を繰り返すだけなので淡白すぎる。

短めでもいいのでやはりストーリー的なものは欲しかったね。
日本チームで唯一の新キャラであるかるろすに関しても、何者なのか説明が欲しい。

 

☆は勝利した回数を表している。順番もないし何度でも(?)同じチームと戦えるので単調。
勝利数とポイントが一定値を超えると決勝トーナメントに進出し、優勝すればエンディングという形式。

 

 

 

 

まとめ

 

 

ストーリーがほぼ無いことで、かつてのライバルたちとの共闘という熱い設定を活かしきれていない印象。

試合部分はくにお流サッカーとして完成された感があるけど、キャラゲー要素が大幅に薄まってしまっているのは残念だね。

ファミコンだし容量の都合とかも大きいのかもしれないけど。

 

でもま、面白いのは面白いので同シリーズが好きだけど未プレイって人は遊んでみると良いよ!

 

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