はいどうも、Peter@peters_life0801です。
それでは前回のスーパードンキーコングに続き、今回は続編である2を見ていこう!
【評価/レビュー】 スーパードンキーコング 【ある意味原点!?】
お気に入り度:★★★★☆
概要
1995年にSFCにて発売されたスーパードンキーコングシリーズ第2作目。
前作から大きな仕様変更などはないが、ボリュームの増加や練られたステージ構成、ギミックの増加など
アクションゲームとしての完成度はますます高まった、理想的と言える続編。
ただしタイトルに反してドンキーは操作できない。
ちなみに海外タイトルはドンキーコングカントリー ディディーズ コングクエスト
(DONKEY KONG COUNTRY -DIDDY’S KONG QUEST-)
というちょっと変な名称になっている。
クエストは追求、探求といった意味なのでディディーコングの冒険といったところか・・・
と一瞬思うんだけど、それならディディーコングズ クエストでなければおかしいわけで。
このサブタイトルは海外ユーザーの間でも不思議がられているようで、ゲームカタログ @ wikiでは以下のような記述を見ることができる。
海外版の副題は”Diddy’s Kong Quest”となっている。「ディディーの冒険」を指すなら”Diddy Kong’s Quest”とすべきであるが、これは”Kong Quest”を”Conquest(征服)”とかけたジョークではないかと海外のプレイヤーの間で推測されている。
スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー 【すーぱーどんきーこんぐつー でぃくしー あんど でぃでぃー】 ジャンル アクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 スーパーファミコン ...
なるほど、一理ある。
と思いつつも、囚われたドンキーを救い出すという本作のストーリーを鑑みれば
征服ってのは何か違うしなぁ・・・真相は今もって闇の中。
良かった点
面白さはさらにパワーアップ!
熱気球や画面下部から迫ってくる毒水、溶岩を水に変えてくれるクラッパーなど
個性的なステージギミックがさらに増え、面白さにますます磨きがかかっている。
特に前作の水中ステージはいまいち単調で楽しめなかったのに対し、本作では
先述したクラッパーを利用して溶岩が一時的に水になっている間に泳いで進んだり、
水上から上がれる場所があったり、水位が変わるギミックが追加されたりと大幅に手が加えられている。
どのステージも違った楽しさや魅力があり、クリアまで夢中になって一気に進めてしまったほど。
横スクロールアクションというジャンルに限定すれば、あらゆる作品の中でもトップクラスに位置する完成度だと思う。
コースターレースはスピード感もあり、めちゃくちゃ楽しい!
名曲揃いのBGM
ファンキーコングのテーマ、ラトリーに大変身、とげとげタル迷路に風の森、ハニーアドベンチャーあたりの曲は凄く良い。
最初2つのようなノリの良い曲、とげとげ~&風~の物静かな曲、ハニー~の静けさと激しさが合わさった曲。
それぞれ趣は異なりながらも各ステージの雰囲気、そしてドンキーシリーズの世界観に見事に調和していて何度も聴きたくなるような名曲だ。
何か作業の合間に流しておくと捗りそうな感じだね。
ただしSEは全体的に地味になってしまい、前作から私的には大幅に劣化してしまったと思う。
ランビの足音は静かになってしまったし、敵を倒した時の声も使い回されてるもの以外は印象に残るものが無い。
クラップトラップおよび奴を倒した時のアンッ♪を返せと、声を大にして言いたい。
ところでこのゲーム、サントラが発売されているんだけど洋ゲーということもあって
流通量は少なかったのか、そして曲のクオリティの高さも大きく影響していると思うんだけど
なんとamazonでは最安値で 26万円! という凄い値段が付いている。
今さら再販も無いだろうし、古いゲームのサントラはここまでいかなくとも高騰してるんだろうかと思い、いくつか昔の大人気作品のサントラを検索してみたものの、
いずれも当時の定価ほどだったり大幅に安くなっていたり、なのでやはり本作が特別らしい。
石油王などお金が有り余って仕方ないという人は買ってみてはいかがだろうか。
いや、冗談ですとも。
気になった点
ドンキーが使えない!
本作最大の問題点。
この2では囚われたドンキーを助け出すというストーリー、
つまりマリオで言うピーチ姫ポジションに収まってしまったため、ちょい役として登場はするけどタイトルに反して彼を操作することはできない。
僕はドンキーが大好きだったので、これが理由で当時プレイするのを見送ったほど。
さらに好きになれないのが、ドンキーの代わりに登場したディクシーがディディーと同じく小柄なキャラであることだ。
操作感覚的には重量級のドンキー、軽量級のディディーに対して中間(中量級)ぐらいで
ポニーテールスピンによる滞空ができるなど差別化はされているんだけど、体格のこともあってどうしても似たようなキャラだという印象が拭い切れない。
ディクシーが優秀すぎるのも問題
ポニーテールスピンが便利すぎるし、動きが鈍いわけでもない。
個人的にディディーは素早すぎて少し使いにくいので、ほぼディクシーしか使わなかった。
前作は鈍いけどパワーのあるドンキー、素早いけど攻撃力の低いディディーと一長一短だったんだけどね。
まあタイムアタックをやるやり込み勢はディディー一択だそうだし
どっちのキャラが使いやすいか、というのは個々人の好みで変わるだろうけど。
バナナコインが好きになれない
前作同様にエリア間の移動にはファンキーコングの力を借りる必要があるわけなんだけども
ステージ内で入手できるバナナコインという通貨が必要になった。
同様にセーブをするにもこのコインを支払う必要がある(初回だけ無料)。
位置さえ覚えていればステージ入り直しで何度でも入手できるんだけど、これはいらない制限なんじゃないかなーと。
さらに厄介なことに一度電源を切るとコインの枚数は0に戻ってしまう。
隠し要素の情報を買うのにも使えるけど、お金はこういう有意義な使い方をしたいよね。
ファンキーの飛行機とセーブはタダで良かったと思う。
(それだけだと今度はコインが余りまくるので、何か別の用途が必要になるか)
まあSwitchで遊ぶ分にはどこでもセーブ機能があるし、それのお陰で枚数リセットも無いからあまり問題ではないんだけど。
まとめ
3作発売されたスーパードンキーコングシリーズの中でも、アクションゲームとしての出来は一番良いと思うし、本作を最高傑作だという人も多い。
とはいえドンキー不在という点でどうしてもあまり好きになれず、個人的な評価は前作に軍配が上がってしまう。
うん、僕もゲームとしては間違いなくこっちのが面白いと思うんだけどね。
お気に入り度は星4つにしてあるけどぶっちゃけ、ドンキーが使えるなら迷わず5にしてた。
それぐらい本作は面白いし、逆にキャラクターの面で私的には残念だったわけ。
紛うかたなき名作なので、機会があれば是非遊んでみてほしい。