やあどうも、Peter@peters_life0801です。
終わったよ。終わってしまったよ、黄金の国イーラ。
エンディングまで見た今は非常に複雑な気分だ。
本日は何故複雑な気分になっているのかも含め、プレイ後の感想を綴ってみよう。
ああ、先に言っておくけどクソゲーだったとかじゃないよ。
面白かったからこそ辛いんだ、ちくしょう。
あとネタバレしまくってるので注意ね。
ボリュームが足りない!!
・・・・・なんて言い方をすると語弊があるな、うん。
クリア時のプレイタイムは33時間39分21秒。
(パッケージ版の存在はひとまず置いといて)本作が含まれるエキスパンションパスは約3000円だが本編に適用される追加クエストやブレイド、チャレンジモードなど新要素も盛りだくさん。
なのでこの黄金の国イーラ単品だと2000円分ぐらいの価値なんだろうかね。
そう考えるとこれだけの時間遊べたのはお得感が半端ない。
しかも黄金獣という隠しボス的な奴が3体ほど倒せていないので、まだ遊ぶことができる。
しかしそれを含め遊び尽くしたとしても、あと10時間程度だろうか。
ええと、つまり何が言いたいかというとだね・・・
面白すぎるからもっと遊ばせて! ってことなのよ。
キャラクターが大好き!
もっと長く遊びたい要因その1。
本編にも高い評価を下してはいるものの、好きな人には申し訳ないが
パーティメンバーに苦手なキャラが結構いたんだよね。
しかしこのイーラで仲間になるキャラは全員大好きだ。
アデルは英雄の名に相応しい良い男だし、ミノチは渋くてカッコいい。
本編ではあまり存在感の無いワダツミが意外と面白い奴だし、カグツチは相変わらず生真面目ながらお笑いもそつなくこなすし、そんな二人を上手くまとめるユーゴも素敵なキャラだ。
そして何より、主人公であるラウラとシン、カスミの家族のような関係性が最高。
見ていてほっこりする。
これ遊んだ後だとシンがカスミを殺した理由がよーっく分かるよ。
ブレイドの在り方に疑念を抱いている上、かつての身内が記憶もなくコアの一部を奪われた挙句に、仇敵の走狗になっているんだもんな。
しかもカスミは愛する人(ラウラ)と同じ顔。
彼女に剣を突き立てた後、動揺するシンの表情を思い出すと辛すぎて死にそうになる。
ヒカリが本編より活き活きしてる?
おう。忘れてたわけじゃないぞ。
これ言うと怒る人もいるかもだけど、本編だと別の人格であるホムラも登場する影響で出番がバラけるせいか、少し個々の印象が薄くなりがちだった。
だけどこちらではエンディングまでヒカリのみなので、キャラが一層濃く感じる。
まだ生まれたばかりということもあってか未熟さが目立ち、心を閉ざす前でもあるので本編よりも大分やんちゃなイメージで見ていて面白い。
ヒカリの手料理も堪能できるぞ!
ドヤ顔で料理大会に参加し、完成したものがコレ。
束の間のギャグシーンだけど、実はこれも本編に繋がるイベントの1つだったりするんだよね。
(訳あって料理は封印しているとレックスに語るシーンを覚えているかな?)
後述するけどこれ以外にも、本編に繋がる細かい要素はたくさんある。
やり込んだプレイヤーがニヤリとする要素が随所に散りばめられているのも、この黄金の国イーラの魅力の一つだ。
本作は聖杯大戦が題材になっているというだけあって、何故ヒカリが別の人格を生み出して閉じこもるようになってしまったのか、その理由もガッツリ語られる。
本編初登場時には力を使うことを恐れていたが、そりゃあそうなるわなってぐらい辛い展開だ。
辛すぎて死にそう。
良くも悪くも心を揺さぶられるストーリー
もっと長く遊びたい要因その2にして最大のポイント。
ストーリーに関してはただただ悲しい。
本編をクリア済みでこうなることは分かっていたとしても、やっぱ辛かったね。
エンディングを見た後はしばらく放心状態だったし。
あの結末へ至るまでの過程が凄く良かったからさ・・・
パーティの雰囲気が最高に良くて、色んな人と触れ合うことで人の輪が広がっていき、慕われて・・・
ゲームを進めればあちこちからラウラを称える声が聞こえてくるようになる。
もっともっとこのキャラクターたちが活躍する姿を、冒険する姿を見ていたい! と思ったのと、バッドエンドなのが分かっているから、それを見たくないって気持ちもあったから、引き延ばしてほしかったんだよな。
そんなわけでラスボス戦へ行くのしばらく躊躇ってたしね。
良くも悪くもと書いたけど、間違いなく良いよ。
激しく感情を揺さぶられている時点で凡庸なものではないのは間違いない。
でも僕が負った精神ダメージは半端ないのだ。
ただまあ、この犠牲があったからこそヒカリは長い眠りの末にレックスと出会うことができ、力を得てあのハッピーエンドに繋がるわけなんだけどもね。
サブクエストも良かった! だからこそなお辛い
この追加ストーリー、サブクエストでからむモブキャラたちも個性が際立ってるのよ。
これも終盤の展開やエンディングを見て死にそうになった原因の1つ。
描写こそないものの、仲良くなった子供たちもノポン四兄弟も、旅芸人の一座も他のみんなも、恐らくは死んでしまった。
イーラから離れて避難した人たちもマルベーニによって虐殺、あるいは捕らえられて人体実験に使われたことを考えるとやるせなくなる。
マルベーニの目的はイーラに連なる者を根絶やしにすることで、別にラウラを狙い撃ちしたわけではないが、結果として彼女が積み上げてきたものを完膚なきまでに破壊しつくしたわけだ。
以前に憎み切れないキャラだとは言ったけど、てめーこのクソ野郎ぐらいは言いたくなるってもんよ。
でも “雨” のイベント観直すとやっぱ憎めない。
この弾けるような笑顔の裏には、色んな人たちの思いが乗っている。
そういうことを考えながらエンディングを思い返すと死にそうになる。
何回死ぬ気だと言われそうだが、ほんときっつい。
平和になったら孤児院を建てて、みんなで家族のように暮らすという夢を叶えてあげたかった・・・。ラウラ、いい子過ぎるのよ君・・・。
本編に繋がるエピソードもたくさん!
ヒカリの項でも書いたけど、これも本作の素敵な特徴の1つだ。
本編で初めてグーラに降り立った時、リタのオアシスって地名がすごく引っかかったんだよ。
いや誰だよ、リタって。 てな! そのリタがなんと登場するのさ。
彼女は新人ドライバーにしてデビューしたての冒険者。
そんな彼女が空腹で行き倒れていた場所が、後のリタのオアシスなのだ。
他には後世、伝説の兵として名を残しているバズアインも登場。
割とめんどくさいクエストだったから、この名はよく覚えていたぞ笑
つーか、彼の名を冠する見張り台に行くのがまずめんどくさいからな!
模擬戦でラウラに敗北したことから彼の向上心に火が付いた。
つまり歴史に名を残すほどに優秀な兵を生み出したのは、なんと彼女だったのだ。
リタは最終戦直前でインヴィディアへ旅立つと言っていたのと、バズアインはこの時点ではまだ無名の兵士。
なので二人とも、恐らくは生き延びることができたであろう数少ないキャラだったりもする。
戦闘がめちゃくちゃ面白い!
もっと長く遊びたい要因その3。
・ブレイドコンボのルート撤廃 → どんな属性でもコンボを繋げられるように
・属性玉を付けやすくなった → 3撃目以外でも付くので一回のコンボで最大3個付与可能
と、戦闘の分かりにくい、時間のかかる部分に手を加えられているため、大幅に遊びやすくなっている。ブレイドコンボ周り以外でも、ドライバーだけでなくブレイド自身を操作できるのは嬉しいね。
元より戦闘が面白いゲームではあったけど、ブラッシュアップされてより完成度が高まっているように思う。このシステムで本編遊びたいよなぁ。
余談だけどシリーズお馴染み、スターライト・ニーがカスミの必殺技として登場。
ラウラが差し出されたカスミの手を踏み台にして飛び上がり、強烈な膝を叩き込む。
メリアちゃんのように尻もちこそつかないものの、上記の踏み台にする演出や二人で声を合わせて「スターライト☆ニー!」と叫ぶなど、なかなかシュールな技となっている笑
まとめ
超面白かったと同時に、とんでもなく打ちのめされた追加コンテンツ。
これだけ感情を揺さぶられたんだから、やっぱゼノブレイド2は凄いゲームだよ。
本編を遊び直すと色々新たに見えてくるものがありそうだけど、とりあえずは残りの黄金獣を倒してヒトノワを完成させようか。何が起こるのか楽しみだし。
いやはや、この短期間に1~2と一気に遊んだけど素晴らしいシリーズだね。
3への期待感が最高に高まったよ!
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