【評価/レビュー】 新熱血硬派 くにおたちの挽歌 【原点回帰?】

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こんにちはー、Peter@peters_life0801です。

 

本日もレトロゲーをご紹介。今回のゲームはこちら!

新熱血硬派 くにおたちの挽歌

 

お気に入り度:★★★★☆

 

 

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概要

1994年にSFCで発売。

ステージクリア型のベルトスクロールアクションで、アイテムや制限時間、スコアなどはなくなっているものの、元祖である熱血硬派くにおくんを進化させたゲームと言えるかもしれない。

 

すでにくにおくん人気も下火になりつつあり、主流ゲーム機もセガサターンや初代PSへと
移ろいゆく中で生まれた作品なので、少しマイナーなゲーム。

 

なお、リバーシティガールズで主人公を務めたみさこきょうこのデビュー作でもある。
(みさこはサッカー部マネージャーと同一人物説があるけど、性格とかが別人過ぎるしね笑)

ホッケーやべーすぼーる物語でも女子選手が登場することはあったけど、主人公として
女子が操作できるのはシリーズ初だったり。

 

ほか、主要キャラクターは主に元祖と同じでボスとして立ちはだかった
しんじやみすず、さぶたちが登場する。

 

 

 

プレイアブルキャラクター

定番のくにおとりきに加え、ストーリーを進めることで二人の彼女であるみさこときょうこが使用可能に。

キャラ交代はいつでも可能で体力も共有ではないので、操作中のキャラがピンチになったら別のキャラを使うのが吉。

(体力は各キャラ独立している上にいつでも交代できるのに、操作キャラがダウンすると何故かゲームオーバーになる)

 

各キャラの技は大まかに分けて2タイプあり、旋風脚が主力のくにお&みさこ、
マッハパンチ/キックが主力のりき&きょうこといった具合に、所属高校で分かれている。

 

個人的な感想だけど、ぶっちゃけ女子勢のが強いと思う笑

 

 

くにおとりきに比べ攻撃力がやや劣るのと、掴み技と馬乗りがない(同様に掴まれたり馬乗りされることもない)ものの
足の速さ、リーチの長さに攻撃の発生速度、技の後隙などなどそれ以外の面で男性陣より優れており、かなり使いやすい。

 

特にくにおの旋風脚は攻撃力が高いけど隙だらけで非常に当てにくいが、みさこの旋風脚は隙が小さく攻撃力も十分。

なので効率だけを考えたらくにおを使う理由はないと思う。

ただし女子勢は終盤、イベントで離脱してしまうんだけどね。

 

なお、何故くにおがマッハキックを使えないのかという声もしばしば聞くけど
女子勢が抜けた後は2人ともマッハ系になってしまうからだと思う。

そして一応、旋風脚もくにおの代表技の1つではあるしね。
(すとりーとバスケットなどで固有技になっている)

 

 

 

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良かった点、気になった点

・爽快なアクション、しかし難易度は高め。

自キャラのアクションがパワフルで爽快感がある反面、敵も結構強い。
加えて体力が回復されるのがステージクリア時のみなので、アクションが苦手な人には少ししんどいかも。

 

ただしコンティニューは無限にできるし、復活もやられた直前のシーンからなので
つまってしまうことはないはず。

派手で多彩なアクションを駆使して立ち回れるようになると楽しいよ。

 

まあこれより難しい、理不尽なゲームなんて星の数ほどある!
いや、星の数ほどは言い過ぎか・・・。

 

 

・ミニゲームが楽しい。

元祖同様、バイクによるアクションシーンあり。
本作では横からではなく後ろから見た視点で進行。

レースゲーム感覚で操作し、妨害に来るヤンキーはキックで蹴っ飛ばす。

 

ヘアピン、急カーブだらけの首都高。毎日死亡事故起きまくってそう。

 

新しい方は知らないけど、リメイクじゃない方のFF7に同じようなミニゲームがあった。
あれ絶対、これを基にしてるよなぁ・・・。

 

 

 

・ストーリーは賛否両論?

シリーズの中ではストーリー性が強く、その内容もかなりシリアス。
死亡してしまうキャラもいるため、ファンの間でも賛否が分かれている。

※エンディングが映画のスタッフロールのようになっており、くにおらが”主演”、
みすずが”友情出演”などと表示されたり、最後には劇終と表示されるので、くにおたちが出演しているドラマなのかもしれない。

 

だとすればひろしが親友ではなく舎弟扱いなのも納得できる。

まあそれだと、さぶがよくそんなのに参加してくれたなとツッコミたくなるけど笑

 

また、初代熱血硬派くにおくんとまではいかないまでも

・少年院で囚人服

・熱血高校のすぐ隣に花園高校がある

・ヤンキーに破壊されてしまう花園高校(文字通り全壊する。重機やダイナマイトでも使ったのか)

・時速218㎞でかっ飛ぶバイクやパトカー

などツッコミどころはそこそこある。

 

囚人服じゃ必殺技が使えないってどういう理屈なん笑

 

 

 

 

まとめ

くにおくんシリーズの中ではかなり真面目というか、手堅い作りというか
無難と言えば聞こえは良いけど突き抜けたものが無く、少し物足りなさを感じる気もする。

なんだろう、頭身が高いけど初代のようなリアル志向ではないグラフィックや
ボタン同時押しによる必殺アクション、ストーリーなどが全体的にくにおくんっぽくない感じがするのかな?

ストーリー色の強い無印一作目・・・ってのもなんか違う気がするし。

 

良作であることは確かなので、ベルトスクロールアクションが好きならば遊んでみてほしい作品だね。

今でも引っ張り出してたまに遊ぶぐらいには、僕は好きなゲームだよ。

 

後日追記:

 

 

リバーシティガールズで一躍人気者となったみさこときょうこのデビュー作ということもあって、2の発売を前に複数機種で移植として発売されたね!

90年代風のアニメを意識したオープニングムービーや、リバガのスピンオフ漫画が収録されているんだとか。

ゲーム部分自体は変更なしなので、漫画はちょっと気になるけど購入まではしないかなぁ。