オッス、オラPeter@peters_life0801!
やあどうも、本日のお題はドラゴンボールZカカロットだ。
なので普段はオッスとか言わないけど使ってみたよ。リアルでは多分一生使わないけどな!
ん、なんでトップがフリーザ様なのかって?
一番好きなキャラだからだよ!
なお、プレイ時間は30時間ほどでセルゲームの途中でギブアップしてしまった立場からのレビューだ。参考までにね。
お気に入り度:★★★☆☆
概要
2020年1月発売。対応機種はPS4、Xbox one、Switch。
Xbox版のみダウンロード専用タイトルとなっている。
また、STEAMでも配信されているが記事投稿時点では
何故か日本語には対応していない。
MODで日本語化はできるらしいので、STEAM版が気になる人は調べてみよう。
閑話休題。
本作はタイトル通りアニメ・ドラゴンボールZを題材にしたゲームで、サイヤ人編から魔人ブウ編までを再現したアクションRPGだ。
ただし古いアニメだけあって声優さんはすでに引退された方や他界された方もいるため、大幅に変わっている。
僕はよく知らないが改や超だったか、近年放送されたものと同じキャストになっているようだね。
良かった点
原作再現度は良い感じ
押さえるべき名場面は遺漏なく押さえられている印象だし、もちろん端折られている箇所はあるけど特に気にならない程度。
一言一句再現するのはさすがに冗長になってしまうだけだろうしね。
こんな風に名場面(?)をアレンジしたものも。
ネタにされがちだけどヤムチャってインフレについていけなくなっただけで、地球人基準じゃ化物なんだよね。
ここまで扱いの酷い二枚目キャラってそうはいないよなぁ笑
上のシーン(オリジナルの方)でフィギュア化までされていたり・・・。
これは確か、プレミアムバンダイでのみ販売されたレアアイテムなんだっけか。
戦闘も原作さながら!
気弾の連続撃ちに背後へ瞬間移動して攻撃、吹っ飛んだ相手が岩山に当たれば崩れるし
グラフィックも本物のアニメのようで綺麗だしで、よくもまあここまでドラゴンボールの戦闘を再現したもんだと素直に感心したね!
特定の条件下ではカットインも入ったりと大迫力だ!
見てくれは本当に最高だと思うよ! 見てくれはね・・・。
探索もまあ楽しい
ドラゴンボールの世界を飛び回って素材を集め、集めた素材で料理を作ってパワーアップしたり。
人によっては面倒だと感じる要素かもしれないが、僕はこういう作業は大好きだね。
クールなベジータやピッコロが両手で飯にがっつく姿は笑える。
気になった点
お使いクエストの水増し感が酷い
序盤から多かったんだけど、ちょっと中盤辺りからのお使いクエストの面倒くささが度を越している。
○○を採ってきてくれ → ここにある○○は渡せない、欲しければ△△を持ってこい
→ △△のことを聞きに行く → △△の作り方を聞きに行く → △△を作るには××が必要なので××を探しに行く
→ ミニマップに表示された範囲内から見つけにくい××を探し出す → △△を作ってもらう
→ △△を渡しに行く → ようやく○○を入手でき、渡しに戻る
ってな具合にあっちこっち、恐ろしいぐらいたらい回しにされる。
このゲーム、セミオープンワールドでマップは画像のようにエリア別に区切られているんだけど、このエリア間の移動に20~30秒程度のロード時間が挟まれるんだよね。
んで上のように話を聞きに行ったりするためだけに、何十秒も待つのを繰り返すわけで・・・ロード自体はそこまで長いもんじゃないんだけど、無駄な移動が多いためにその頻度から、必要以上に長く感じられてしまうわけだ。
他にはレアポップ生物のレアドロップを持ってこいだとか、プレイ時間を水増しさせようとしているとしか思えないものもあり、ゲームが進むにつれダルくなってくる。
これがサイドクエストだけならまだいいんだけど、たらい回しのお使いには(原作にもそんなシーンは無いのに)メインクエストも含まれているのが何ともはや。
見栄えは良いけど・・・理不尽な戦闘システム
先に褒めた戦闘も微妙。
再現度は高く横で見ているだけなら楽しいんだろうけど、プレイしている側にはイマイチ。
最大の不満点は全ての敵、ただのザコですらスーパーアーマー持ちだということ。
攻撃の溜め動作に入ったら一切怯まなくなるので、逃げ回るかタイミングを見計らってL2+□で無効化するしかない。
※L2+□のバーストはチュートリアルでは敵との距離を取るための技としか教えられないが
長時間の無敵が発生するので、実は本来の使い方以外にも色んな場面で有効。
こちらは必殺技を放つのに気ゲージが必要なのに敵はそんなものないし、DBゲーに多い対戦物ではなくアクションRPGだから仕方ないにせよ、ちょっとあまりにもアンフェアだなぁと。
スーパーアーマーに加えて硬すぎる上、ボス戦の場合は体力を減らすとヒートアップ状態から大技連発で手が付けられなくなるので、早めにブレイク状態にして短期決戦を狙うのが最善なのかな。
あとはフィールドに点在するザコがめちゃくちゃうざいね。
結構強いのに見返りがほぼ無いので戦う意味がほとんど無いくせに、素材集めで飛び回っていると結構からまれる。
(近づくと戦闘になるので、シンボルエンカウントのようなもの。こちらを発見すると追いかけてくる)
何にせよ、戦闘周りのバランスはかなり悪い印象。
あとは使用ボタンが多く操作が煩雑で、ライトユーザーは慣れるのに時間がかかるかもしれないのも気になるところ。
と言うか僕も慣れるまで結構時間かかったし。
タイトルにちょっと疑問
パッケージの裏にはこう書かれている。
自らが孫悟空となって物語を辿る、究極の「悟空体験」。
そして本作のタイトルはドラゴンボールZ KAKAROTだ。
しかし実際には体感、悟空よりも他のキャラを操作している時間の方が長い。
悟空となって物語を辿るのではなく、アニメの展開をなぞっている形なのでこのキャッチコピーはちょっと違うんじゃないかなと。
実際、原作でも長い間死んでたり遅れて登場したりで、意外と出番は少なかったように思うけど
このタイトルなら悟空がいなかった時期でも、原作者監修なりでアレンジして彼が何をしていたか、などをもっと克明に描写してほしかった。
KAKAROTというかGOHANだよ、これじゃあ。
原作再現にこだわると自然とそうなっちゃうんだけどさ。
まとめ
戦闘に爽快感があり、たらい回しお使いクエストが無ければ恐らく最後まで遊べたと思う。
オープンワールドにお使いは付き物とはいえ、本作のソレはさすがにちょっとなぁ。
そんなこんなで途中から楽しさを “ダルさ” が大幅に上回ってしまい、ギブアップしてしまったわけ。
ただ、一ゲームとして見た場合はつまらないけど各シーンの再現度は高いし、キャラゲーとしてはかなり優秀な部類に入ると思う。
ストーリーが細かく再現されているので(ブウ編までは辿り着いていないが)、これを遊ぶだけでZの内容は8~9割ぐらいは頭に入りそうなのも好ポイントだね。
僕が挙げた気になる部分もこういうゲームなら大多数が占めそうな、普段あまりゲームをやらない層なら案外受け入れられそうな気がしないでもない。
ということでライトユーザーにはお勧めできるけど、DBは好きだが目の肥えたヘビーユーザーにはお勧めできないってところかな。
基本的なシステムなど素材は良いけどなーんか、詰めが甘かったり色々かゆいところに手が届いてないって感じのゲームなんだよね。
素材集めとザコのエンカウントなど、一部システムが互いにケンカしてる印象もあるし。