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OPUS(オプス) 星歌の響き プレイ日記3話目 【第1章その3】
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OPUS 星歌の響き -Full Bloom Edition- ダウンロード版
成功率は5割!
龍門を開く準備は整った。しかしエイダは不安げだ。
門が開いたところで、その先も見張りだらけ。
彼らの視線を搔い潜って宇宙船で迎えに来てもらい、脱出する・・・
正直言って上手くいく確率は5割も無いだろう。とても成功するとは思えない。
しかしここで、これまでは良いところの無かったリバクが一計を案じる。
それは接収された自分たちの船・タイギョの端末にどうにかアクセスし、自爆させるというもの。
貴族船とされるタイギョは非常に高価であるし、恐らくは鳶家の象徴の一つでもあると推察され、家の再興を掲げるリバクたちにとっては並々ならぬ思い入れのある船だろう。
カイトは逡巡するが、しかし他に術はない。
この提案にエイダも乗ってきた。
まずは周辺に隠れて待機しているラミアの船を、遭難した貨物船と偽って入港させる。
そこで彼女にどうにか端末へ接触してもらい、爆破させて騒ぎを起こせば混乱に乗じて脱出できるはず、という算段だ。
しかし成功する保証はない。
本当に船を爆破するその作戦で良いのか、リバクに念を押すが──。
リバクの過去
ここで回想シーン。何かの試合に敗れたリバクの姿がそこにはあった。
どうも、龍門を開くための “演奏” の試合らしい。
用意された龍鳴を即興で奏でる御前試合のようだが、リバクは相手が事前に譜を暗記していた、つまり不正を働いているのだと抗議する。
真偽のほどはともかく、これは勝負の裁定を下した皇帝に楯突く行為。
立ち会っている他の貴族たちも色めきだつ。
「瀛海歴351年3月40日12時、鳶家第十六代子息は、大道鉱脈の所有権裁定試合を行った。」
「敗北は天が見届けた。よって大道鉱脈の所有権を剥奪とする。」
龍脈鉱の所有権を賭けた試合だったらしい。
どうも先の大戦において、鳶家による鉱連との交渉が失敗した結果、瀛海同盟の立場がまずくなったらしく、勢力内での彼らの心証はかなり悪いようだ。
そこへきてこの狼藉。
リバクの父とカイトは必死に弁明するがそれも虚しく、所有する他のすべての龍脈の採掘権までも召し上げられてしまう。これが原因で収入源を失ってしまい、鳶家は衰退することになったようだ。
新たな鉱脈を自力で発見できれば、自分のやらかしで失墜してしまった御家の再興が叶う。
リバクが龍脈探しに躍起になっている理由はこれだったわけだ。
それにしても皇帝、あんた・・・
宇宙に人類が進出している時代に、その冠はちょっとどうかと思うんだ・・・。
エイダの呼びかけに我に帰るリバク。
ラミアは既に入港しており、マフィアたちと交渉を開始している模様。
急いで龍門を開け、タイギョを爆破せねば二度とチャンスは巡ってこないだろうし、ラミアの命も危ない。
ここで昔のことを思い出したのはやはり、自分の失態で滅ぼしてしまった家の
象徴たる船を犠牲にすることに、忍びなさを感じたからなのだろうか。
龍門を開くのはミニゲームになっている。
龍鳴の形を調節して門の模様と同じ形になるようにすればいいらしい。
ちょっとしたパズルだね。
脱出!!
ラミアは上手くやってくれたようだ。
龍門が開くと同時にタイギョは爆発。アジトは大混乱に陥る。
苦楽を共にしてきたであろうタイギョの最後を憂いつつ、ラミアの待つデッキを目指す。
追手の銃弾をかわしながら一行はなんとか小惑星から逃げ出した。
とはいえまだ安全が確保されたわけではない。
後方からは機銃らしき弾丸が飛んできている。まだ追われているのだろう。
ラミアは超加速という機能での離脱を試みるが、無理が祟ったかエンジンが最悪のタイミングでオーバーヒートを起こしてしまう。
操縦技術はあるが、修理の知識はない── 最早これまでか。
「巫女、これは鉱連の軍用探査船で間違い無いな・・・」
「小娘達が何故こんな船に乗っているのかは問わん・・・だが、聞け・・・」
息も絶え絶えのカイトが語り始める。
この船は後方索敵用のものであるため、安全性優先で機能にロックがかかっているのだと。
船体認証の権限を調整しさえすれば、そのロックは解かれるらしい。
果たして試みは成功、一行はついに自由を取り戻したのであった。
「リバク・・・色々失礼なこと言っちゃって・・・ゴメンね。」
「助けてくれて、ありがとう。」
「カイトを救ってくれた君こそね。」
これにて第一章は終了。
いや、見ていて手に汗握るシーンの連続で凄く熱かった。
音楽もめちゃくちゃ良いし、序盤からこんな名シーンだらけなの?
このテンションが最後まで続くならマジで、一生記憶に残るレベルのゲームになりそう。