OPUS(オプス) 星歌の響き  プレイ日記3話目 【第一章その3】

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白い牙という男

偽情報をばら撒き、やってきた者の身ぐるみを剥ぐ非道なマフィア・・・
ではあるが、これまでの会話から根っからの悪人ではないことが分かる。

 

「素晴らしい山塊も、無法者がウロつく魑魅魍魎の世界になっちまった。」

「俺達だって、元は大戦で行き場を失った山塊人だ。」

「お前ら巫女さえいなければ、こんなクソッたれに成り下がる必要はなかったのによ。」

 

とは、エイダを捕らえた時に語った言葉。

 

先の戦争で生活の基盤を失い、生きるために賊に身を落としているが、本来は郷土愛溢れる心優しい男なのかもしれない。

確かに九禄は活気があって、龍脈のゴールドラッシュを夢見た者が集まる希望の地なんだろうけど、治安が良いようには見えなかったし人間も冷たい印象を受けた。

しかしその ”素晴らしい山塊” の治安を悪くしている一因が、他ならぬこの男であるのは皮肉だ。

分かった上でそうせざるを得ないのだろうけど。

 

牢への連行を命じた時も、女に手は出すなと厳命する。

「俺達はマフィアだ。 ・・・畜生に堕ちる必要はねぇ。」

 

 

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囚われた牢の中で

牢と言うよりは、普段は使われていないであろう一室へ幽閉された一行。
龍門と呼ばれる、龍脈の力によって開閉する扉に阻まれ、脱出は容易ではなさそうだ。

エイダが応急処置を施したもののカイトの出血は酷く、一刻も早くこの場を切り抜けて治療をする必要がある。

何とかならないか──苛立ちを隠しきれない彼女にリバクは声をかけるが・・・

 

リ「巻き込まれた、って思ってる・・・?」

リ「ごめんね・・・あの時は、君が危ないと思ったんだ・・・」

エ「何が言いたいのよ。恩を着せたいワケ?」

リ「いや、そうじゃないんだ。でも、カイトは栄誉ある瀛海武人だ。
  どうか僕らの取った行動を分かって欲しくて・・・」

 

どうにか場を取り繕おうとしてるんだろうけど、どう見ても火に油を注ぐ悪手としか言いようのない弁。世間知らずのお坊ちゃん感が凄いと言うか、元貴族なので実際そうなのだろうけど。

 

上手くいっていたのに、いきなりしゃしゃり出てきたあんた達に台無しにされたとエイダは激怒。

まあ当然だよね。

 

しかし言い争っているところへ見張りのマフィアがやってくる。

この見張りが言うには、その二人(リバクとカイト)がいなくても結果は同じだったと。

ボスが解放しても俺達は巫女を逃さねぇ──

龍脈大戦で鉱連が勝利を収めたのは巫女の力によるところが大きい、とは既に語られている。
戦争で行き場を失くしたこの男たちからすれば、恨み深い相手なのだろう。

 

彼女もそうなることは薄々勘付いていたのか、見張りの言葉で落ち着きを取り戻す。

そこへラミアからの通信が・・・ん、無線なんて没収されなかったのかと思ったが、その長い髪で隠していたらしい。

 

しかしこの無線機のような物は民生品ではなく、軍で使用されていた物のようだ。

「貴様・・・何者だ? 軍人か? 龍脈を探して・・・何がしたい・・・?」

カイトは疑問を投げかけるが、エイダは適当にはぐらかす。

 

 

 

コレクション・軍用補声器を入手。

喉に障害がある者のための機械ね。
そして、これを身に着けていたのはバレていたが、奪わなかった理由の1つが同情心?

エイダはこれが無ければ話すことができないのだろうか。

 

 

 

補声器よりも首筋のあざが気になる。これも何かの伏線なのかな?

ともあれ、ラミアと連絡を取りつつ立てた作戦に従って脱出を試みるエイダ。

 

 

巫女の力

カイトの容体が思わしくない。
エイダの脱出プランに自分たちも同行させてもらえないかと頼むリバク。

ここでまた龍門の開閉に関する話が出てくるが、とりあえず龍鳴を生み出す巫女と、それを用いて扉の機能にアクセスする演奏者が必要らしい。

で、エイダは巫女なのでここから脱出するには彼女の力が必要であるわけだが、カイトは信用できないようだ。

 

 

会話の中で、巫女の能力がより詳細に明かされる。

 

はー、なるほど。
少し前に入手したコレクションから、龍脈=理気は燃料として使われているということが分かっている。

だとしたらこれらは戦闘機や戦艦といった兵器にも使われているのだろう。

つまり相手方に巫女がいれば、こちらの位置が筒抜けになってしまうというわけか。

瀛海人は巫女の力を使わなかったというから、真っ先に降伏せざるを得ないほどの大敗を喫したのだと想像できる。使わなかったというより、使えなかった理由があったりするのかもしれない。

 

こんな、戦争で相対する側からすれば悪魔のような能力を持った者たちであれば、鼻つまみ者などと言われるのも納得はできる。

カイトもエイダは信用できないと言うが、戦争に加担した巫女と同列にしないで欲しいと語るエイダ。

 

「私は紅桜(こうろう)の巫女、自己の魂を研鑽するだけ。戦争の道具じゃない。」

 

ともあれ、争っている場合ではない。
逃げ出すために互いを信用し、協力することに決定。

エイダが龍鳴を錬成し、それを使ってリバクが門を開くことに。

 

ここでエイダはやはり喉に何らかの障害を負っていることが発覚する。

特殊な ”発声法” を修得すれば、巫女単独でも龍門を開くことはできるらしい。
しかし彼女にはそれが叶わない。

理気の探知も凄いけど、こんな厳重なセキュリティゲートも開けられてしまうとか、巫女って相当ヤバい連中なんだなぁ。

 

 

 

エイダの歌によって龍鳴は紡がれた。あとはリバクがこれを使って門を開くだけだ。

それにしてもコレクションの説明文がいちいち詩的で心に刺さる。
大好き。

 

 

個人的なぼやき

さて、今回はここまで。

んー、こんなペースだといつ終わるんだろう?
序盤ながら既に世界観に惹き込まれていて、話の続きが気になるからどんどん進めていきたいんだけど、これ書きながらじゃあマジで進まないね!

データは1つしか作成できないので、別アカウント作ってそっちで一気にクリアするという方法もあるけど。

 

でも本作を遊んだ人がこれを読んで、このゲームの良さを再認識してもらえるような記事を目指しているので、やはり初見の状態で書いていきたいんだよなぁ。

この謎に対してこういう推察をしていたのか―、でも実際はさあ・・・みたいに楽しんでもらえたらと。

 

だから長さに関しても妥協し辛い。

先は気になるけど、乗り掛かった舟なのでこのまま頑張るかな。