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OPUS(オプス) 星歌の響き プレイ日記11話目 【第3章 その1】
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感応
マダラから得た情報を元に龍脈の探査を開始。
結論から言えば予想通り、ここはすでに採掘し尽くされており、得られるものは何もなかった。
しかし理気のエネルギーは残っているようで、以前と同じような古代万道の映像が再び脳裏に流れる。
やはり言葉が分からず内容は理解できないが、周辺の碑文から考えるとこの女性は地母だと思われる。
一体なぜ、理気にはこのような映像を見せる力があるのか。
そもそもなぜ人類が宇宙に進出しているような時代に、生活に根付くレベルで信奉されている神話が残っているのか。
うーん、現時点では想像もつかない。
そもそもこのゲームの世界が我々の住むものとは違う完全なファンタジーで、
人類が地球出身もしくはその子孫だとは限らないって可能性もあるのかな。
龍脈は枯れていても、澄んだ理水が残っていれば益はある。
だが周辺を探索してみるがその理水も汚染されており、完全に無駄足だったことが発覚してしまう。
その傍には昔、ここへ採掘に来た山塊人の物だと思われる鳴戒杖が残されていた。
ふっと過去のことが蘇る。
それはリバクが継承順位筆頭に選ばれという儀式の時のもの。
しかし当のリバクは困惑した顔で俯いているし、周囲からはヒソヒソと陰口を叩く声も聞こえてくる。
太子の間で派閥争いが起きているのは周知の通り。
リバクを支持する者は少ないようだし、側室の子であるから蔑まれているという面もあるだろう。
それらを踏まえても恐らく当主は、彼の器量を見込んで筆頭に任命したのだと思うが。
自信が無く、冷たい視線が注がれる中、それを割って入るように隣に立ったのはカイトだ。
「ただの儀式ですぞ。大丈夫。」
「・・・どうして兄様達ではなく、僕が・・・」
「私だって若を選びましたよ。」
「一族皆を守ると言ったのは?
今、目の前に守るべき家族が勢揃いしてますぞ。」
カイトの言葉に緊張をほぐされ勇気付けられたか、壇上へ進んだリバクは宣誓を行う。
その内容、そして白い牙から逃れるために犠牲にした船・タイギョを始め
家宝と思しき鳴戒杖や刀など種々の宝物を賜っているので、事実上世継ぎと認められた瞬間なのだろう。
しかしこの後、例の事件によって鳶家の採掘権は召し上げられてしまう。
絶頂からの転落。
次に頭に過ったのは
「親兄弟がぶっ殺しに来るなんて聞いた事ねぇぞ。」
という白い牙の言葉だった。
そう、今は親はともかく守ると言った家族である、兄弟たちからその命を狙われる身。
いつも護ってくれたカイトももういない。
色々なことがありすぎて疲れたのか。
そのままリバクは眠りについてしまう。それとも理気に当てられて意識を失ったか。
龍脈が見せるもの
エイダの呼びかけに目を覚ます。応答が無いので心配して様子を見に来てくれたらしい。
過去のことを思い出したこともあってか、龍脈を見つけることもできず
挙句に倒れ、無力感に苛まれて自嘲するリバク。
周囲の発光植物・蒲生凝(ぶせいぎょう)が理気の感応力を強める効力を持っているので、ここでは倒れても仕方ない。と、すかさずエイダがフォローをする。
感応力が強まるとはどういうことなのか。
エイダは詳しいようだがリバクにはさっぱり分からないので、反射的に尋ねていた。
曰く、
・もっと身近に龍脈が感じられて、理気に包まれる様な感じ。
・理気を感じてその意識の海に落ちれば、自分の思念を
異なる時空間につなげられる。
のだとか。
「会いたい人の声が聴けて、姿が見えるの。」
ふむ、分かるような分からないような。
乙皇と地母らしき人物の映像もこの力によるものなんだろうけど。
ちなみにこの辺りの蒲生凝はすべて枯れており、枝しか残っていない。
それでもなお輝きを保ち続け、理気を強めるという不思議な効果が失われていないとは。
もう一度咲かせてみようか、と歌い始めるエイダ。
神話によれば地母の歌によって花が咲いたというが、さすがにそれは叶わなかった。
「万物は流転し、万事は回帰する。」
「誰であろうと、亡くなった魂は源である太陽に還り、
理気となって光の海に消えるのよ。」
「理気があれば、人はつながれる。」
「理気には、過去から現在に至るまでの思念が含まれているから。」
ん~? エイダの言葉に、龍脈草花の力に残留思念。
ますます理気と龍脈が何なのか分からなくなってきたな。
リバクもちょっと話が難しいなと、あまり理解はできていない様子。
「彼を想う気持ちがあるなら・・・龍脈を探し続けるべきね。」
「そうすれば、いつか会える。夢の中ではもちろんの事・・・」
「あなたの心の中でも。」
宗教組織(巫女の塔)の教えだから、こんな神秘的と言うか謎めいた説明なのかな。
でも実際に遥か昔の人物や、直近では理気と繋がったからかカイトとの思い出が映像として流れている。
理気とは、龍脈とは・・・単なる地下資源ではなく、本当に何か超常的な力があるのだろうか。
とにかくここで為すべきことはもう何もないので、二人は小惑星を後にするのだった。
おまけ
本日のラミア語録。
いや、本日のというが次回があるかは知らないけど。
この子のセリフ回しほんと好き。
シリアスで切ないシーンが多いから、毒はあるけどどこかユーモアあるこの口調が、一服の清涼剤になっているのかもしれない。