【評価/レビュー】 Jusant(ジュサント) 【壮大な山登りゲー!】

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やあどうも、Peter@peters_life0801です。

本日はインディーズのジュサントという作品をご紹介。
概要などでも少し紹介するが本作はざっくり言えば、探索+クライミングを題材としたゲーム。
一要素として登場することは結構あるが、登ることに主軸を置いたゲームって結構珍しくない?

そしてただのネタゲーではなくしっかり面白い、良い作品だったのよ。
ってことで本題に入っていこう。

 

お気に入り度:★★★★☆

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概要

2023年10月30日配信開始。対応機種はXbox S/X、PS5、PCでお値段は約3050円。
(機種間でバラツキがあり、PCが一番安くPS5が一番高いがその差はたったの55円)

さておきジャンルはアクションパズル登攀ゲームだそう。

結構本とか読む方だと思うけど、「登攀って何よ。こんな単語知らないぞ」と調べてみたら
“とうはん” と読んで意味は山や高所によじ登ることなんだそうで、クライミングなんかに使う道具のことを登攀具と呼ぶらしい。

本作はクライミングしながら頂を目指すゲームなので、まあピッタリのジャンル名だよね。

 

 

歩き回っての探索があるかと思えば、ボルダリングの要領で岸壁を登って行ったり

 

 

時にはジップラインで空を駆けながら進んでいくのだ。

 

 

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雰囲気ゲーとして優秀

 

本作は山登っておしまい! ではなくストーリーはしっかり用意されているものの、キャラクターのセリフは一切ない。

道中発見できる手紙などテキストは存在しているが、基本的にはそういった収集物や
舞台となる山の移り行く景色、キャラクターのリアクションなどから想像、考察させるスタイルになっている。

僕が遊んだもので印象深い作品だと、おじいちゃんの記憶を巡る旅プラネットオブラナなんかと同じタイプだね。

 

舞台はかつて人類が住んでいた痕跡のある、タワーと呼ばれる天まで届く岩山。

どこまでも広がる砂漠の中に、どっしりと佇むこのタワーを旅人らしき少年・・・と、その相棒である謎の生物が訪れるシーンから物語は始まる。

少年たちは偶然タワーを発見したようにも見えるし、何か使命を持って訪れたようにも見える。
長い旅の果て、頂では一体何が彼らを待っているのか ──。 

 

収集物から断片的に得られる、まだ人が生活していた頃の情報。
少年の謎の力、人がいなくなった理由。

最後まではっきりと分からない情報も多々あるが、収集物を集め考察すれば
確実ではないにせよ、おおよその背景はしっかりと分かるようになっているスタイルは好き。

こういうタイプって想像力をフルに働かせるからか、印象に残りやすいんだよね。

 

 

もちろんゲームとしての出来も良い!

操作性は良好で複雑なアクションもなし。
特に登山ゲーだけあり、登るアクション中の両手をRT/LTボタンに見立ているのは、直感的で動かしやすいね。

 

例えば画像は両手で出っ張りを掴んでいたが、次は右上方向を掴めば進むことができるので
右腕を伸ばしているという場面。

こういう場合、LT(左手)は押しっぱなしにしたままRT(右手)を離し、進みたい方向へ
スティックを動かせば腕を伸ばすので、腕が出っ張りに届いたところでRTを押し込めば掴んでくれるわけだ。

独特の操作感ではあるので最初は少し戸惑うが、慣れるとサクサク登ることができるようになる。

 

あとはカラビナのシステム。こいつが命綱にもなっており、転落死とか生々しい要素はないほか
(ゲームオーバー自体ないのでアクションが苦手な人も安心)
ロープの長さには制限があるので探索要素の濃いゲームなのだが、行先に目安が付けやすいのも好ポイント。

 

舞台は一つだけだが変わって行く景色や、収集物探しなど探索もあるため単調に感じないのも良い。
壮大な冒険に上手いことクライミングを落とし込んでいる感じ。

 

 

アイテム集めは大変!

わざわざ大っぴらに言うほどのことでもないけど、注意深く探索しながらクリアしたつもりだったが、収集物の取り逃しは結構な数があった。

チャプター1からもう、自力で数度探してみても手紙が一つ見つからないので
なかなか意地の悪い隠し方をされている物も多そうだが、チャプター別にプレイすることができるし、入手率の進捗も表示されているのは大変助かるね。

なので気になった点、と言うほどでもないのだ。今時なら攻略動画もあるだろうし。

 

 

まとめ

 

2024年4月現在、STEAMではレビュー数が1945件で高評価率は95%の ”圧倒的に好評” 判定。
5~6時間ほどでクリアできるのでサクッと遊べ、満足感はしっかり得られる良い作品だったね。

クリア後に遊び直してみると、最初は難しく感じたりまごついた場所でもサクサク進めるほど
上達していたので、一気に一番上まで登ってみるなんて遊び方も楽しいかもしれない。

2024年4月現在はゲームパスにて配信中なので、気になる方は是非!