やあどうも、Peter@peters_life0801です。
ダーク三国死にゲーことウォーロン。現在のプレイ時間は66時間、クリアも終えてもう語るには十分な頃合いだと思うので、本日はこちらを改めてご紹介。
面白いのは確かなんだけど、致命的な不満点がある。
そんなゲームだったかな。
そうそう、ソウルライクであると同時にSEKIROっぽい要素も入っているそうなんだけど、そちらは未プレイなので僕からは何とも言えない。
恐らくそっちにも詳しいブログがあると思うので、SEKIROと比較する情報はそちらをどうぞ。
お気に入り度:★★★★☆
ストーリーは楽しめた!
仁王同様、史実(本作は演義も)をベースに妖魔を絡めて展開するシナリオは新鮮で面白かった。
主に無双のイメージでネタキャラにされてしまうことも多い袁紹が、大物らしく落ち着いた人物として描写されていることに満足。
好人物だし曹操と共に世の腐敗を正すという理念も持っているので、ここからどうやって敵対していくことになるのか・・・と思っていたんだけど、なるほどなぁ。こう来たかと。
ヒロインの紅晶が美人すぎるかと思えば、きちんと納得のいく設定があったし
呂布はめちゃくちゃカッコいいし、三国志の物語を大きく逸脱させずに各登場人物の
違う一面を、オリジナル要素を交えながらも魅力的に描いているのはかなり好印象だね。
ストーリーに関しては続きが気になりっぱなしで、最初から最後まで楽しめた。
後日追記:
他のブログ様の記事を読んでいると、三国志を知らない・詳しくない人には非常に分かり辛いらしい。なので三国志好きかそうでないかで感想は大きく変わるのかも。
確かに一連の流れを知っていないと、例えば本作の董卓なんかはポっと出に見える気もするね。
ただし人によっては消化不良と感じるか
三国志全体の流れで見ればかなり序盤で終わってしまうため、そこは不満に思う人も多いかも。
一応本作は本作で綺麗に完結するんだけど、史実をなぞるという面でも
目覆いの少年に関する設定面でも、間違いなく続編を意識した終わり方になっている。
個人的には一作で終わってほしくない程度には面白かったし、続編は楽しみなので不満点ではないけどね。ストーリーが駆け足でなく、しっかり作りこまれていることの裏返しでもあるし。
ただ、登場人物の少なさなんかは気になるかな。
主人公はあくまでアバターで、武将を操作するゲームではないので仕方ないのは分かるけど、曹仁を筆頭に徐晃や張コウといった超有名どころでさえいないのはやはり残念。
モブ武将ももっと欲しかった
李傕&郭汜など副戦場のボスになっている者もいれば、黄祖のようにセリフのない乱入NPC(侵攻)になっている者も。
ステージは増やすのが手間だと思うので、侵攻者はもっと多めにしてくれたら嬉しいかも。
それか徐栄みたいにちょっと強い雑魚として配置するとかね。
化勁は慣れたら爽快!
最初は、絶対これ馴染めないわーって思ってたけど何だかんだ慣れられたし、使いこなせたらそれなりに楽しい。弾いた時のパキィン! って音や絶脈はクセになる気持ちよさがある。
成功させるにはリスクを負う必要があるけど、見返りも大きいからまあ悪くないシステムかも。
ダークソウルなどのようにジワジワ敵を追い込んでいくのも良いけど、弾いて大ダメージを与えるこちらも爽快感があって、また違った面白さがあるね。
当初、張梁はとんでもないクソボスだと思ったけど、本作では必須のこのシステムを
初っ端から体に叩き込んでくれるという意味では良ボス・・・なのかもしれない。
実際、二周目ではかなり弱く感じたしね。体験版ではこんなんに何十回もやられてたんだな・・・。
WO LONG 体験版を遊んでみた感想 【ダーク三国志死にゲー】
難易度の低さは賛否両論か
気勢や士気、化勁といったシステムが少しややこしく慣れるまでは戸惑うが、理解してしまえば死にゲーの中では相当ぬるい。
一部のボスはかなり苦戦したけど初見撃破できた相手も多いし、終盤は道中では死ぬこともなかったし、上級者は縛りプレイしないと物足りないかもしれない。
逆に言えばある程度アクションゲーム慣れしている人ならサクサク進められるので、ソウルライクは好きだけどあまり上手くはないってタイプの人には丁度良いんじゃないかな。
化勁関係で入門用としてはお勧めできないけど。
士気システムは蛇足感が強い
敵味方共に実装されているシステムで、この値が高ければ高いほどステータスにボーナスが付く。
敵を倒すことで増え、ダメージを受けることで下がっていき最低値は0、最高値は25。
ただしステージの道中で軍旗などを設置していくことで、最低値は最大20まで上昇する。
これの何が駄目って、レベル上げや装備強化よりもこのシステムによる補正値が大きすぎて、全然自分が強くなっている気がしないこと。
実際どのぐらい補正が極端かというと、士気が0だと重装特化ビルドで
各装備品は最大値まで強化した状態でも、序盤のボス(推奨レベル25)の秘技一撃で瀕死になるレベル。
しかし士気をボスと同程度まで上げていればめちゃくちゃ弱い。
※一周目クリア後でレベル118。防御力746で物理耐性は23.7%。
属性防御は木のみ低いけど、ゴウエツの掴み攻撃には関係ないはず。
縛りプレイしたい人とかには良いシステムなのかもしれないけど、私的には正直いらないなぁ。これ。難易度のバランス調整はこんな雑な方法でなく、装備の良し悪しや敵の純粋な強さで取ってほしかった。
ハクスラ要素は微妙
微妙というかほぼ死んでる。
士気の影響が大きすぎて、特殊効果の補正はあってもなくても変わらないレベル。
そして装備品のレア度は、その恩恵を感じられない特殊効果が増えるだけ。
クリア後に最高ランクの★5が解禁されるけど、この有様じゃ集める意味が薄く自己満足にしかならなさそう。
また、装備品の性能がどれも似たり寄ったりで、序盤入手できるものと終盤のものとで差はほぼない。
装備を更新していくのもこれ系のゲームの醍醐味だと思うんだけど、新しい装備を入手するワクワク感がまったく無かったのは痛いね。
好きな武将の装備品を集めるのはまあ面白かったけど・・・それだって改装システムがあるから、一回入手したらそれまでだし。
仁王2の装備厳選はめちゃくちゃ楽しかっただけに、この仕様は至極残念。
他のプレイヤーの幻影呼び出して装備漁るのすっごい好きだった。
士気システムがキャラ育成の楽しみを大きく奪っているように思うね。
二周目も微妙
すでに述べた通り士気システムの関係で、特殊効果が一つ増えただけの
最上位レアリティ装備を狙う意味はほぼ無いし、ゲームバランス的にも疑問が残る。
というのも重装特化ビルドでも最序盤以外は、多くのボスの秘技で即死してしまうためだ。
秘技を化勁で弾いて活路を見出すという仕様上、一度の失敗でやられてしまうのは正直どうかと思う。
ボス以外の道中は相変わらず簡単なだけに、余計に落差が気になってしまうな。
装備強化レベルの上限解放でもあれば良いんだけど。
追記:
などと言いつつも何だかんだ、二周目もクリアまで遊んだ。
積めるだけ被ダメージ減を積めば、個々は2%もなくとも秘技にギリ耐えられるようになったしね。
結局元の★3~4装備を象嵌しなおしただけなので、ハクスラ要素は全く楽しめなかったけど。
大して差はないのに★5出なさすぎなのもどうなの?
その他気になった点
別記事でも書いているけど
・ロードが長い
・カメラワークの悪さ
・隠れ里の不便さ
ほか、クリアし終えて改めて気になったことを何点か。
・写生(フォトモード)の使いにくさ。
使いにくいと言うか機能不足。
ステッカー貼ったり色々できるのに、何故ポーズの変更はできないのか。
・味方NPCがおバカすぎる
狭い足場の多いステージでは落下しまくるし(死なずに体力1で復帰)、倒した後に自爆する敵から離れずに爆発に巻き込まれるし。
それでも道中はそこそこ役に立つが、ボス戦では瞬殺されたり貴重な秘技化勁チャンスを奪ったりとただの足手まとい。化勁はおろか、ガードすら使ってないっぽい?
・装備、アイテム周りのUIがひどい
強化レベルが1ずつしか上げられないし、いちいち装備するか聞いてくるのがかなりうざったい。
改装は試着がないので変更後にイメージと違った場合、別のに変えようと思ったらわざわざ一回解除を挟まなければならない。
倉庫にまとめて預けるのが分解と売却からしかできない仕様も意味不明。
取り出す時は一個ずつのみだし、チェック機能が中途半端すぎる。
極めつけは小物はともかく、武器と防具がそれぞれ大雑把に一括りにされていること。
武器種別、防具なら装備箇所別に表示する機能ぐらい入れておくれよ・・・。
なんで兜、鎧、小手、脚甲を同じタブに集結させるんだ。
まあ一番駄目なのは士気システムで、こいつに比べたらいずれも我慢できる範囲内ではあるかな。
まとめ: アップデートに期待?
面白いのは確かだけど、キャラや装備の成長・強化を実感しにくいシステム周りはかなり不満。
装備を厳選する必要性が薄いのは、やり込む意欲を大幅に削ぎ落としてしまっている。
ただ僕が絶賛する仁王2も、幾度ものアップデートを経ることであの面白さに至ったらしく、聞くところによれば当初は微妙だったんだとか?
それが本当だとしたらこのWO LONGも、今後のアップデートで化ける可能性はあるね。
シーズンパスもあることだし当分サポートは続くと思うので、改良に期待したいところ。
重ね重ね言うけど現時点でも面白い。でも仁王2には遠く及ばない感じ。
※お気に入り度では同じ点数になっているけどね。
まあ数多あるゲームをたった五段階評価で分けるのに無理があるし、違う採点方法を考えるべきかなぁ。