やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日は A Short Hike(ショートハイク) というゲームをご紹介。
短編で小粒ながらもキラリと光る、これぞ優秀なインディーズゲーと言える作品だったね。
お気に入り度:★★★★☆
概要
ずっと忘れられないひと夏の冒険
穏やかで温かい出会いにあふれるアドベンチャーゲーム『A Short Hike』は、心温まる出会いと忘れられない冒険を体験するアドベンチャーゲームだ。
都会に住む鳥の少女「クレア」が、親戚のおばさんに連れてこられて「ホークピーク州立公園」を訪れたある夏のこと。
自然に囲まれた島の中で、クレアは携帯の電波が入る場所を求めて「ホークピーク」の山頂を目指すことに…。
そのハイキングの途中でちょっとだけ変わった動物たちと出会いながら、クレアが山頂で目にする素敵な何かを一緒に体験しよう!
引用元:https://store.steampowered.com/app/1055540/A_Short_Hike/
対応機種はPC、Switch、Xbox、PSと網羅しており、お値段は約820円。
ゲーム内容はざっくり言えばオープンワールド型のアクションパズル。
とはいえ A Short Hike. 直訳すれば短いハイキングのタイトル通り、マップはあまり広くなくクリアするだけなら一時間半もあれば十分といった内容になっている。
各種アイテムを使ってギミックを利用したり、クライミングや滑空といったアクションを駆使して山頂を目指そう。
本作の特長は小規模な世界ではあるが、オープンワールドならではの自由度がギュッと詰め込まれていること。クリア目的である山頂を目指す以外にも、住民にアイテム集めを頼まれたり、一緒にスポーツを楽しんだり、レースをしてみたり、ボートで海に繰り出してみたり・・・
いずれも決して奥深さはないが各住民との、ほっこりするやりとりもあってか妙に心に残る。
上で引用した紹介文にもある通り、主人公は早い話がよそものなのだけど、みんなそんなことは気にせず快く受け入れてくれる、優しい世界なのだ。
左下の羽はスタミナゲージのようなもの。各所で入手でき、多いほど壁を登れる時間や多段ジャンプの回数が増える。
スローライフを送るゲームではないが全体的なデザインは、どうぶつの森シリーズを強烈にリスペクトしている印象を受ける。
グラフィックの質だけでなく、動物をモチーフにしたかわいらしいキャラクターもそうだし、シャベル入手後は特定の場所を掘り返すことでアイテムを入手できるのだが、穴ぼこのデザインもそれっぽい。
ちなみに初期状態ではレトロ感を出すためか、画面がジャギジャギになるエフェクトがかかっている。3DSあたりを思い出す味わい深さはあるが、遊びにくいと感じるならオプションのピクセルサイズという項目で変更するのをお勧め。
気になった点
・滑空時の着地点が分かりにくい
画像のように狭い足場に着地しなければならないシーンが何度かあるのだが、いざ降りてみると
思っていた場所よりずれていることが多く、やり直しになってしまうことが数度あったのは気になった。
自キャラの影の位置をもう少し鮮明に描写してほしかったかな。
・ボートの操作が難しい
カメラワークが固定なのでレースで細かい動きが必要な場合、曲がるのにスティックをどちらに倒せばいいのか頭がこんがらがりがちで、行きたい方とは逆へ舵を切ってしまうことが多い。これは多分、GTAVなんかの操作がしみついてるせいもありそうなんだけど。
※例えば船首が上を向いていたら左に曲がるにはスティックを左に入力するだけだが、船首が
左を向いていれば下になるし、右を向いていれば上になる。
まとめ
小規模ではあるが探索要素やミニゲームが多いというシステム的なものだけでなく、暖かみのある世界観や若者の成長を見守る物語は良かったね。若者の人生(鳥生?)のほんの一瞬、だけど彼女にとっては大切な瞬間を垣間見るという作風は、短いながらも心に印象深く刻まれた。
さくっと楽しめて感動できて、満足感も得られるので時間がない人や、殺伐としたゲームの合間の箸休めなんかにおすすめ。短編作品ながらやり込み要素は結構あるので、コンプしようと思えばクリアの何倍も時間はかかるんじゃないかな。
2024年5月現在はゲームパスで配信されているため、是非遊んで癒されてみてほしい。