【評価/レビュー】 FF7リメイク 【自由度皆無の一本道ゲー】

※当ブログの記事には広告やアフィリエイトが含まれております。

 

やあどうも、Peter@peters_life0801でっす。

 

本日は発売時に話題になった大作J-RPG、FF7Rをご紹介!
正式なタイトルは言うまでもないだろうけれど、ファイナルファンタジー7 リメイクだ。

 

叩かれがちな15は結構楽しかったけどなぁ・・・
こちらは地下闘技場?で優勝した辺りでギブアップ。

ティファを助けるだかそんな目的で蜂蜜の館だったかに入ろうとする所らへんね。

プレイ時間は17時間半ほど。

 

ある程度の自由度があればなかなか良いゲームだったと思うんだけど。

 

 

お気に入り度:★★☆☆☆

 

概要

2020年発売。
対応機種はPS4およびPS5。

タイトル通り1997年に発売され、かつて一世を風靡したFFことファイナルファンタジー7をリメイクした作品で、ストーリーからグラフィックにバトルシステムと何から何まで一新されている。

 

紛らわしいタイトルだがFF7の全編をリメイクしてあるわけではなく、本作はミッドガルを出るところまでで終わり。

一応事前に公表はしていたそうだが、買うゲームは敢えて情報を遮断する人もいるだろうし、タイトルにPART1だとか、何かしら分作であることが分かる副題を付けるべきだったと思う。

 

そして先に言っておくと僕ミッドガル嫌いなんだよね。
だから始まりも終わりもミッドガルって本作は・・・ゴホンゴホッ。

 

 

 

 

良かった点

戦闘はかなり好き!

さすがに今の時代に当時と同じバトルシステムではきつかろう、ということで大幅に手が加えられている。

これがATB(アクティブタイムバトル)システムの名残を残しつつも、上手いことアクション要素を加えて新時代のFF7に相応しい、なかなか面白いシステムに仕上がっている。

 

 

ただ攻撃を連打すれば良いようなものでなく、弱点を狙ってよりダメージを与えられる状態を引き起こすヒートやバーストを狙わないと、ノーマルでもザコ戦すら気を抜けない難しさ。

サクサク進めたいって人はかなり簡単になるイージーモードもあるので問題なし。

 

 

時には相手に優位な技を持つキャラに操作を切り替えねばならないなど、なかなか奥深い。

操作感覚もどのキャラも同じってわけでもなく、それぞれ特殊な固有アクションを持っていたりしてしっかり使い分ける意義や個性があるのも良いね。

 

ボス戦はさらにギミックが多々あり、アクションとコマンドバトルの楽しさを両立させつつも、やりごたえのあるバランスで
戦闘に関してはかなり良い線いってるなと。

 

 

もっとも、回避が全くと言っていいほど役に立たなかったり、敵のヘイトが操作キャラにしか向かなかったり、カメラを動かすと対象が変わってしまうロックオンなど残念な点も多い。

回避はこのシステム上、さじ加減一つでぶっ壊れにもなってしまうから、まあしょうがない気もするが。

 

 

アバランチメンバーの掘り下げが良いね!

いたのは覚えてるけどすぐ死ぬ記憶しかない、程度の印象だったアバランチのメンバー・ビッグス、ウェッジ、ジェシーたちが原作よりもかなり深く掘り下げられている。

そして選ばれた者たちとの違いとでも言うべきか、自分で操作できるキャラクターたちに比べれば凡人であることや、それを抜きにしても活動家としての裏の顔とは別に見ることのできる、表での人間味ある生活感の描写など感情移入がしやすく、魅力的に描かれている。

 

ぶっちゃけ離脱を繰り返す他のメンバーよりも、この3人の方が愛着湧いて一緒にパーティ組みたいぐらいなんだけど・・・。

 

 

取り分けジェシーは容姿だけでなく、新たに描かれた生い立ちや性格など内面及び彼女の背景も含めて人気が出、一部からは第3のヒロインとまで持て囃されるほど株を上げたらしい。

 

 

 

 

気になった点

ミッドガル嫌いにはやはり色々苦しい

冒頭でも軽く述べたとおり、陰鬱な雰囲気に加え景色はゴミゴミしているし、街中でもモンスターが出るしで僕はミッドガルが大嫌いだった。

 

本作では大幅に雰囲気が変わったとはいえ、相変わらずゴチャゴチャしているのは変わらない。

スラム街の雰囲気が上手く出すぎていて・・・何と言うかその

どこに何があるのか分からなさすぎるのよ。

 

ミニマップがあっても少し迷うほどに、道は細く入り組んでいて似たようなバラックだらけだし、スラム街やクエストで訪れるプレート内部など、似たような景色が延々続いて、ちっとも冒険している感もないし飽きてくる。

まあそもそも終始ミッドガル内でだけ話が進む作品なのでスケール感が小さく、実際あまり冒険してない設定なんだけども。

 

 

本作のグラフィックは海外の大作タイトルにも負けず劣らずとても綺麗だ。

ただ、見せ方が・・・ミッドガルがそういう街だとはいえ、もう少し何とかならなかったかなっと。

 

 

エアリスの家の周りだけは綺麗。
スラムの一角にこんな場所があるのは違和感が凄いが、ここだけが癒しのスポット。

 

そうそう、グラフィックの話になったのでついでにもう一つ。

FF7には本作のようなリアル寄りのグラフィックよりも、もっとアニメっぽいタッチの方が良いんじゃないだろうか。

スマブラSPにクラウドがゲスト参戦しているけど、あんな風に原画を再現した感じでね。

 

昔流行ったボサボサ髪も相まって、ここまでリアルになってくるとただのコスプレイヤーに見えるんだよなぁ。

 

 

 

修学旅行みたいなゲーム性

要は自由度が無さすぎるって話。

たまに思い出したかのように、連続でサイドクエストをプレイすることができる自由に動ける時間はあるが、ほとんどは一本道で後戻りもできない強制イベントの連続。

 

そうだな、自由に動けるのは修学旅行にちょっとだけある自由時間みたいなもんで、基本的には行きたいところへ行けず、やりたいこともさせてもらえないと思ってもらえればいい。

いや、修学旅行はそれでも楽しかったけども、ゲームで同じように管理されるのはちょっとね。

 

 

ダンジョンなんかで分かれ道を見つけても見えない壁に阻まれたり、仲間にそっちじゃないと引き留められたり、ろくに探索もできず一本道をダラダラ移動し続けるだけのシーンが多すぎてさぁ。

 

長ったるい会話やイベントシーンも逐一挿入されるので本当、遊んでるんじゃなく遊ばされてる感が強く、ここまでTHE・ムービーゲーって感じの作品に出会ったのは久々かもしれない。

 

 

あと話の都合とはいえ仲間の入れ替わりが激しすぎ。
離脱しても装備やマテリアは付け替え可能とはいえ、戻ってきた時に調整し直すの面倒だし、加入したり外れたりし過ぎで愛着が湧きにくい。

これも本作をプレイしていて絶えず窮屈に感じる理由の一つかもしれない。

 

街がリアルになったことでそこかしこに露店や屋台があるんだけど、みーんなハリボテで買い物とかできないのも残念。

 

 

 

今後の展開が不安

ストーリーは原作とかなり違うという点で賛否両論あるが、私的にはそこは別にどうでも良いかな。

正直、原作の方も当時ガキだったからよく覚えてないし、というか元々よく分からんストーリーだったし。

 

 

何が言いたいかってと途中でギブアップした僕が言うのもなんだが、続きはどうするんだろうなーって。

聞くところによればミッドガルを出る辺りで終わるそうだが・・・うん、いや、風聞で済まないけどね。

 

本作は2015年発表で発売されたのは2020年。
最初の発表から実際にリリースされるまで5年も要しているわけだ。

続編は製作中とのことだが分作で数年に1作のペースとなると、ついていける人がどんだけいるのかなってさ。

 

ましてや時期的に、途中で発売機種が変わってしまう可能性も大きいし。
※実際、バージョンアップ版であるインターグレードがPS5で発売されているので、2作目はPS4では出ないかもしれない。
 

 

恐らくキャラクターグラフィックなどは本作で完成されたものを引き続き利用するだろうから、制作期間は一作目よりは短くなるだろうけど・・・

離脱する人が多くなる=売り上げが減っちゃうと続編作るお金の確保も難しくなるわけで、そっちの意味でも心配だよね。

 

 

戦闘は面白かったので自由度が上がる(はずの)ミッドガル以降には、ちょっと期待はできるんだけど。

フィールドがFF15みたいなオープンワールドなら悪くないと思うが、はてさてどうなるのやら?

 

あとデータどうするんだろ。引継ぎとかあんのかな?
僕のプレイデータだと17時間半でレベル21なんで、できるようなできないような微妙なラインだけども・・・やっぱ次作が出る度にレベル1に戻るのはダルいよね。

 

 

追記:続編・FF7リバースの発売が決定

薄々そうなるとは思っていたけど、PS4切り捨てでPS5専用タイトルにするらしい。

そして三部作になるとのことだけど、この一部がミッドガルのみであることを考えると
原作を大まかになぞることすらせず、完全に別物として突っ切るつもりなのかな。

 

求心力が落ち続けているブランドなのに、このやり方では本作プレイ済みのユーザーを
結構な数切り捨てることになるだろうし、大丈夫なのかなと少し心配してしまう。

直近だとライブアライブリメイクは楽しかったし、少しでも往時の勢いを取り戻して欲しいんだけどね。

 

 

 

まとめ

 

会話シーンやイベントはもうちょっとコンパクトにまとめて、自由度を上げれば良作ないし名作に化けるポテンシャルは十分にあると思う。

せっかく戦闘は楽しいのに自由度が無さすぎて、その戦闘すらろくに、能動的に行えないってのはRPGとして致命的じゃないかな。

 

元々原作でもつまらない序盤(個人の感想だよ)だけをピックアップした作品なので、次回作で化けることに期待したいね。

 

総評として・・・んー、どういう層にお勧めすればいいかはイマイチ分かんない作品。

自由度は気にせず最新の映像で、過去作にはなかったFF7キャラの新たな一面を見てみたいって人向けかな?

ただストーリーも大分変わっているし、他のブログを見ているとコアなファンはお怒りだったりしているようなので難しいね。

 

有名作品ならとりあえず遊んでみるとか、僕みたいに何となく当時を覚えている、ぐらいのあまり思い入れない人のが、逆に良いのかも。

何にせよ、俗に言われるムービーゲーなので人は選ぶかな。

個人的には戦闘を除き、かなり退屈でつまらない作品だった。

 

 

タイトルとURLをコピーしました