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やあどうも、Peter@peters_life0801です。
今回はすっごく面白かったゲームアプリをご紹介。
くまのレストラン。
かわいらしいタイトルにかわいらしいアイコン。
しかしこのゲームの中身は・・・?
お気に入り度:★★★★★
ゲームシステム
まずぶっちゃけて言ってしまえば、本作には経営要素みたいなものやアクションは一切なく、狭い範囲内を移動できるのみでゲームシステム的な面白さは一切ないと言っていい。
一見、画面はオールドスタイルのRPGのように見えるけど本作のジャンルはストアページでも紹介されているように、物語を楽しむことに重きを置いたアドベンチャーゲームとなっている。
世界観
タイトルからしてどうぶつ達のほのぼのした日常生活でも描く作品かと思えば・・・本作の舞台は死んだ人が訪れることになる、現世とあの世の中間とされる狭間と呼ばれる世界。
この狭間には駅があり、天国へと向かう列車がやって来る。
駅で列車を待つのは妊婦、引きこもりの青年、過労死したおじさんなど様々。
彼/彼女らは列車が来るまでの間を近くにあるレストランで過ごす。
その多くは生前、なじみ深かった料理を最後の晩餐としながら・・・。
本作はそんなレストランを経営しているくまとネコの物語。
涙なしには見られないストーリー
世界観の説明でお分かりだろうけど、かわいらしいグラフィックに反して本作の物語はめちゃくちゃ重く、そして切ない。
生前と変わらずスマホとSNSに夢中の能天気な少女。しかしふとしたことで厳しかった父のことを思い出し・・・。
遺された家族のことで思い詰めている者がいれば、人生に満足してやってきた者もいたり
様々な魂とレストランで出会いながら物語は進行していく。
しかし主人公であるくまとネコも、決してただの傍観者だというわけではなく、やがて二人の正体も明らかになってゆく。
また、物語だけではなく作品を彩る音楽も珠玉の出来。
悲しげな中にもどこか暖かみのある曲調が、切なくも愛しい物語を最大限引き立てている。
ダイブ、記憶のカケラ
物語に厚みを持たせている良いシステムだと思う。
ネコは魂に”ダイブ”し、生前の記憶を少しだけ覗き見ることができる。
そして魂が残していった記憶のカケラからは、彼/彼女たちの最期を見ることができる。
こちらはショッキングなシーンが多く、出血の描写などもあるので苦手な人は要注意。
虚無編
前半クリア後に遊べるようになる物語を完結させるシナリオなんだけども、こちらは課金(360円)もしくは、広告を大量に見ることで遊ぶことができるようになる。
この虚無編では天国へ行く、つまり善良な人ばかりが登場した前半とは違い、地獄へ送られる魂たちと出会う。
広告はかなりの回数見なきゃならないようだし、360円払って解除するのが良いんじゃないかな。前半を楽しめたなら課金しても絶対後悔はしないよ。
クリア後
レストランにいるネコ(主人公ではない、ふつうのネコ)に話しかけることで、
課金してゲームのスポンサーになることができる。
スポンサーになるとスタッフロールに自分の名前が表示されるほか、
600円支払ってゴールドスポンサーになれば、より世界観を掘り下げるアーカイブが読めるオマケ要素が解放される。
テキスト量が多いわけでもなく本当にオマケ程度のものだけど、気に入った人は開発者の方にエールを送る意味も込めて是非課金してみよう。
このゲームにどっぷりハマった僕には少なくとも、600円以上の価値があるオマケだった。
本編で泣かされまくったのに、最後にまたオマケ要素で泣かされるとは思ってもみなかったよ笑
まとめ
プレイ後に知ったんだけど、本作は優れたアプリに贈られるGoogle Play ベスト オブ 2019の
インディー部門賞に選ばれているらしい。クオリティの高い内容だったので、納得の選出だね!
物語がすべてと言っていい作品ゆえに、どうしても詳しく解説するとネタバレになってしまうので、思い入れとは裏腹に簡素な紹介記事になってしまったのは残念。
命と愛がテーマとなっている(はず)本作の物語は是非、実際に遊んで確かめてみてほしい。
僕はボロボロ泣きながらプレイした。
虚無編を含めても2時間程度で終わる短いゲームだし、やり込み要素があるわけでもないけどきっと心に残る作品になることと思う。
クリア後にこのタイトル画面見ると、また涙が出てきちゃうんだよなぁ・・・。
後日追記:
SwitchおよびSTEAMにて追加エピソードなどを盛り込んだ完全版が配信されているようだ。
今から遊ぶなら有料だけど、こっちがいいかもね!
あとは僕がおすすめする最高の泣きゲーのご紹介。
【評価/レビュー】 OPUS 星歌の響き 【魂を揺さぶる一作】
こちらはSwitch、STEAM、Xbox、iPhoneにて配信中。
長年ゲーマーをやっているが、ゲームで大泣きしたのはこの二作ぐらいだろうか。