【評価/レビュー】 スーパーマリオUSA 【マリオ界の新風】

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やあやあ、Peter@peters_life0801です。

本日もレトロゲームのご紹介。ニンテンドーオンラインに加入していればSwitchで無料で遊べる作品の一つ、スーパーマリオUSAをやっていこう!

 

お気に入り度:★★★★☆

 

 

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どんなゲーム?

1992年に発売。メーカーはもちろん任天堂。

マリオなのに体力制、そして敵を踏んでもやっつけることができないなど今までのマリオにない、数々のヘンテコなシステムを盛り込んでいるのが特徴。

世界観も何だか変だし、敵だっておなじみのクリボーやノコノコではなく、クッパすらいない。

 

そもそもなんでUSA=アメリカなんだよ? 
と、当時は子ども心に色々疑問に思った作品だったね。

 

 

なんでUSAなの?

これずっと気になってて調べてみたら、元々は1987年に夢工場ドキドキパニックという
マリオとは全然関係ないゲームとして発売されてたみたいでさ。

こいつを北米で販売する際に
「マリオのブランド力を海外でも高めたい!」という思惑があったのか、移植に際して操作キャラクターだけマリオに書き換えられたという経緯があったんだとか。

 

夢工場ドキドキパニックの発売から実に5年後。
マリオシリーズの一つとして発売された北米版・夢工場~が日本に逆輸入され、そいつが我々が知るこのスーパーマリオUSAであったというわけ。

 

元々は、日本で発売された『夢工場ドキドキパニック』(1987年)をベースに、キャラクターをマリオシリーズのものに置き換えた作品であり、同作をアメリカなどの日本国外の市場に輸出する際、プレイヤーとなるキャラクターをマリオ達に差し替えたうえで『SUPER MARIO BROS. 2』(1988年)として発売されたソフトである。このため、日本版の『スーパーマリオブラザーズ2』(1986年)とは大きく内容が異なり、当初は国外でリリースされなかった。

その後、遅れて日本国外で発売された『SUPER MARIO BROS. 2』を日本向けに逆輸入したタイトルが、この『スーパーマリオUSA』である。日本での販売に際しては、タイトルのとおり「アメリカで発売されたゲーム」という事でユーザーの興味を引くだけでなく、ディスク用の『夢工場ドキドキパニック』をROMカセットで再発売するという意味合いも強かった[注釈 1]

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AAUSA

 

 

それと、これはつまり・・・今ではマリオシリーズの人気キャラとして大手を振るっているヘイホーなんだけど、奴の初登場は夢工場ドキドキパニックということになる。

なので実は本来はマリオとはまったく無関係のキャラクターだったんだね。

 

基本システム

 

このゲームでは画像のように、そこかしこに生えている草の上でBボタンを押して引っこ抜くことで野菜が出てくる。スマブラでピーチやデイジーが使う技として再現されてるよね。

この野菜をぶつけることで敵を倒すことができる。敵の上に乗っている状態でBを押すことで敵も持ち上げられ、野菜同様に投げつけて攻撃できるよ!

そのほかの基本操作はBダッシュにAジャンプと、従来のマリオシリーズと大差ないかな。
スーパージャンプがあるぐらいで。

※↓押しっぱでキャラクターが光り始めてからジャンプすると、通常よりも高く飛ぶことができる。
 これができないと進めない場所があるので覚えておこう!

 

 

ちょっとした探索要素もあり

これまでのマリオは一部の砦や城ステージなどを除けば、基本的に右へ進んでいればクリアできていた。コインがたくさんある隠し部屋なんかはあったけど、無視しても問題はなかったよね。

しかし本作では複数のエリアを行き来しながらカギを見つけ出して、施錠された扉の先へ進むといったステージクリアに必須の探索要素があったりする。

 

カギがある部屋には必ず無数の仮面が飾られている。

そしてカギを持ち上げるとその中の一つが動き出し、使うか捨てるかするまでどこまでもプレイヤーを追いかけて攻撃してくる。

これ、子どもの頃めっちゃくちゃ怖かったんだよね・・・ってか大人になった今でも結構怖いんだけど。トラウマにでもなってんだろうか。

 

ちなみに名前はカメーンというらしい。

 

 

キャラクター選択

マリオ、ルイージ、キノピオ、ピーチ姫の4人から選択可能。
ステージごとに選びなおせるので、気分に合わせて好きなキャラを使おう!

それぞれパワー(道具を持ち上げる動作や運搬中の速度に影響)やジャンプ力、素早さなどが異なるよ。

 

 

マリオはバランスタイプ。

ルイージはパワー弱めだけどジャンプの滞空時間が長いテクニカルタイプ。

キノピオは意外にもパワータイプ。ジャンプ力は全キャラ中最も低いんだけど、野菜や敵を引っこ抜く動作が最速で、道具を持っている間の速度低下の影響も受けない。

ピーチは4キャラ中最低のパワーでジャンプ力もキノピオの次に低い。
けれどもスマブラで再現されてる空中浮遊が使用可能で、個人的には一番使いやすい。

 

多分、これがピーチ姫とキノピオが操作できるようになった初めてのマリオなんじゃないかな。

 

謎の薬

元々がマリオとは関係のないゲームなのでツッコんでも仕方ないのかもしれないんだけど、本作では特定の位置で草を引っこ抜くと

 

 

フラスコに入った謎の薬が出てくる。

 

こいつを投げつけるとドアが出現。
入ってみると

 

 

地形が反転した裏世界? へ移動。

特定の場所で移動すると画像のようにキノコがあり、入手することで最大体力が1つ増える(ステージクリアすると初期値に戻る)。

 

ほか、裏世界で草を引っこ抜くとコインがもらえ、入手したコインの枚数分だけステージクリア時に、残機数が増える可能性のあるスロットゲームを遊ぶことができるぞ。

ただし裏世界は一定時間(10秒ぐらい?)経過で強制退出させられるので、迅速に動くべし。
キノコがあれば最優先で取りに行こう。

 

 

良かった点

マリオの世界に新たな風を吹き込んだ

前段で説明したように元はマリオとは無縁の作品。

敵やステージはそのままに操作キャラだけを書き換えたゲームなので、これまでのマリオにはなかった色んな要素が導入され、それがスタッフ的にはしっくりきたのか、本作発で定着した設定も多々。

例えばスマブラで使えるピーチの野菜ぶっこ抜き、空中浮遊なんかは本作が初出。このゲームが無ければスマブラのピーチの性能は全然違ってたろうし、ヘイホーやハックン、キャサリンらもそのまま人知れず消え去っていただろうね。

そう考えるとこの作品の誕生は、マリオシリーズにとって1つのターニングポイントであったのではないだろうか。

 

 

ゲームシステムも当時としては斬新

マリオの大ヒットを受けて横スクロールのアクションゲームはたくさん発売されたけど、その多くは攻撃方法が敵を踏んづけて倒す、武器で攻撃して倒すといったシンプルなものだった。

武器を引っこ抜いて投げつけるという、攻撃アクションにワンテンポ挟まねばならず、なおかつそれがストレスにならず楽しく感じられるというゲームは珍しかったんじゃないかなぁ。

 

他の動作をまたがねば攻撃できない、というゲームなら他にアイギーナの予言が思い浮かんだけど、あそこまでいくと攻撃がめんどくさすぎて話にならんし。

 

隠し要素が結構ある

隠しショートカット、隠し部屋などの数が従来のマリオより大分多いんじゃないかなと。

特定のキャラでしか行けないと思われる場所も何度か見かけた。

 

 

気になった点

長い!(Switch版だと問題なし)

クリアまでかかる時間が大体2時間弱。にも拘わらずセーブもパスワードもない。

さらに難易度がそこそこ高く、コンティニュー回数にも制限があるので、難しさの面でもボリュームの面でも、発売当時のキッズにクリアは困難だったのではないだろうか。

ゲームは1日1時間という格言が浸透していたこともあるしさ。

これはマリオ3なんかにも同じことが言えるんだけどね。

 

 

ただしニンテンドーオンラインで遊ぶ場合はどこでもセーブ機能があるので、この不満点は完全に解消されるよ。

 

まとめ

特殊な経緯を経て生まれた異色のマリオだが、全く別の作品であったのにその世界観が絶妙にマッチしたのか、後のシリーズに多大な影響を与えたゲーム。

Switchではこの作品のほかにスーパーマリオブラザーズ1~3が遊べるので、
当時を知らない人も是非、本家と遊び比べて何がどう違うのか、肌で感じてみてね!

操作性も良いし、よくできたアクションゲームだよ!

 

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