やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はUnpacking(アンパッキング)という作品をご紹介。
かわいらしいタイトル画面が目を引くが、はてさて中身はどうだろうか。
おすすめ度:★★★☆☆
どんなゲーム?
開発元はWitch Beam。オーストラリアはブリスベンに本拠を構えているチームらしい。
ワーホリ中に何度か訪れたけどブリスベンは良い街だぞ・・・って個人の思い出話はさておき。
対応機種はXboxにSwitch、PS、STEAMとあらゆる機種で遊ぶことができる。
タイトルになっているアンパッキングとは、荷ほどきを意味する言葉で
引っ越しを題材としたステージクリア型のパズルゲームであり、プレイヤーは段ボールから取り出した家具を新居へ配置していく。
中には定位置が決まっているものがあるが、飾りつけは割と自由にできて
とりあえず空いているスペースに収めさえすればOKというものも多い。
ほとんど何もなく殺風景な部屋。開梱して荷物を取り出していこう!
段ボールから出てくるのは絵本やおもちゃなどなど・・・
飾り付けて完成!
すべて正しくしまわれていれば、画面右下にクリアを示す星マークが現れる。
片付けてもクリアできない場合は何か、不適切な場所に配置されているアイテムがあるはずだ。
そいつは赤色でピカピカ光っているので見つけやすい。
しかるべき場所へと片付けてあげよう。
説明はない。されど物語は存在する
このゲームの面白いところは会話などは一切なく、ステージクリア時などに主人公の短いメッセージが表示されるのみなのに、ストーリー性があるところだ。
クリアごとに少しずつ時代が進んでいき、子どもだった主人公が持ち物の変化などから大人へと成長してゆくのが見て取れる。
最初は性別も分からないが、女性で絵を描くのが好きなのかな? などと部屋の内装から少しずつ人となりが見えてくる。
例えばあるステージでは、思い出が詰まっているであろう写真をコルクボードに飾り付けてゆく。
しかし恋人らしき男性と映っているものだけは一緒に貼ることができず、これは引き出しや棚の中にしまうのが正解なのだ。
定位置があるアイテムもあると述べたのはこういうことで、恐らく主人公ちゃんは失恋したんだろうね。見ていると辛くなるから、見えない位置へ片付ける。でも捨てられない。
全編を通して詳しい説明などは一切ないが、月日が経っても住居が変わっても、ずっと捨てられない大切であろう品が登場し続けたりと、断片的に得られる情報が物凄く想像力を掻き立ててくれるわけ。
気になった点
ステージは全部で8つしかなく3時間ほどで終わってしまう。
特にやりこみ要素があるわけでもないし、定価の約2千円は少し高いと感じるね。
あとは場違いな品・・・例えばトイレにフライパンなど、そういう組み合わせの設置は当然できないんだけど、見た目から一体何なのかが分からない品が多い。
なので、つかんだ時にアイテム名や説明文を簡素で良いから表示して欲しかった。
たまに違う部屋に移動させる必要のある品もあり、推察することもできず迷うことがあったものでさ。
この銀色の台形の物体は何なんだろう・・・?
まとめ: 想像、考察好きにおすすめ!
引っ越しを通して一人の人間の人生を見つめる、セリフのないドラマ。
ゲームとしては特別面白い作品ではないものの、これはアイディアが素晴らしいね。
一から十まで説明されるよりは想像の余地が残る作風が好きなので、本作は結構ツボにはまった。
数年前に紹介したおじいちゃんの記憶を巡る旅に近いものがあるかも。
心には残るけど繰り返し遊べる作品ではないことや、ゲーム面であまり語れることはないので、あっさりした記事になっちゃうのも同じだね。
すでに述べたように普通に買うのは割高感があるので、ゲームパスでのプレイをおすすめする。
2023年1月現在では配信中。
考察とかが好きな人はOPUS 星歌の響きも是非プレイして頂きたい。
こちらも投稿時点ではゲームパスで配信されており、僕の数十年に及ぶゲーマー人生において一番惚れた作品だ。なので隙あらばおすすめしている。