【評価/レビュー】  あつまれ どうぶつの森  【あつ森】

※当ブログの記事には広告やアフィリエイトが含まれております。

 

やーどうも、Peter@peters_life0801です。

記事数水増しのために長らくしょーもないプレイ日記などを書き続けていたあつまれ どうぶつの森。とうとうプレイ期間も1年を超えたのでそろそろレビューしてみよう。

(プレイ日記は中身の薄い記事だったため全削除済み)

 

光るものはあれどもボリュームの無さを筆頭に、何かと惜しすぎる残念なゲームだね。

 

お気に入り度:★★★☆☆

 

 

 

 

スポンサーリンク

概要

2020年3月発売。
日常のちょっとした変化を楽しみつつスローライフを満喫する、どうぶつの森シリーズ第7作目(スピンオフ作品などは除く)。

元々人気あるシリーズであることに加え、世界中に蔓延するコロナ禍真っ只中での発売ということもあり、巣ごもり需要によってシリーズどころかSwitch史上最高ペースで売れ続けた作品だ。

 

2020年3月20日の本ゲーム発売と同時期に発生している緊急事態宣言や世界各国のロックダウン(都市封鎖)といった新型コロナウイルスの感染拡大防止対策に伴う「巣ごもり消費」もあり、シリーズ過去最高の出足となっている[49][50]だけでなく、Nintendo Switch用ソフトの中でも過去最高ペースの売れ行きを見せている[51]。また、任天堂の株価が本ゲームの発売以降、2020年4月13日までに19%上昇、同年8月中旬には約12年ぶりの高値になったとブルームバーグなどが報じた[50][52]。本ゲームの大ヒットは任天堂の決算にも反映され、同年8月6日に発表した2020年4~6月期決算は、純利益が前年同期比6.4倍の1064億円[53]、2021年2月1日に発表した2020年4~12月期連結決算は前年同期比91.8%増の3766億円[54]、同年5月6日に発表した2021年3月期の連結決算は純利益が前期比86%増の4803億円とそれぞれ最高益を更新した[55]

 

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%82%8C_%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%B6%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%A3%AE

 

これまでは村だった舞台が無人島へと変わったのが特徴的。

条件を満たせば島の地形を変えることができたり、屋外に家具を置けるようになったことで
これまでの作品よりもプレイヤーごとの村の個性が発揮しやすくなっている。

 

 

 

スポンサーリンク

良かった点

世界各国の伝統行事や、それに関する家具の増加

無くなってしまった家具も多い中、季節限定で販売される世界中色んな国の伝統行事に使われる家具の追加。

これは今まで全く知らなかったものも多く、見かける度調べては新しい知識が増えていくので良い勉強になる。このゲームが無ければ12粒のブドウだとか、グラウンドホッグデーなんて一生知ることはなかっただろう。

知的好奇心をくすぐってくれる良い新要素だよね。

 

 

ぶつ森と相性抜群のDIY

素材を集めて家具を作るというシステムは、このシリーズになぜ今までなかったのだろうと思うほど、ゲームにマッチングしていると思う。

ただ、鉄の入手数が少なすぎたり、石も家具によっては1個作るのに数十単位で飛んでいく割には入手経路が少なすぎるのが難点なんだけどね・・・。

(1年もプレイしていれば1000近いストックができたけど)

 

ゆすったらランダムでいくらでも落ちてくる木の枝みたいに、岩叩きも制限回数なしで良いんじゃないだろうか。

 

 

新要素! 島クリエイター

DIYと並んで本作の目玉要素だと思われる新要素。

その名の通り島の地形を変更し、(ほぼ)自由に川や丘を作成したり埋め立てたりすることができる機能だ。

また、屋外にも家具を設置できるようになったことでマイデザインなども加えるとアイディア次第で
ヨーロッパ風のシャレた街や南国の楽園、素朴ながら開放感ある東南アジア風など色んな街並みを作り出せるようになった。

 

ただし・・・まあ、気になった点で後述するとしよう。

 

 

ある程度住民の選別ができる

引っ越しの話を持ち出されても確実に引き留めることが可能になったし、離島ガチャと呼ばれる
ランダムに現れる住民候補の勧誘ができるようになったので、運と時間さえあれば自分の好きなキャラクターだけで固めることが可能。

これもでもまあ、私的には良し悪しかな。

新しい住人を迎えて島の空気を換えたいと思っても、長いこといるキャラには愛着湧いちゃって、引っ越させるのはやっぱ躊躇っちゃうんだよなぁ。

 

 

気になった点

良い点に比べ項目が多いのが申し訳ないが、残念だった部分があまりにも多いので非常に長い。

 

 

過去作から無くなった要素や家具が多すぎる

前作の3DSと比較すれば大幅にスペックの上がったSwitchで何故、家具にしろシステムにしろキャラにしろ、こうも削られてしまった要素が多いのか。

 

ダイビングのように今後も随時追加されていくのかもしれないけど、発売されて早1年弱。
季節ごとにアップデートされて少しずつ要素が増えていっている感じではあるが・・・

しかしこのペースではさすがにそろそろキツくなってきたというか、以前は毎日のプレイが日課だったのに、最近では長いと1カ月近くも起動しないようになってきた。

 

お店は1年経っても未だたぬき商店のままだし(いずれアップデートでデパートになって、シャンクやレイジも常駐するようになるとは思うが)、喫茶店やリサイクルショップが追加される気配もないし、かっぺいと行くリゾートツアーもない。

 

と言うか1周年記念で大型アップデートで何か追加要素があるかと思えば、使い方の限定される家具の追加ぐらいだったし、正直もう今後に期待もできなくなってきた。

中古およびタイムトラベラー対策というのも分かりはするんだけど。

 

そしてやれることが少ない割に期間限定のレシピ&素材集めだの、何だろなぁ・・・。
退屈なのに常に時間に追われてる感じで、あんまりスローライフしてる気がしないんだよね。

 

住民との会話パターンが大幅に減っている(?)のもマイナス。
前作もこんな毎日同じ話ばっか聞かされてたっけ?

ただ、稀に初めて聞く話もあるので、アップデートでポツポツ増えてはいるのかもしれない。

そういやぁ、住人が自宅へ遊びにくるというシステムも削除されているね。
約束した時間にゲーム内にいなかったら後で怒られたり、あれ結構好きだったんだけどな。

 

そして会話パターンの少なさの一環ではあるが、しずえさんの島内放送ももう少しどうにかならなかったのか。

今日は特にお知らせはありません! ばっかだし、その後続く世間話も同じのばっかだし。

キャンパー以外の本日の来島者ぐらい教えて欲しいもんだ。

 

 

壊れる道具にもウンザリ

DIY自体は良いアイディアだと思う。
そして道具が使い込むと壊れるというのも、序盤なら全然OKなんだよ。

未開の無人島を開拓していくというコンセプト上、道具もあり合わせのもので急造した粗末なものからスタートするのは自然なことだしね。

しかしいい加減、壊れない道具は実装した方が良いと思う。
(つっても最上位である金シリーズはすでにゲーム内にあるので望みは薄いか)

いちいち作り直す、買い直すのが面倒で釣りにしろ虫捕りにしろ大分億劫になってきた今日この頃。

 

作成には素材を所持していないといけないのも面倒なんだよね。
家の倉庫に入っていたらそれを消費して作成できるようにしてほしい。

 

 

島いじりは良い要素なんだけど・・・

良い点でも言及しているけど恐らく地形をいじったり、屋外にも家具を置くことができるようになったのは本作最大の売りなのだろう。

実際、アイディアと根気さえあれば、従来の同シリーズ作品では考えられないようなオシャレな村(島)を作ることも可能で、Youtubeなんかには素敵な島を紹介する動画がたくさん挙がっている。

 

しかし・・・アイディアはともかく問題は根気の方だ。

まず家具は何故か1日につき5個までしかオーダーできない謎仕様。
そして橋や階段の建設、既に建っている建造物の移設などはリアル時間で1日必要だし、建造or移設も1軒ずつしかできない。

橋と坂はそれぞれ最大で8つまでしか設置できないのも、起伏が激しかったり
または、ヴェネツィアのような水路だらけの村を造りたい場合には数が少なすぎる。

 

そしてそれなりに面積のある島なのに、地形を1マスずつしかいじれないので、どうにも自分の思い描く町作りができないんだよね。

数日かけて階段造った!橋架けた!使いそうな家具を取り寄せた!
長い時間かけて地形も変えてみたよ!

って段階になって、やっぱ何かしっくりこないなぁ・・・ってやり直したくなることの連続でプレイ意欲も減退気味。

 

家具のオーダー数は、データ処理か何かの問題で個数制限あるのかな・・・。

にしたって地形変更ぐらいはツールで何マスもまとめて、ガバッとやらせてほしいんだよね。数時間かけて地形を大幅に変えたのに、やっぱこれじゃないってなった時の絶望感ときたらもう。

この仕様で凝った島造れてる人は本当凄いと思う。
アイディアだけじゃなく出来上がりを想像する先見性も必要だからね。

 

ほか、川を自由にいじれても海へ流れ込む場所(河口)や、広場と空港の位置を変えられないのも大きなマイナス。

 

こちら、うちの島の広場周り。

こういうのも良いかもと役所を盆地にしてみたが、やっぱりやり直したい。
しかしこれを平地に戻すには何時間かかるのかと思うと、やる気も起きないっつーね。

あと、上の画像で分かるけど階段と道路の間に微妙な隙間ができるのも大変不満。

 

 

マイデザインの扱いも残念

マイデザインを地面に敷設することができるんだけど、通った際の音が変更できないのも不満。

オシャレな道路を投稿してくれている方が多いので重宝するのだが、見た目が石造りでも
移動の際に発生する音はそこらの草むらと同じ音で違和感が凄い。

さらにYボタン押しちゃうと何故か消してしまう。
これは何故こんな仕様にしたのか理解に苦しむ。

 

 

勝手に増えていく花も面倒!

とび森の仕様をよく覚えてないけど、こんな勝手に増えまくるもんだったっけ・・・?
枯れるって要素が無くなって雨で勝手に水分が補給されるから増えていくのか。

で、確か前作はひっこ抜けばそれで終わりだったけど今作はアイテムになっちゃうのね。
そして株はそのままで、完全に処分するにはスコップで掘り起こすしかない。

しかもスタックできないので花の株1つにつき道具欄を1つ埋めてしまう。

 

しばらく放置して増えまくった花の処理が面倒ったらありゃしない。
これも島クリエイターなんかでまとめて処分させてほしいよ。

 

面倒だしそのうち整地するか―と思っていた数株の花が今やこんな状態に。
これスコップで1つ1つ掘り返し、持ち物欄が埋まったら店に売りに行くってとんでもない手間だよなぁ・・・。

 

 

大幅劣化した苦痛なだけのイベント

季節の風物詩であった魚釣り&虫取り大会が制限時間内に何匹捕れるかという、とんでもなくつまらないルールに変更されてしまった。

3分以内に捕った数に応じてポイントが貰えるという仕様だが島の地形や魚が食いつく速さなど、環境や運に左右される要素が多く、短すぎる制限時間も相まって面白さが欠片も無い、ストレスが溜まるだけのものになってしまっている。

また、制限時間の短さゆえに必然的に何回も参加することになるわけなんだけど、その都度はじまりと終わりに長い説明セリフを聞かされるテンポの悪さもうっとうしい。

 

魚や虫のサイズが撤廃されてしまっているため、そもそも大会とは名ばかりで住人と競う要素が全くない。話しかけると、負けないぞー! みたいなこと言うんだけどね笑

累計300ポイント達成でもらえる金トロフィーさえ入手すれば、現状追加の景品なども無いため
この苦行から解放されるのはありがたいが・・・。

 

ほか、季節ごとの行事イベントはまあ悪くないけど

イースターだけは忘れえぬ地獄だったな。

 

 

その他

多すぎるので以下箇条書き。

 

・家具や服に印をくれ!

これは過去作からずっと欲しいし、要望も多くあがってるはずなんだけど
一度購入した家具にはそれと分かる目印を何かつけて欲しい。

特に本作はカラーバリエーションまで出てきたので、尚更どれを買ったのか分かりにくい。
(前作にも家具のカラバリはあったが任意で加工する仕様だった)

 

 

・自力で入手できないカラバリ家具

マイルで交換する一部家具の色が島かソフトごと(?)で固定されており、別色バージョンを手に入れるには
自分の島の物とは違う色がラインナップされている他のユーザーにもらうしか入手する手立てがない。

ご丁寧に非売品扱いで入手しても通販で買い増すことはできず、複数必要ならば使う個数分だけ買ってもらう必要があるという、リアフレにすら頻繁には頼みにくい仕様になっている。

 

 

・CPUだけが行えるアクション

住民だけがアイスやドーナツ、ジュースを片手に島を練り歩いている。
こっちだって何か食べながら歩いたりしたいのよ。

前作ではテイクアウト用コーヒー頼めば飲みながら動き回ることができたのに。
アプデで座り込むジェスチャーが追加されたし、そのうち実装されるかもしれないけど・・・。

 

 

・マイレージ周りの不便さ

引換券系などは1枚ずつじゃなく複数まとめて交換できるようにしてほしい。

 

 

・流れ星めんどくさすぎ

連コン放置でもしなきゃやってられない。
月ごとの星座の欠片はかなり低確率だから、ほんの数回じゃほぼ入手できないし。

 

 

・素材のスタック数がバラバラ & 持ち物欄足りなさすぎ

過去作からは確か大幅に増えてはいるけどDIYの素材ってもんが増えたから、荷物の持ち運びに四苦八苦するのは相変わらず。釣竿や網など常用する装備品だけで10個近く埋まるしね。
(着用している服のように別枠にしてくれれば・・・)

そして一度に所持できる上限が物によって99だったり10だったり、30だったりと統一性が無い。
何でこんな仕様にしたのか。一律99じゃダメだったのか。

 

・滅多に購入できない美術品 & 来島者制限

つねきちの来島率が低すぎて美術品がなかなか購入できない上、ようやく来てくれても販売品が本物は既に持っている物だけだったり、すべて偽物ということがよくある。

 

来島者はキャンパーやフーコを除き1日1人という制限があるが、これを撤廃して2人ぐらいに増やしてくれないかな・・・。

レイジやシャンクは来たところで滅多に利用しないし、土曜はとたけけ、日曜はウリと
1週間の間に2日分も固定枠があるのもどうなのよってね。

 

 

・岩叩きが面倒

前作ではスコップ一撃で破壊でき、鉱石が入手できた岩が今作では特定の条件下でなければ破壊できない仕様に変更。

要は前作からあったベルが出てくる岩の仕様が、全ての岩に適用されたと思えばいい。
これ自体は別に構わないけど、ならば叩いた時のノックバックを無くしてほしい。
岩を叩く度に後ろに穴を掘る(ノックバック防止)の面倒くさすぎるのよ。

 

 

まとめ

 

無人島開拓に拾い集める素材から作り出すDIYと、アイディア自体は新しいどうぶつの森を目指しているようで好感を持てるものが多い。

実際、木と雑草が生い茂る他は何もない無人島に降り立ち、少しずつ開拓しながら
家を建築し、新たな住人を増やしていく序盤はすっごくワクワクした。

 

しかし開拓関係の一連のイベントは割とすぐ終わってしまうし、その後は自由にダラダラ過ごすしかないが過去作から削られた要素が多く退屈な割には、期間限定の素材やレシピ集めに追われて変に忙しい。

しかも・・・これは人にもよるだろうけど、正直期間限定イベントの家具ってクセが強くて私的にはあんまり使い道が無いのよね。

季節限定の方は趣があって良いものが多いんだけど。

じゃあ集めなきゃいいじゃんと言われそうだけど、それは悔しいって言うか、損した気分になるしさぁ。

 

マイル交換や島クリエイターなどを筆頭にUI周りの不便さが壊滅的で、長く遊び続けるほど粗が目に付くようになるのも致命的。

不便を楽しむゲームでもあるんだけど、今作はちょっと許容範囲を超えてしまってるかな。

 

んー、僕はこのシリーズは普段ゲームをしない人もゲーマーも楽しめる、正に万人向けのゲームというイメージだったけど、今作はなぁ・・・ゲーマーにはキツイんじゃないかと思う。

普段ゲームをやらない人はどうなんだろ。

 

遊ばなくなってきたし、一緒にやってたリアフレもとっくに売ってしまったので、僕もそろそろ手放そうかなぁと思うんだけど

 

 

涙目でこんなん言われると後ろ髪を引かれちゃって売れないよぉ!

なんだかんだキャラや雰囲気は好きなんだよな。
ほんと、ボリュームの無さとUI周りが改善されれば大化けするってのに、惜しいなぁ。