【評価/レビュー】 光神話 パルテナの鏡 【ピットのデビュー作!】

 

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どうも、Peter@peters_life0801です。

 

本日ご紹介するのはこちら。

スマブラで有名なもののゲーム自体はマイナーだと思われる作品、光神話・パルテナの鏡

 

 

マイナーとはいえ一応、109万本も売れてるみたいだけどね。
今と感覚が全然違うけど、多分当時でも100万本超えは多いはず。

※ちなみにスーパーマリオブラザーズは驚異の4000万本超。

 

お気に入り度:★★☆☆☆

 

 

概要

 

 

1986年にファミコンのディスクシステムにて任天堂から発売された
ステージクリア型のアクションゲーム。

 

それぞれ4つのステージで構成される3つのエリアを踏破し、最終ステージにて女神パルテナを救い出すのが目的。

全13ステージ。

 

 

 

基本システム

方向キー左右で移動、下でしゃがみ。一部の床では下を押すことですり抜けて落下する。

Aボタンでジャンプ、Bボタンで弓矢による攻撃。
上を押しながら攻撃すると真上へ向けて矢を放つことができるが、個人的にあまり使い道はないように思う。

背中の翼は見掛け倒しで飛ぶことなんてできないし、スマブラのように多段ジャンプもできない。

 

 

当時のステージクリア型アクションゲームにしては珍しく、RPGのような成長要素があり
獲得したスコアに応じてHPの最大値が上がったり、道中発見できる修行の間(仮名)では
クリアすることで特殊能力が身についたりする。

アイテムもあり、こちらは敵を倒すと得られるハートを通貨として
ステージ内に点在する扉から見つけることのできるお店にて買い物ができる。

 

 

ステージ構成は縦スクロールだったり横スクロールだったり。
各エリアのボスがいるステージは複数の小部屋を行き来しながらゴールを探す探索型、そして最終ステージのみ何故か横シューティングになっている。

 

しかし一般的な横シューと違って方向キーではなく、Aボタン押しっぱなしで上昇し、離すと下降していく。

攻撃はやはりBボタンな上に押しっぱなしで攻撃を出してくれないため、
高度を保ったまま攻撃するにはAを押しながらBを連打する必要があり、操作がしにくい。

 

 

修行

 

高速で突っ込んでくる無数のパネルのようなものを一定時間避け続ける。
Switchの巻き戻し機能がないと発狂しそうなぐらい難しい。

クリアすると3つの強化アイテムの中から1つを選んで入手することができる。

 

Fと書いてあるのが火矢。攻撃範囲が少し広がる。
弓は矢が画面端まで届くようになり、杖は攻撃判定のあるバリアを修得。
※ただしバリアは敵本体にのみ有効で飛び道具は防げない。また、どの能力もボスエリアでは無効化されてしまう。

 

個人的な入手順は杖最優先で時点で弓。火矢はあっても無くてもどっちでもいいと思う。

 

 

おまけ: ディスクシステムについて

ファミコン本体に外付けする大掛かりな周辺機器でお値段も高く、当時周りで持っている子はいなかった記憶がある。

物心がつき始める頃には、スーパーファミコンへ時代が
移行しつつあったのもあるかもしれないけど。

 

なので僕はスマブラをやるまでこのシリーズを知らなかった。
当時大人気だったスーパーマリオブラザーズの2作目も、このディスクシステムで
発売されていたため、少なくとも周りでは全然流行らなかったなぁ。

 

説明し出すと長くなりそうだし調べるのも面倒なので、もっと知りたい人は
任天堂自ら詳しく紹介してくれているのでこちらをどうぞ。

 

 

フロッピーディスク?に時代を感じるね・・・。
ってか今の若い子ってフロッピーとか知ってるんだろうか。

 

 

 

気になった点

ゲームバランスがおかしい

このゲーム、先述した通り4つのエリアに分かれているんだけども、

ぶっちゃけ

 

最初のエリアが一番難しい。

 

 

横スクロールではなく縦スクロールという特異な構成に加え、ジャンプ後の
空中での制御がやりにくい、着地後に何故か少し横に滑ってしまうなど
操作性がいまいちなせいで、落下死することが多い。

 

HPはじめ自キャラの能力が低い上に、敵が読みにくい・不可解な動きをするものが多いのも難しさに拍車をかけている。

 

 

ナスビ使い

ナスビを投げつけてくる敵。

 

 

当たるとご覧の通り、ナスビにされてしまう。
絵面はバカで笑えるけど一切の攻撃ができなくなってしまうため、割とシャレにならない。

 

治療法は一応あるけど、巻き戻し機能が無ければこれ喰らった時点で終わりそうな・・・。

 

 

ボス戦

どいつもこいつも無駄に硬い。

 

第1エリアのボスのHPが100。第2~3は200。

こちらの攻撃の基本ダメージは1で道中発見できる矢を入手することで最大5まで上がる。

攻撃力が上がるアイテムはランダムで発見できるのか、場所が決まっているのかは分からないけど僕はクリア時点で3までしか上げられなかった。

 

つまりHP200のボスを倒すには、実に67発もの攻撃をヒットさせなければならないわけだ。

しかもピットの攻撃は連射が効かず射程も短い。

 

一応、イカロス(というらしい)お助けキャラがいてそいつの攻撃力が5あるんだけど
第1エリアのボス以外は瞬殺されてしまうのであまり役には立たない。

 

動き自体は単調なので倒すのは簡単だけど、硬すぎるせいで冗長としか言いようがない。

なお、イカロスなしの正攻法で戦おうとするとステージ同様に何故か、ボスも
第1エリアのものが圧倒的に一番強い。

 

 

そしてラスボスは・・・

これまでのボスも第1エリアを除けば弱かったんだけど、
ラスボスはそれに輪をかけてかわいそうなぐらい弱い。

 

 

自機に向けてまっすぐ飛んでくるカッター(?)と斜め移動しながら
突っ込んでくる蛇をひたすら繰り出すだけ。

カッターは盾で無効化(ただし攻撃モーション中はダメージを受けてしまう)できるし、
蛇はこちらの攻撃で倒せてしまう。そもそも攻撃の軌道が単調なので避けるのも簡単。

 

目が弱点なのでその辺りでぷかぷか浮きながら、カッターを防ぎつつ攻撃連打してるだけで
簡単に倒せてしまう。HPも何故かそんなに高くない。

 

あまりに弱すぎるのでさすがに第2形態があるんだろうと思っていたら、
そのままエンディングだった・・・。

 

 

 

いや、左のこいつは何なんだよ。

 

調べてみたらどうやら、獲得したスコアなどに応じて
このエンディングのピットの姿が変わるんだってさ。

 

えーと、帽子被って服着て旗を持ったサル…でいいのかな?これは。
虫取り網を持った田舎のキッズにも見えなくもない。

 

 

 

まとめ

ファミコン時代にありがちな高難易度のアクションゲームだけど、ナスビ使いと修行を除けば理不尽とまではいかないと思う。まあでも僕は巻き戻し機能が無いと、クリアできる気があんまりしない。

スマブラでピットやパルテナを好きになり、彼らのルーツを知りたいって人はどうぞ。
パルテナはエンディングにちょろっと出てくるのみだけどね。

 

アクションの出来自体は結構良いんだけど、バランスがイマイチって感じかな。

2020年5月現在、Switchで遊べるファミコンのアクションなら
星のカービィ・夢の泉の物語、ダウンタウン熱血物語あたりがアクションの完成度が高く尚且つ、
難易度的にも万人向けなのでオススメ。

スーパーマリオブラザーズ1&3も完成度が非常に高いけど、こちらはちょっと難しいし。

 

 

 

 

 

ところで君、一体何があったの?

 

 

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