やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日は太閤立志伝V DXをご紹介。
積みゲー消化が忙しくて記事にするのをすっかり忘れていたよ。
なおSwitchとSTEAM、二つのプラットフォームで販売されているが今回はSwitch版を選択。
イベント作成機能が搭載されているSTEAM版が良いのかもしれないけど、お仕事含め
何かと作業することが多いから、パソコンでゲームやるの好きじゃないんだよね。
お気に入り度:★★★★☆
概要
2022年5月18日発売。
2004年にPS2およびPCで発売されたゲームのリマスターで、ジャンルはリコエイションゲーム。
・・・前から気になってたけどリコエイションって何よ!?
ってことでこれを機に調べてみた。
リコエイションゲーム(RÉKOEITION GAME)は、コーエー(発表当時光栄・現コーエーテクモゲームス)の造語で、同社が提唱するコンピュータRPGとシミュレーションゲームの概念を融合したコンピュータゲーム(いわゆるSRPG)の総称[1]。両者の特徴を併せ持ち、自由度の高い作品が多い。
1988年発売の『維新の嵐』以降、さまざまな作品が製作されたが、2004年発売の『太閤立志伝V』が現在最後に発売された作品となっている。
はー、聞き慣れない単語だと思っちゃいたけど造語だったのか。
ともかく本作は上の説明文通り、シミュレーションとRPGが融合したようなゲーム性で
戦国の主役たる武士は勿論、忍者や海賊、商人、浪人などなど多様な生き方で立身出世を目指すことのできる、非常に自由度の高いゲームだ。
自身が選んだ人物になりきって遊べるので、正しい意味でロールプレイング=役割を演じるゲームだと言えるかもしれない。
城攻めなんかでは敵城主と交渉ができ、単なる降伏勧告だけでなく
物資を供出させて停戦したり、城主の切腹と引き換えに他の将兵の助命→開城なんてこともできる。
こういう細かいこだわりが、主人公になりきる没入感を強めてくれるってわけだ。
戦国の世を好きに生きよう!
上で触れた通り本作は色んな種類の職業に就くことが出来る。
本命はやっぱり主役たる武士なんだけど、商人や医師として生きるのも乙なもの。
ゲーム性が結構大きく変わるので、武士以外でも新鮮な気持ちで遊ぶことが出来る。
※ただし、私見だけど忍者は武士の下位互換でつまらない。
医師として人助けに生きることも出来れば、辻斬りとして暗躍することもできちゃうのだ。
幅広い遊び方ができる分、各要素はそれほど奥深くはないので人によっては単調と感じるかもしれないし、すぐ飽きるかも。
逆に言えば何をするにも簡単で取っ付きやすいわけで、万人向けだと言うこともできるんだけどね。
(戦国が題材って時点で万人向けじゃないのは置いといて)
ミニゲームが結構楽しい!
信長の野望なんかでは大抵、内政などは命令を出せば後は自動で結果が出てくるだけなんだけど、
本作ではその成果は間に挟まれるミニゲームに左右される。
これ、嫌いだって人も多いんだけど僕個人としては面白いものが多くて好きだな。
内政以外にも各技能のレベルを上げる修行でも、それぞれに対応したミニゲームで遊ぶことが出来るのだけど、開墾、医術、建築、算術、軍学あたりは延々遊べちゃうな。
頭も使うから良い脳の体操になってるかも。
礼法と弓術が難しすぎるのはどうなんだと思うけど、ミニゲームは総評としては満足いく出来。
短時間で次々答えていく必要のある暗算は脳の活性化に良い!・・・気がする。
中毒性の高い札集め
主人公は最初は4人ぐらいだったかな?
その中からしか選択できないが、ゲーム内で他の武将との友好度を高め、彼らから“札”をもらうことで対応する人物が順次解禁されていく仕組み。
やることっていったら、ひたすらお茶会してプレゼントを贈ることの繰り返しなんだけど
使える武将や、集めた札の総数に応じて隠し要素が解放されていくのがすっごいワクワクするのさ。
まだ札を入手していない人物を探しにあちこち旅してみようって気にさせてくれるし、これは良いアクセントになっていると思う。
ただ、同じ職業でないとくれないタイプは煩わしいだけなんで、やめてほしかったかな。
使える武将が増えていく主人公札以外にも、技能や称号、名所札など色んなコレクション要素が用意されている。
気になった点
追加要素が微妙
元より完成度が非常に高いゲームだってのもあるとは思うけども、”DX” と銘打つには追加要素がいまいち足りていない感じ。
項目だけ見ていれば色々増えているんだけど、増えたのは主に技やお宝なので
ボーっとプレイしている分には気付かないような要素ばかり。
追加武将は絵柄が違いすぎるので、悪い意味で目立っているけどね。
(本作寄りに色使いは修正してあるけど、近年の信長の野望からの流用なので描き込みの差が段違い)
そして能力値エディットは札コンプじゃなく、このDXでは最初からできるようにして欲しかった。
この約20年間で再評価が進んだ武将でも、当時の評価のまま登場しているのでめちゃくちゃ弱かったりするし。
逆にこのDXで追加された武将はインフレ気味の、近年の信長の野望査定っぽい感じで
実績に対してやたら強い人物がいたり、妙な逆転現象が起こっていることも。
明石全登とか後藤又兵衛クラスでも弱すぎるんよ。
他には信長の野望みたいに寿命なしにできるとか、そういうカスタマイズ要素を増やして欲しかったかなぁ。
UIや操作性が残念すぎる
当時もこんなもんだったかは覚えてないけど、少なくとも現代基準で見るとかなり悪め。
気になる点を箇条書き。探せばもっとあるかもしれないけど、キリが無いので思いついたものだけ。
・カーソル移動は方向キーだと遅すぎ、スティックだと速すぎ。
(そもそも速さを変えている意味も良く分からない)
・合戦で早送りをするには何故かボタンを押しっぱなしにする必要がある。
・攻城戦は早送りでも遅すぎてテンポが悪い。
・砂鉄や薬草採集を早送りできないのも不便。
・部下が増えてくると主命伝達がめちゃくちゃ面倒。
一括設定はできるけど中途半端で使いづらい。
(軍備や内政優先などで大まかに指定できるけど、してほしくないことまでしようとする)
全員鉄砲調達とか普通の一括任命がほしい。
・落とした城を主君に献上する際、まとめて選択できず一城ずつ実行する必要がある。
昔の悪いところはそのまま
自由度の低い新武将作成
こちらも能力値に関する問題だけど、エディット武将の能力値を大雑把にしか設定できない。
猛将や軍師タイプなどで区分けされていて、能力値が最初から大まかに決められてしまっている。
用意された数種類の中から一つを選ぶ形式で、全能力値が高いタイプが存在しないため、本作に登場していない有能史実武将などは再現することがほぼできないのが難点。
数値変更って項目があるけど、これはすでに設定されている能力値をランダムに、誤差程度に変更できるだけなので、あまり意味はない。
昔の三国志とかもこういうタイプだった気がするけど、現代向けに自由にいじれるようにしてほしかったな~。
ミニゲームを追加して欲しかった
訓練ほか、合戦や個人戦技能の修行(模擬戦)が難しい上に時間がかかるので苦痛。
設定からスキップできるけど、そうすると結果がランダムになっちゃうし・・・。
これはなんか、ミニゲームに置き換えて欲しかったなぁ。
昔遊んでた時も訓練の主命は絶対受けなかった記憶が。
まとめ: ご新規には微妙かも?
時間泥棒だとかタイムイーターってやつで、気付けば予定時間を超過して遊んでいたりする中毒性の高いゲーム。
主君の命令だったり取得したい技能だったり、ゲーム中はほぼ絶えず何かしら目標が生まれるので
あれやってから終わろう、いやいややっぱこれもやってから、ついでにこれもやって・・・なんて具合にやめ時を見失っちゃうんだよな。
ただ、これは僕が過去にハマっていたからなわけで・・・
2022年現在に思い出補正の無いご新規さんがプレイするには、色々古臭すぎて厳しいだろうなって思ってしまう。
リメイクではなくリマスターなのでグラフィックが古さを感じるのは仕方ないけど、UIはじめ遊びにくい部分はしっかりブラッシュアップして欲しかったなと。
【評価/レビュー】 信長の野望・創造 戦国立志伝 【DLCならね…】
古き良きターン制の合戦に抵抗が無く、戦国時代が舞台の自由度が高いゲームをプレイしてみたい、なんて人には合うかも?
私的には今も変わらずめちゃくちゃ楽しいけど、あんまりお勧めできる自信は無いなってのが本音かな。
今なお根強いファンが多く結構売れたらしいので、これを機に6が製作されたら嬉しいね!