【評価/レビュー】 フィットボクシング 北斗の拳 【目指せ伝承者!】

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やあどうも、Peter@peters_life0801です。

本日はフィットボクシング北斗の拳をご紹介。
運動ってあんまり好きじゃないんだけど、こういうゲーム感覚で体動かせる作品は大好き。

(感覚って言うかゲームだけど)

 

怪我をしてしばらく休んだ時期もあるがプレイ期間は約三カ月、各データは以下のような感じの立場からの感想。

総エクササイズ時間:26時間48分36秒
推定総消費キロカロリー:13947.50kcal
総パンチ数:63525発

 

そうそう、隠しキャラに関するネタバレがあるので、気にする人は読まないでね。

 

お気に入り度:★★★★★

 

 

 

概要

2022年12月22日発売。

Switch名物・ジョイコンを利用し、その名の通りボクシングエクササイズで
プレイヤーの健康をサポートしてくれる、フィットボクシングシリーズの三作目。

これまでは登場するキャラクターはオリジナルだったが、今回はナンバリングではなく
人気漫画・北斗の拳とのコラボ作品であり、原作キャラクターとのトレーニングを楽しむことができる。

 

 

 

 

いわゆるリズムゲーでタイミングに合わせてパンチなりフットワークなりを繰り出す。

有酸素運動としてはかなり効率的なようで、自分はデイリーを40分ふつうでプレイしているのだが
消費キロカロリーは340以上は当たり前、多い時で400を超えることもあったはず。

 

 

 

ジョイコンに計測機能などは無いのであくまで目安だけど、全身を使っているからかなりのエネルギーを消費しているのは間違いない。

パンチを繰り出す腕だけでなく、足腰にもくるし約40分のメニューが終わった後は
寒くなり始めたこの時期(執筆時は11月末)でも汗がビッショリ。

エアコンなどは当然使っていないのに、タオルや着替えが必須なほどなのだ。

 

 

 

著者の体質について

僕がこのゲームを始めた理由は健康のため・・・って本作を手に取る人は多分みんなそうだろう。

 

年齢は三十代で実は肥満気味でさぁ。
175㎝の62㎏で外見は細いんだけど、中性脂肪の数値が基準を軽々超えている。

健康を気遣って食べる量や間食なんかには気を付けているし、さらにお酒は好きだが
節度を守ってガバガバ飲むわけでもないのに脂肪肝。

おまけに糖尿病予備軍だし血はドロドロ、コレステロールも余裕の基準値超えで
このままでは死にますよ(意訳)とドクターに言われ、薬で抑えている日々なのさ。

 

大好きな甘いものも控え続けてるってのにこれ全部、不摂生じゃなく遺伝が原因なんだと。

※食事、飲酒量、運動量などなど尋ねられたのだが、素晴らしい生活習慣ですねと太鼓判を押されたほどなのに。

脂肪肝は鍛えぬいて体脂肪率8%だった、二十代前半の頃にも指摘されてたもんなぁ。

あとこの辺の数値とタバコって関係あるのか知らないけど、一応言っておくと吸ったことすらない。

 

 

加えて僕の場合はどれだけ鍛えても、筋肉がほとんど付かない体質なのも大きいかも。

父親ほか、二人いる兄弟もいずれも各数値が高いのは同じなんだけど、僕と違って鍛えれば簡単に筋肉が付く
(ただし三人とも太ると外見にすぐ現れる)から、中性脂肪なんかは運動で大幅に改善できたのだとか。

 

異性の友人にもスタイル良すぎて羨ましいと言われるんだけど、体の内部はブヨブヨらしいのよね・・・。

お腹も全然出てないんだけどな。

 

とまあ今までも食生活には気を付けていたし、日々の散歩や
リングフィットアドベンチャーなど運動はしていたが、まだ足りないのかってことで有酸素運動を増やすため、このゲームに行き着いたわけだ。

遺伝だけで不健康の極みのような体質になっているのは遺憾だが、この体と付き合っていくしかないからね。

 

元々軽いので体重はこれ以上減らないと思うのだけど、次回の血液検査で数値が改善してたらいいなぁ。

半年後ぐらいの予定なので、覚えてたら追記するよ。

悪玉コレステロールなんかは遺伝の場合、生活習慣ではどうしようもできず
薬に頼るしかないみたいなのだけどね。

 

 

 

好きなキャラに鍛えてもらうって最高!

プレイできない日があると本作が恋しくなってしまうぐらい楽しんでいるのだけど、これは
北斗の拳が題材になっているからこそだと思う。

原作が大好きなのでそのキャラクターたちに励まされ、褒められながら体を動かせるのは最高だ。

SEも素晴らしく、JUST判定時のズバァン! って音がとても気持ち良く
まるでケンや強い拳法家にでもなった気分にしてくれる。

 

そして

・愛をとりもどせ
・ユリア永遠に
・SILENT SURVIVOR
・TOUGH BOY

といったテレビアニメで使用された歌のアレンジ曲が収録されているのも、大変嬉しい。

 

好きな漫画ではあるものの世代ではないため、アニメはほとんど知らないのだけどね。

(保育園時代に再放送を見ていた記憶はある)

この辺はアニメ以外のメディアでも触れる機会が多いから、十分になじみのある曲なのさ。

 

 

また、デイリーエクササイズ終了後にはスタンプを押すのだが、この動作が狂っていて好き。

 

 

まさかの残悔拳。スタンプを押すというか突くというか笑
北斗好きなら笑うしかない。

ちなみにパンチを繰り出してモヒカンを殴り飛ばすパターンもあるよ。

 

 

声の配役は良い感じ!

アニメ版はすでに亡くなられている方も多く、ゲームもいろんな会社から出るため
近年では各キャラの配役は頻繁に変わってしまうが、本作はなかなか良い感じだなと。

取り分け良かったのがケンとレイ、トキ。

 

ケンは北斗無双と同じ小西克幸氏。
奇声も上手いしハマリ役で、もう言うことは何もない。

神谷氏が無理ならばケンはもうずっとこの人で良いぐらい、今回も素晴らしい仕事をしてくれている。

 

 

レイは三浦勝之氏。
今回初めて知った方なのだけど、今まで聞いた中で個人的には一番しっくり来る配役だなと。

現代的なイケボながら、レイの初代声優の故・塩沢兼人氏を意識していそうな
色気のある声色や演技が素晴らしい。小西氏同様、奇声が上手いのも好ポイント。

「ヒャオォーウ!」ってやつね。

原作ではあれに相当する叫び声なんて実はないんだけど、レイと言えばこれよ。
ケンの「あーたたたたたた!」同様、ボイス付きの作品ではこれが上手くないと一気に評価は落ちる…と思う。

 

 

トキは堀内賢雄氏で、そんな声優詳しくない自分でも知ってる大ベテラン。
渋く落ち着いた、低めのイケボと言えばこの人。

無双の関智一氏同様、初代の土師孝也氏を意識していると思われる重厚な演技がトキにピッタリ。

 

 

ナレーションはアニメと同じ千葉繁氏。
あの独特のテンションは語るまでもなく最高だ。

 

 

 

激闘モードは良いぞ!

 

 

やってることは同じエクササイズなのだけど、それをバトルに見立てるだけで気分は大分変わる。

こちらは北斗キャラに教えてもらうのでなく、ケンシロウになりきってのプレイで
並み居るモヒカンを次々ぶっ飛ばしていくのは、デイリーとはまた異なる爽快感がある。

 

戦える強敵が5人だけと少ないのは寂しいが、簡素ながらも原作を再現した演出はあるし
ボス戦では相手がド派手な奥義を打ってくるなど雰囲気はなかなか。

 

 

 

ちなみに奥義は自分も使うことができ、勝利するとトドメとして

リアル北斗百裂拳を放つ権利を得ることができる。

 

奥義ゲージを溜めた上で勝利するのが発動条件とのことだけど、溜めずに勝つことってできるのかな?

ってぐらい簡単に溜まるので、そこは気にしなくてもいいはず。

 

そして100発に届かなくても勝利にはなるので、臆せず思い切り連打すべし。

 

 

 

ピッタリ100連打で終わると何だか嬉しい。ここで力尽きただけとも言うのだが。

僕の最高記録は105発だったかな? X(ツイッター)で公式が北斗百裂拳チャレンジなる企画をやっていたが、確認できた中で一番多かったのはなんと181発。

 

最早、北斗二百裂拳レベルだ。

 

その人の動画見てる感じ自分は一発一発が大振りすぎるんだろうけど、それでも到底真似できる数字じゃないし凄い。

あの小刻みな連打も一回試してみようか。

 

追記:

試してみたら140発いけた。
デイリーなどで50分ぐらい続けた後だったし、体力ある状態ならもうちょい伸ばせそう!

 

 

 

怪我には注意しよう!

楽しく健康になることのできる素晴らしいソフトなのだが、怪我の報告も結構見かける。

かくいう自分もあちこち、本作が原因で負傷してしまっており
どのようにして痛めたのかなど、この件に関しては別途記事にしている。

最後の方にリンクを貼ってあるので、よければ一読してほしい。

 

念のため言っておくが悪いのはこのゲームではなく僕自身なのだ。

 

 

 

 

気になった点

北斗要素は弱め

主題歌あり、おなじみのキャラがインストラクターというだけでもファンとしては大分嬉しいが、もう少し頑張ってほしいのも事実。

 

まずはキャラ不足。

ケンシロウ、シン、マミヤ、レイ、ジャギ、サウザー、ラオウ、ユリアの8名だけで
主要キャラだけでなく、ジードやアミバ、獄長といった魅力的な中ボスたちもことごとく不在。

さらにインストラクターは上記からシンとジャギを除いた6名のみ。

最も指導者に向いていそうなトキを選択できないのはあまりにも残念だし、原作が原作なので
たったの6人の中に二人も女性キャラがいるのも釈然としない。

※トキは激闘モードのナビゲーターとして登場するため、それはそれでおいしい役をもらってはいるのだが。

 

僕が特に好きなキャラはトキ、シュウ、ジュウザなのだが後の二人は登場すらせず。
せめて六聖拳ぐらいは全員登場させてほしかった。

ジュウザはまあ人気キャラなのだけど、ケンと直接関わらないからハブられがちなので分かるけどね。

 

 

次に演出。

「あべし!」や「たわば!」といった断末魔を発してくれるのは嬉しいが
秘孔を突いても、白い血を流しながら倒れるだけなので物足りない。

北斗の拳である前にフィットボクシングだからなのだろうけど、オプションで残虐表現はON/OFF設定できればなと。

アニメや無双のような演出ならそんなグロくもないのだし。

 

 

最後にショップ。
プレイして得られるポイントで買い物ができるのだが、ここも原作要素が薄いために欲しいと思えるものがあまりない。

僕の場合は各インストラクターとアニメの歌をBGM化したものぐらいしか、欲しいものはなかった。

 

キャラの別衣装を買うことができるが原作とは無関係な上、色や柄が違うだけで大まかなデザイン自体はすべて同じなので全くそそられない。

ケンなら半裸や下にシャツを着てるバージョンとか、レイなら白髪とか
ラオウなら鎧兜だとか、原作に関する衣装が欲しかった。

 

※白髪レイ自体は一応いるが、何故原作衣装で使わせてくれないのか。

 

 

その他: 少しテンポ悪め & 誤爆多し

エクササイズの中で何度もスタイル(構え)を変更するのだが、その度に基本姿勢の
確認が挟まるので少しテンポが悪く感じてしまう。

激闘モードのように姿勢確認短めでサクッと始められるよう、オプションで変更できれば良かった。

運動量と曲の長さがずれるから、その分パンチを足さなきゃならないし
調整するのが大変だろうけども。

 

誤爆に関しては本作ではなく、正確にはジョイコンに対する不満かもしれないが
+(ポーズメニュー)およびホームボタンの誤作動が多め。

長いメニューの最後の方でオールJUSTだったのに、これが原因でミスになってしまうのはかなり萎える。

自分の場合は手が大きく、指もかなり長いのでその影響が大きいのかも。

 

 

ライセンス品ではないが周辺機器として専用のグリップが販売されている。

これがあれば握り込んでもボタンに指が触れることはなさそうだし、買うのもありかな。

 

 

追記: グリップは良い感じだが・・・

プレイしにくさによるストレスがヤバくなってきたので、グリップを購入したが一長一短って感じかなぁ。

まず短所として、小指と薬指の先端が丁度ホームボタンの上に来るため、誤爆はさらに増えたような気がする。

手が小さい、指が短めの方は問題ないかもしれないが。

あと握り込むと角が食い込んで痛い。

逆に持つと誤爆は防止できるが、今度はスティックが掌に食い込んで痛いし
スティックの厚み分、手が変に浮くので親指の付け根辺りも痛めてしまうんだよなぁ。

 

長所としては、アッパーやフックでよくあったのだけど腕を振ってるのに
反応しないということが、そして肩を痛めることもなくなった。

あとオーソドックススタイルで左フック→右ストレートと続く際、なぜか左フックを打つと
勝手に右ストレートが続けて認識されてしまっていたんだけど、これも解消された。

何故改善したのかよく分かんないけど・・・

ジョイコンが元々握るのに適した形状をしていないため、パンチを打つ際に
手首や肩の角度が無意識に少しずれて、誤認識したり肩の故障に繋がっていたのだろうか。

 

それにしてもホームボタンが本当に邪魔だ。
オプションで無効化させてほしいというか、非ライセンス品でも良いので
専用コントローラー作ってほしいな。需要があるかどうかだが・・・。

 

 

まとめ

 

 

昔ゲーセンで稼働していた名作・パンチマニア北斗の拳に通ずる楽しさのある作品。

キャラの少なさや演出面はこれを知っているため、より強く感じられる不満なのかも。

登場キャラ大幅増、百裂拳のみじゃなく相手によってトドメの奥義が違う、
レイ編などなども収録した、激闘モードに特化した作品も遊んでみたいな。

需要があるかどうかが微妙なんだけど。

 

ともあれ本作は本作で素晴らしい出来なので、北斗が好きで
健康を増進したいという方は是非手に取ってみてはいかがだろうか。

先述した通り僕は元々絞れるほどの体重はないが、三カ月で10㎏痩せた方もいるそうだよ。

 

 

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