どもです、Peter@peters_life0801です。
前にスクウェアのトム・ソーヤの記事を書いたので本日はこちら、
多分有名じゃないほうのトムゲー、トム・ソーヤーの冒険をご紹介しよう。
紙粘土か何かで作ったようなキャラクターがデザインされたパッケージは、子ども心に怖かったね!
スポンサードサーチ
概要
1989年に セタ よりファミコンで発売された、トム・ソーヤ―を題材にしたアクションゲーム。
メーカーはSEGA(セガ)じゃないよ。SETA(セタ)だよ!
お間違えなきよう。
前回記事でも少し触れたが、トム・ソーヤーの冒険に関してはこちらをどうぞ。
本作が凄いのはゲームをスタートした時点でほぼオチが分かっちゃう点。
オープニングは学校での授業中にトムが居眠りしちゃうシーンだ。
トムがすっかり眠りこけるとステージ1が開始!
そう、いきなり
何があっても夢オチであることが分かっちゃうんだ。
全6ステージで基本的には横スクロールアクションなのに、何故か ”掴み” であるステージ1が最初で最後の縦シューティング。
2人で遊ぶ場合は1Pはトム、2Pはハックになる。
マリオとルイージと同じく性能差などはない。
昔のアクションゲーは大抵そうなんだけど、いかなる攻撃に当たっても即死。
自キャラの攻撃は投石で放物線を描いて飛んでいく。
最初は少し戸惑うけど慣れれば問題なし。連射もきくし操作性はそこそこ。
パワーアップアイテムを取ると攻撃方法がパチンコに代わり、弾の軌道が直線に、かつ弾速も飛躍的に向上するものの背の低い敵には当たらなくなるため、
個人的には投石攻撃の方が使いやすい。
でもまあ、いっきの竹槍に比べたら一長一短であるだけかわいいもんだ。
気になった点
原作無視。
操作キャラがトムとハック、ラスボスがインジャン・ジョーで申し訳程度にベッキーが登場するけど、トム要素っつったらそんだけでハッキリと言えば、
トム・ソーヤーである必要性が皆無な作品。
夢の中での出来事なので舞台はアメリカのミズーリ州じゃなく、各ステージはお化け屋敷だとか雲の上といったあまり現実味のないファンタジーのような世界。
1面がただの川(ミシシッピ川?)なのでそこだけ辛うじて現実味はある。
原作の舞台は架空の街なんだけど、ミシシッピ川流域という設定もあるしね。
ああでも、サメだかイルカだか出てくるんでやっぱおかしいな。
アマゾン川にはイルカいるけどミシシッピ川にはそんなもんいないしな!
敵も野生動物からお化け、果てはカミナリ様など意味不明。
(日本の、鬼のような外見で雲に乗って太鼓叩いてるあんな感じの)
各ボスもワニやゴリラ、邪神像?に巨大飛行船などトム・ソーヤ―全く関係ない。
インジャン・ジョーにしたって首長竜にまたがってるというワケ分からんスタイルで登場。
なんでトム・ソーヤ―を題材にしてこれを作ろうと思ったんだろ笑
まあ本作に限らずファミコン時代は、原作とかけ離れた意味不明なキャラゲーが結構あったんだけどね。
まとめ
原作があるせいで色々おかしく見えるけどアクションゲームとしては至って普通。
良いところはないけど、だからといって悪くもない感じ。
いきなり夢オチであることを教えてくれるオープニングや原作ガン無視のゲーム設定はともかく、システム自体は無個性すぎて特筆すべき点は無いかな。
これで突き抜けたクソゲーだったりしたら有名になってたかもしれないけど、良く言えば堅実、悪く言えば地味な出来だったせいで愛されポジションの獲得には至れなかったようだ。
トム・ソーヤーの冒険 ファミコン とかでググってもスクウェアの方ばっか出てくるもんなぁ。
【評価/レビュー】 スクウェアのトム・ソーヤ 【スクエニ黎明期の怪作】