やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はClose to the Sunというインディーズゲーをご紹介。
実績は650/1000解除済み。
プレイ時間は7時間26分となっているが、付けっぱなしで他のことをしていた時間が長いため参考にならない。
他の方の感想を見ていると大体、4時間ぐらいでクリアできるみたいだね。
特に詰まった場面もなかったし、僕もそんなもんじゃないかな。
お気に入り度:★☆☆☆☆
概要
2019年発売。開発はイタリアのチーム・Storm in a Teacup.
当初はEpic Games独占で一年後にSTEAMやXbox、PSでの配信も始まったのだとか。
ジャンルは一人称視点のアクションアドベンチャーで
お値段はSTEAMだと2050円だが、なぜかXbox版は2900円もする。
2024年1月現在、ゲームパスに対応しているので遊ぶならこちらがおすすめだ。
時は1897年。国際水域の奥深くに、ヘリオス号がいた。船体に容赦ない波が押し付けるその上には、邪悪な雲が広がっている。美しく装飾された巨大黄金彫像は、目視するのがやっとなほどの大きさでそびえ立つ。 テスラのビジョンによって生まれたヘリオス号は、エリート科学者たちの天国として機能をしていた。研究に対する解放されたユートピア、国からは独立し、社会からは孤立していた。問題と時間の限界を、どこまでも追及できる環境だ。 ジャーナリストのローズ・アーチャーは妹のアダを探すためにヘリオス号に足を踏み入れ、そこで起こっている異変に遭遇する。グランドホールは空なのだ。腐敗した人肉の臭いが充満。そして静寂。入り口に書いてある言葉は一言…検疫!
マイクロソフトストアより引用:
https://www.xbox.com/ja-jp/games/store/close-to-the-sun/9P4CBGC2HJG1
国籍関係なしに世界中から天才科学者が集められた巨大船舶 兼 研究施設のヘリオス号。
何やら異変が起きたらしく、主人公のローズはここで働いてる妹に呼ばれてやってきたところを、騒動に巻き込まれてしまう──
あらすじはこんな感じ。
雰囲気を含めバイオショックにインスパイアを受けた作品だそうなのだが
有名ではあるが僕は未プレイなので、そのことについては触れない。
グロ注意!
そこらに脳みそや内臓をぶちまけた死体が転がっているため、グロいのが苦手な人は注意しよう。
主人公の死亡時やイベントで誰かが殺される際には、出血程度で残虐描写は特にない。
背景オブジェクトみたいなもんなので個人的には気にならなかったが、マイクロソフトストアや
STEAMレビューで挙げている人をちょこちょこ見かけるから一応ね。
良かった点
雰囲気や良し!
まずグラフィックは約2000円のゲームとは思えないどころか、下手な大手のタイトルをも上回るほど綺麗。
そして舞台となるヘリオス号が魅力的。
研究員たちの住居も兼ねているため研究施設だけでなく、バーや劇場といった娯楽や
緑豊かな公園など、およそ船の中とは思えぬ豪奢な造りになっている。
19世紀のお話なのだが、現実ではあり得ぬ超科学による景色の数々は
スチームパンク好きにはたまらないのではないだろうか。
アイテムを発見しやすい・・・かも?
インタラクトできる対象に対しては画像のようなアイコンが表示されるのだけど、そこそこ離れていても出てくれるので発見しやすい・・・と思う。
かも、とか思うとか言っちゃってるが、これは後述する3D酔いのヤバさで本作の場合は
あんまり視点をグルグル動かす気が起きないからだ。
かなり注意深く見て回ったはずなのだけど、収集品は2割ほど見落としちゃってるので
細かい部分を見るのは無意識のうちに避けていたりするのかも。
あとアイコンが出るのはありがたいのだけど、インタラクトできる範囲は狭く遊びにくい。
気になった点
3D酔いがヤバい
死ぬほど酔う。
僕が酔いやすい方なのは確かだがそれにしたって本作の場合、開発した方は全員これが平気だったのだろうか。
オプションに一応カメラの揺れに関する項目があるのだが、これをOFFにしても
動く度に画面がガンガン揺れる。
移動時の横揺れはなくなるので、確かに大幅にマシにはなるのだが
それでも縦には思い切り揺れるので吐きそうになるレベルだ。
というか段差超える時とかドア開ける時とか、そもそも歩く時でもこんな視線が激しく動くことってある?
この主人公、もしかして軟体生物か何かなのか。
主観視点では珍しい待機モーションがあるのだが、画面がグワングワン揺れるので超気持ち悪い。
ゲームとしての面白さは無し
アクションアドベンチャーではあるが、敵に襲われるのはすべてイベントシーンでのみ。
そのままチェイスパートに移行するのだが、定められたルートを走破すればそれで終わり。
つまり普段は何ら脅威となるものが登場せず、じっくり落ち着いて探索なり謎解きなりできるので緊張感はまったくない。
※火災や漏電など一部に触れると死ぬトラップがあるが、落ち着いてプレイすればまず当たらない。
エネルギーの爆風をかわしながら進む場所は(ルートが説明不足過ぎて)難しかったが。
その謎解きも頭を使うようなものはなく、解いていて特に楽しいものでもなかった。
あとAボタンでジャンプできるけど、これ何か意味はあるんだろうか。
飛び越えられる場所があるわけでもなかったし、着地時に長い硬直時間があるし。
そうそう、他に短所として主人公の足の遅さを挙げる人が多いのだが僕はこれで良い。
ダッシュしても遅すぎるのは、ご指摘通り間違いないのだけど
これ以上速いと3D酔いで死ぬ。
俺たちの戦いはこれからだ!
要するに打ち切りエンド。
謎が謎を呼ぶ展開にワクワクしながら進めていたのだが、散々思わせぶりで
壮大な謎や伏線を広げるも何一つ解決、発覚せず全部投げっぱなしのまま終わってしまうとは。
なーんも説明してくれないので、プレイヤーの想像や考察に任せるにしてもこれでは情報が足りなさすぎるよ。
物語が良ければゲーム部分が良くないのにも、ある程度は目をつぶれたのだけどな。3D酔いが酷くても最後まで続けられたのは、話の内容が興味深く先が気になっていたからなのだからね。
キャラクターに魅力が全くないのも残念だった。
というか無線を通しての会話ばかりで誰とも直接対面することがほぼ無いので、どんな顔なのかもよく分からないのはちょっと。
安価なインディーズ作品なので労力を省く狙いがあったのかも、なんて思ったり。
キャラクターに表情や動きをつけるのにも手間はかかるわけだし。
あちこちに隠し要素のごとく、思わせぶりに隠されてたこの謎のマークも結局何だったの?
まとめ
インディーズとは思えぬハイクオリティなグラフィックは凄い。
凄いのだけど、それだけの作品だった。
ゲーム部分はよくないし、カメラワークはプレイヤー置いてけぼり、肝心の物語は打ち切りエンドで良い部分が本当に見た目以外にない。
怖さも全然だったし・・・と言いたいがこの作品、ホラーゲーム風ではあるが
概要、各ストアのタグなどどこを見ても、実はホラーを名乗ってはいない。
ならばまあ怖くないのも致し方なし・・・かな?
ヘリオス号の内装や設定は大好きなので、活気があった頃を見て回れる
ウォーキングシミュレーターならプレイしてみたいかも、なんて思ったりして。