やあどうも、Peter@peters_life0801です。
本日はガラにもなく買ってみたプリンセスピーチ・ショータイム!をご紹介。
メインターゲットは恐らく女児なのだろうが、たまにはカジュアルなゲームも良いかもなって思ったりしたのと、任天堂作品って意外と大人も遊べるバランスやデザインになってるってことに最近、今さらながら気付いたものでね。
(本作は外注作品のようだけど)
先に総評みたいなのを書いちゃうと
・簡単操作でかっこよく、派手なアクションが繰り出せるが難易度は低め
・しかしやり込むとなるとかなりの歯応え
というアクションゲームの教科書的とでも言おうか。入門に最適な作品だったな。
お気に入り度:★★★★☆
概要
2024年3月22日にニンテンドーSwitchにて発売されたアクションゲーム。
タイトル通りマリオシリーズのヒロインである、ピーチ姫にスポットを当てたスピンオフ作品。
ゲームの大まかな説明は自分で変に手を加えるより、公式のものの方が分かりやすいだろうから、こちらをどうぞ。
たくさんの舞台が上演されている「キラメキ劇場」にやってきたピーチ姫御一行。そこに突如現れた「グレープ劇団」により、劇場が乗っ取られてしまいます。悲劇と化した舞台を救うため、ピーチはグレープ劇団に立ち向かいます。
◆「ステラ」との協力
劇場を見守る妖精「ステラ」からもらったリボンの力で、舞台上で困っている人たちを助けたり、行く手を阻むグレープ劇団の手下と戦ったりします。◆ピーチが大変身
舞台の特別な場所に行くと、ピーチが変身。その舞台に合った衣装を身にまとったピーチは能力も変化します。華麗な剣さばきで敵を迎え撃つ剣士、証拠を集めて犯人を捜す探偵。ほかにもパティシエやカンフーの達人、忍者やカウガールなど、ピーチが変身できる衣装はさまざま。引用元:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000005023.html
劇場だけあり、各ステージは様々なジャンルの劇中が舞台となっている。
その劇に合わせた姿に変身し、個性的な能力を得たピーチを操作し、事件を解決に導くのだ。
それにしてもさらわれ役のレジェンドが、すっかりたくましくなられて・・・
戦うカッコいい女性になったのは時代の流れを感じるね。
と思ったけどこの人、マリオUSA(1988年)の頃から強かったわ。
設定的にも初期から、強いがゆえにクッパにさらわれるという側面もあったみたい。
※スーパーマリオブラザーズではクッパがキノコ王国の民の姿を変化させてしまうのだが、ピーチは
その魔法を解くことができるほどの魔力を持っているため、さらわれたんだそうな。
これは別としてクッパが姫様に惚れているというのも勿論あるが。
多彩なアクションが楽しいぞ!
本作で使用するボタンはスティックでの移動を除けば、基本的にB(攻撃)とA(ジャンプ)のみ。
特定の場所でZRを使うこともあるが、主なアクションを行う際はこの二つだけだ。
操作がシンプルなのでこれならゲーム初心者にも取っ付きやすいだろう。
でもボタン二つだけなのに、アクションが多彩ってどういうことよ?
と思われるかもしれないが、そこは本作ならではのシステムが補完してくれている。
そう、ステージに合わせてピーチが様々な衣装で登場し、能力も変わる目玉システムのことだ。
並み居る敵を華麗な剣技でなぎ倒す剣士、見つからぬよう必殺の一撃を決める忍者、ミニゲーム色の強いパティシエや探偵などなど・・・衣装によってプレイ感覚が結構ガラっと変わるため、単調さを全く感じさせない作りになっている。
個人的に一番楽しかったのはカンフー。
道中はギミックや吹っ飛ばしを利用して敵の大軍を蹴散らしていく無双プレイ、ボス戦では
派手なラッシュ攻撃を見せてくれたり、正にカンフー映画のようで爽快感抜群だった。
ピーチの魅力が詰まっている作風も素敵
色んな役を演じることで、色んな活躍のし方をするピーチを見ることができるのだけど
演出が良く、これがカッコいいし美しいしで彼女の魅力が存分に引き出されている。
戦士としてのかっこよさだったり、知的なかっこよさだったり・・・一つの作品に詰まっていることで、たった一人のキャラクターからでも色んなかっこよさを表現することができるんだな、って感心しちゃった。
武闘家に人魚、アメコミヒーローまで色々こなすが、どれもダサくなくしっかりカッコいいのはさすが姫様。
サクサク進んでテンポが良い!
モブのセリフは画像のように近付くだけで確認することができ、わざわざ話しかける必要がないタイプ。
RPGなんかではモブとの会話は攻略上は重要なものは少ないものの、その世界観を知る上では
大切だったりするが、しばしば面倒だと思うこともある行為だからね。
ジャンル違いではあるが、こうやって手早く済ませられるのはありがたい。
モブのみならずストーリーがありながらも、長ったらしい会話や演出がなくサクサク進むのも良い。
ゲームに於いては世界観やキャラクター、物語が良いならば気にならないが
基本的に操作できないシーンが長い作品は嫌いだ。だから俗にいうムービーゲーというやつは嫌悪している。
アクションでもたまに会話がやたら長いものがあったりするが、うんざりしちゃうからなぁ。
本作の物語は意外さや驚きはないけれど、王道なのでシンプルながらも悪くない。
盛り上がる見せ場は随所にしっかり用意されているし、十分楽しめる内容になっていたのも好ポイントだ。
遊びやすさも配慮されている
本作は各ステージに収拾できるアイテムがあるのだけど、取り逃しがあった場合は
画像のように穴抜けで表示されるため、攻略サイトなどに頼らなくてもある程度は自力で
隠されている場所に当たりを付けることができる。
僕はなるべく自力でコンプしたいタイプなので、この仕様には結構助けられた。
あとはアクションが苦手な人向けに、ライフの最大値を増やすアイテムが用意されているのも親切。
使用することで特定の要素が解禁できない、といったデメリットも特にないようだ。
不要ならば返却可能だし再入手も制限なくできるので、行き詰った人はこれに頼ってみよう。
気になった点
あくまでゲーマー目線であって、本作のメインターゲットであろう子どもは
気にしないんじゃないかな・・・ってものばかり。
ここで挙げるもの以外では世間の反応を見ていると、ボリューム不足だという意見を結構見かけた。
自分も正直少し感じたのだがクリアに10時間ちょい、クリア後にもやり込み要素があるので
コンプしようと思えばまだまだかかりそうだし、アクションゲームであることを考えればそんなことは無いのかなと思ったり。
まあでも各衣装につき、もう一つぐらいステージ欲しかったかも。
3ステージ目はどれも短めだったしね。
やり直しが不便
すでに述べているが本作の難易度は基本的に低いものの、完全クリアを目指そうとすると通常ステージでもそれなりに難しい。
それ自体は良いのだけど気になったのが後戻りができない仕様上、収集アイテムを取り逃してしまうと一度クリアするか、最初からやり直すしかなくなるということ。
分かれ道になっていた場合、しばしばどちらが正解なのか分からないことがあるし、
(正解の方へ進んでしまうともう戻れないが、違う方には大抵収集アイテムがある)
強制スクロールのシーンなどはステージの終盤に挿入されることが多いのに、初見では反応が
難しいものがあるので、もう少しリトライしやすい仕様にしてほしかった。
※強制スクロールシーンは敵がいたり穴があった場合、わざとやられることで直前からやり直すことができるステージもある。
最初からやり直す場合も一度クリアしていても、ムービー以外のイベントをスキップできないのも気になる。上で述べているが初見ならばテンポ良く進むように感じるのだけど、リトライはさくっとさせてほしいよね。
初見殺しがちょこちょこ
殺しというと大袈裟でクリアする分には問題ないものだが、収集物コンプをする場合は
フィギュアスケーターなど、ギミックが登場する場所をあらかじめ覚えて近くにいないと
達成できなさそうなものがいくつかあるのは気になった。
上段のリトライ機能に関する不満にも通ずる内容なのだけどね。
というかフィギュアだけ他に比べて、全体的に難しく感じたのは僕だけかな?
まとめ: アクション入門に最適!
クリアするだけなら簡単、操作もお手軽。でもやり込むとなると結構鬼畜とかわいい見た目に反して、子どもも大人も楽しめる間口の広い作品だという印象。
協力プレイはないけれど親子で楽しめそうな内容になっているので、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭におすすめしたいね。
子どものために新しくゲーム機を買ったけど、ソフトは何が良いんだろう──
そんな時に手に取るのに、最適なソフトかもしれない。
男の子だと駄目だと思うけどね!
※今は気にしないけど自分が子どもの頃は、何故か女性が主人公であるゲームや漫画に偏見を持っていた。
他の子もそうなのかは分からないが。