【評価/レビュー】 HAVEN(ヘイヴン) 【愛の逃避行!】

 

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やあどうも、Peter@peters_life0801です!

 

本日はHAVENというゲームをご紹介しよう。

タイトルのHAVENとは避難所、安息所、港、停泊所といった意味がある。

 

一時期話題になった・・・というか、鎮火させちゃダメだろって話だけどTAX HAVEN(タックスヘイヴン)のニュースでこの単語を知っている人も多いんじゃなかろうか。

 

ま、それはさておき本題へ。

本作の場合は物語の内容的に安息の地とでも訳するのが一番しっくり来るかな。

 

 

お気に入り度:★★★★★

 

 

概要

2020年12月配信開始。
対応機種はXbox oneおよびseries、PS4&5、Switch、STEAMと手広くカバーしている。

言語は少なくともXbox oneでは英語音声・日本語字幕に対応しているので、他の機種も同じだと思うんだけど。

マイクロソフトストアでのゲーム説明は以下。

 

『Haven』は、見捨てられた惑星へと逃げ込んだ2人の恋人「ケイ」と「ユウ」の逃避行を 描くアクションRPGだ。 ときには、凶暴化した生物と戦うこともあるような生活の中で、ケイとユウの力を合わせ ながら、次の日を生き延びるために謎多き土地を探索していこう。 『Haven』は、見捨てられた惑星へと逃げ込んだ2人の恋人「ケイ」と「ユウ」の逃避行を 描くアクションRPGだ。 故郷にあったすべてを捨て去り、小さな宇宙船「ネスト」で辿りついた未知の惑星。ケイ とユウの2人しかいない惑星で、愛に包まれた穏やかな時間を過ごしていた。 しかし、突然の地震が住み処でもあるネストを破壊してしまう。 どうにかネストの修理をするために惑星を探索することになった2人は、想像もしていな かった光景を目にすることになる…。 ときには、凶暴化した生物と戦うこともあるような生活の中で、ケイとユウの力を合わせ ながら、次の日を生き延びるために謎多き土地を探索していこう。

引用元:https://www.xbox.com/ja-jp/games/store/haven/9nzl91q08xrv

 

説明だけ見るとサバイバル感が強く難しそうな印象を受けてしまうが、実際は探索がメインでクラフト要素や戦闘はオマケ程度のゆるいアドベンチャーRPGだ。

 

食料は簡単に手に入るし、お腹が減っても戦闘で行動速度にデバフがかかるだけで餓死したりするわけではない。

戦闘で全滅してもゲームオーバーになるようなことはなく、付近のキャンプへ飛ばされるだけのようだ。

※1回全滅したけど危なかったね~みたいな会話があって無事だった。
 何回もやられるとゲームオーバーになる可能性もあるけど未確認。

 

 

後述するが本作は正直言ってゲームとしては微妙なのだが・・・

では何が楽しいのか。なぜ僕は高評価をしているのかを書いていこう。

 

 

 

キャラクターや独特の世界観が魅力的!

ゲーム説明にもあるが本作の主人公は “見捨てられた惑星へと逃げ込んだ2人の恋人” だ。

舞台は現代よりも遥か未来らしく、人類は普通に宇宙の各惑星で生活している。

しかし現代社会のような自由はない厳しい管理社会のようで、男女はマッチングメイカーと名付けられた制度の下、政府が選んだ者同士が強制的に結婚させられてしまうという、自由恋愛は許されない社会になっている。

 

主人公であるケイとユウはお互い深く愛し合っていたが、マッチングメイカーが選んだ相手ではない・・・
2人は自分たちの故郷から逃げ出し、オンボロ宇宙船で何とか辿り着いた惑星が物語の舞台となる。

 

基本的には3D グラフィックながら、会話では表情豊かな立ち絵がメインとなる。
2Dと3Dの使い分けや色遣いが上手く、インディーズ作品とは思えないほどグラフィックの完成度は高い。

 

 

なお、本作のような社会では当然、不満を持つ人間も多いらしいが監視体制はガッチガチで2人が逃げ出せたのは、”幾重もの奇跡に助けられた結果” に過ぎないらしい。

支配体制は大まかにしか語られず戦争こそしている様子はないが、ジョージ・オーウェルの1984年のような・・・あそこまで狂ったものではないにせよ、似たような世界なのかもしれないね。

 

※”蒸発”させられるようなことこそないが、反体制派は再調整という記憶改竄を施されたりするため
 こちらも相当ヤバい世界であることに変わりはない。

 

ディストピアものの金字塔と言えるSF小説。興味ある方にはお勧めの一冊。

 

 

惑星を探索、未開のはずなのに人類が入植しようとした痕跡を発見し、やがて追手が現れ・・・と、サバイバルではなく2人の激動の人生を描いた、物語に主軸を置いた内容となっている。

 

 

そしてこのストーリーがとにかく面白い。

特筆すべきは2人のラブラブっぷりで、これでもかとプレイヤーに見せつけてくれる笑

 

痴話めいた会話は多いし、(さすがに直接的な描写や音声はないが)ベッドシーンも結構ある。

しかしいやらしさは全く感じず、いちゃつき合いながら助け合い、時にはぶつかり合うことがあっても
生き抜こうとする2人の姿は純愛だとか、真実の愛とでも形容すればいいだろうか。

文明社会を捨ててでも本当に自分たち2人だけさえいればそれで良いんだなって、感動を覚えるほどに仲が良い。

 

そんな2人を引き立てるテキスト量も半端なく多く、全実績解除したが恐らくすべての会話シーンを網羅はできていない。

ケイとユウ、そしてこの世界観が気に入った人は虜になってしまうことだろう。

 

ロード画面のイラストも豊富でほんわかした気分にさせてくれる。

 

 

 

気になった点:ゲーム部分はいまいち

戦闘は独特なシステムもあれど単調。
攻撃属性は二つあり、大抵の場合は有効な方を選んで相手のHPを削り切ったら鎮静化を繰り返すだけ。

一部の敵には特定のタイミングでしかダメージが通らないなど、多少戦略性を要する敵もいるがお世辞にも楽しいと言えるシステムではない。

 

また、探索は地形が分かり辛く少しストレス。
レーダーだけでなくミニマップのようなものが欲しかったね。

特にファストトラベル関連が面倒で、指定した場所へ運んでくれるバーブルを呼び出せるポイントは、マップが無いならもっと目立つ見た目にするなりしてもらいたかった。

 

高所など一部の場所はこのスレッドと呼ばれるエネルギー状のレールを辿っていく必要があるのだが、これも発見し辛くて困る。

 

 

 

 

まとめ:雰囲気ゲーとしては素晴らしい!

 

クリアし終えた感想は大満足の一言。
先述した通り世界観やキャラクターがツボにハマって、話の先や結末が気になって最後まで夢中でプレイすることができた。

って言うかエンディング感動したけど、もっともっとこの2人を見ていたいなぁって思わせられるほど惹きこまれたね。

 

ディストピア + SF + ラブロマンス

こんな組み合わせにピンと来た人に是非お勧めしたいゲームだ。

合う合わないの差が激しいだろうけれど、僕はこのゲームに出会うことができて良かったって思うね!

 

 

後日追記:

この作品が好きな人にはOPUS 星歌の響きも突き刺さると思う。

ただしあちらはビターエンド(考察すればハッピーエンドだと分かるのだが)なので、本作の
突き抜けたハッピーエンドが好きな人には、そこだけ好みが分かれるかもしれない。

 

ストーリーが最高の一作なのでお勧め。

 

 

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