どうも、Peter@peters_life0801です。
何となく起動したワーコレが面白くって、またもくにお熱が再燃している今日この頃。
本日は熱血高校ドッジボール部 サッカー編をご紹介しよう。
日本でまだサッカーがそこまで流行っていなかった時代に発売された、歴史を感じさせてくれる一作だ。
お気に入り度:★★☆☆☆
概要
1990年5月発売。
ドッジボールかサッカーかどっちなんだよ!? っと一瞬混乱するようなタイトルが特徴的なサッカーゲーム。
ストーリーは
こんにちは。熱血高校サッカー部、マネージャーのみさこです。
じつは全国大会を目前にした強化合宿中、サッカー部員全員が食中毒でダウンしちゃったの。そこで思いついたのが、ドッジボール部の代理出場。
だからドッジボール部サッカー編と言うわけなのよ。これがとってもびきびきなの♡
引用元:ワールドクラシックスコレクション ゲーム説明より抜粋
といった内容でつまり、ドッジボール部員たちが出場するサッカー大会ってことで
こんなややこしいタイトルになっているわけ。
しかしサッカー部員全員って、さらっとたかしをハブってんな!
あいつ確かに使えないけど、一応サッカー部員だぞ!!
なにげにみさこのデビュー作でもある。
後にくにおたちの挽歌やリバーシティガールズでは上の画像のように
変わり果てた姿で登場したため、このみさことは別人説が囁かれたが一応、同一人物らしい。
本作ではケンカとはまるで無縁そうな女の子だが、何がどうなってあんな武闘派になったんだ笑
また、本作に登場した味方キャラクターたちのグラフィックはたかしを除き、熱血物語のモブの流用である。
げんえいとまさは初代熱血硬派にも出番は少ないながらも、モブではない主要キャラとして登場。
顔グラはモブの使い回しだけどな!
(そもそもあのゲーム、ヒロインですらモブと同じグラだし)
ゲームシステム
従来のサッカーとは異なり6対6で試合をするが、フィールドが12人で戦うスケール感で作られているので、特にスカスカでだだっ広いだとか感じるようなことはない。
任天堂スポーツシリーズのサッカーも同様の人数で、恐らく当時の技術では
22人ものキャラクターに同時に試合をさせるのが難しかったためだと思われる。
また、背後からタックルをしようが反則を取られることはないし、ロスタイムもない。
サッカーに興味が無いからどんなルールか知らんけど、オフサイドもないらしいよ。
なお、離脱中のサッカー部員たちはゲームが進むごとに1人ずつ戻ってくる。
本職だけあってみんなドッジボール部員より強いため、初期メンバーは一人また一人と減っていくことだろう。
良かった点
操作が簡単
操作できるのはMFに指定した選手だけで、チームメイトは自動で動いてくれるし
シュートやパスなど大まかに指示を出すこともできる。
良くも悪くもできることが少ないので、初心者でもすぐ慣れることができるはず。
アクの強い相手チームが魅力的
初戦の優秀院付属高校を除けば大体イカれた連中ばかりが相手。
決勝戦の四満忠も高校名がダジャレになってるぐらいでまともかな。
※沖縄の学校のようなのでしまんちゅう=島人(しまんちゅ)と掛けているのだと思われる。
僧侶はまあ仏教系の学校かなと分からなくもないけど
マタギ(猟師)だの漁師だの鉱夫だのお笑い芸人だの、果ては忍者と何かを養成する学校だらけだ。
ハーフタイムでは各校の特徴を前面に押し出した休憩シーンを見ることができる。
ご覧のようにスポーツの休憩中にガッツリ喰っちゃってたり、控室をツルハシで掘り返していたりと大体何かしらおかしな行動をしている。
ヤンキーだけで構成され、休憩中はリーゼントをセットしている死愚魔高校なんか、学校名はアレだけどかなりまともなんだよなぁ。
気になった点
・くにおくんにしては地味
反則が無いとはいえ仕様上、派手なラフプレイはできないし、移動速度は一定でダッシュもないなどアクション性にも乏しい。
他の同シリーズ作品と比べると全体的に絵面が地味で、なんかまあ・・・(当時の)普通のサッカーゲームだなと。
くにおくんらしく、フィールドに踏んでしまうとこけてしまうトラップや必殺シュートがあるけど・・・普通のシュートではまず点が入らないため、必殺シュートの応酬になるので特別感もあんまり無いんだよね。
・単調なゲーム内容
ただでさえできることが少ないのに、終盤ともなると基本的にタックルしても逆に吹き飛ばされるようになってしまうので、必然的にドリブル中の敵からボールを奪う選択肢はスライディングだけになってしまう。
また、序盤以外は普通のシュートではゴールを奪うことが困難(というか不可能?)なため
必殺シュートが相手キーパーを吹っ飛ばしてくれるかどうかを祈るだけの運ゲーになってしまうのも難点。
こうじのかっくんシュートをフィールドの上端か下端から打つと、ほぼ確実にゴールを奪えるけどこれは裏技みたいなもんだしね。
まとめ
シリーズの中ではかなり大人しめ。
ファンには怒られそうだが単調なゲームなので個人的にはいまいちで、あまり思い入れはない作品だったりする。
しかし本作の発売当時はまだJリーグもなく、サッカーはマイナーなスポーツだったので当然ゲームも少なかった。
ブーム到来前にいち早く目を付け、ゲーム化したという点はさすがの慧眼と言うべきかな?
※ただしキャプテン翼がすでに流行っていたので、必殺シュートといいあちらの影響を受けている感じはする。
88年に本作に先駆けてゲーム化もされているが、純粋なスポーツゲームではなくシミュレーション要素が強かった。
なお、数年後に発売される続編・くにおくんの熱血サッカーリーグは本作を順当に、大幅に進化させた名作だ。
くにお流ハチャメチャスポーツの一つの到達点とも言える完成度だが、残念ながら
既に時代はSFCへと移ってしまった時期のリリースであったため、知名度は低め。
近年は何度か移植されたことで、昔に比べ知名度は上がってきたけどね。
こちらも・・・というか、くにおくんシリーズは遊んだものは全部記事にするつもりだから、いずれ投稿する予定なので乞うご期待。
追記:書いた。
【評価/レビュー】 くにおくんの熱血サッカーリーグ 【進化したファミコンサッカー】
おまけ:くにおくんのカードダス
その昔、バーコードバトラーという読み取ったバーコードでキャラクターデータが生成され、戦うことができるという画期的なゲームがあった。
※バーコードバトラーについて詳しく知りたい人は以下の記事を参照してみよう。
本体に備わったスリットにバーコードの付いたカードを読みとらせ、その数値情報からキャラクターやアイテムのデータを生成し、1vs1(バーコードバトラーII2 C0では最大4人)で遊ぶゲーム。専用のカードが同梱されてはいるが、一般商品などについているバーコードを使ってオリジナルキャラクターを作ることができるというのが肝である。
そこらの商品のバーコードから強キャラを探し出すのも楽しかったんだけど、人気漫画などのキャラクターをデータ化した、バーコード付きのカードがガチャガチャで発売されたりもしたのね。
幽遊白書とかドラゴンボールなんかがあったはずなんだけど、そんな錚々たる顔ぶれがそろう中に、なんと本作のカードも混じって市販されていたんだよ!
カードのイラストはすべて描きおろしで、裏面にはキャラクターや技の設定が書かれていたはず。
他では見ることができないイラストや説明付きで、ファン垂涎のグッズなんだけど
現存するものはかなり少ないようで希少価値はなかなか高いようだ。
小さい頃何枚か持ってたんだよなぁ。
くにおのスライディングタックルとかすすむのチョモランマシュートなんてカードがあったのを覚えている。
確か当時のカードダスの相場と同じで1枚20円だったんだけど、めっちゃプレミア付いてんね!
これはくにお通でも結構知らない人が多いらしいグッズなので紹介してみた。
うちにあったカードどこいったんだろ・・・って、とっくの昔に捨てた or 捨てられちゃったんだろうなぁ。